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CFP

2015年12月26日

カーボンフットプリント(CFP)のシステム認証 維持・変更審査は無事終了する

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CFPシステム認証の維持・変更審査は審査計画書.pdfに則り、12月24日、最終日として横浜市横浜ビジネスパークイーストタワーにあるSGS Japanで行なわれた。野原浩樹審査官が主導し、事務局長、佐藤部長、TCO2の牧野氏、さらに、産環協から伊藤氏が立ち会った上で開催された。
○CFPマニュアルでは半年に1回、記録管理とうたわれている。
○内部監査では、不具合が17(ダブり記載)、観察が3、改善が5と指摘されていた。主に保管すべきところに保管されていない点が指摘される。我々は先進的なdropboxでのクラウドサーバー管理をしていて、検索一発で必要ファイルが出てくれるものの、保管場所はアナログを踏襲した考えで成り立っているのだ。少し、腑に落ちない感じもするが、これとて、PCRを改訂する必要があるのだろう。
後日、産環協と相談して仕事のやりやすいようにPCRを改訂したいものだ。
○日精ピーアール様の申請書にの審査に入る。「リサイクル運送」の箇所で距離数、161.6Kmと申告されているが、対象運送先のエビデンス書類では、都内荒川区へとなっているではないか。当該業者は荒川区であるが、処分先は静岡県富士市であることが判明し、訂正することになる。
○「リサイクル運送」のPGG計算シートを検算したところ、廃棄した紙にインキ量が乗っていない勘定になっている点を指摘される。2013年3月、PCRの策定時にこの問題は露見され、PGGの計算ソフトを直すと時間も費用もかかることもあり、インキが乗る量のCO2値は計算値でもカットオフ範囲になっていることが確認され、この形で運用されていた。PGG計算とPCRの乖離が起きていて、これをPCR上で断っておく必要があろう。
最終的に審査について以下のコメントをいただく。
�11/25に指摘された、「教育」の実施を促される。これは会員とのコミュニケーションの担保になるもので全くその通りである。
�リサイクル紙にインキの乗っていない算定については、PCRを変えるものにする。
�10回に1回の二重検証はは継続する。
�次回更新日は28年9月27日で、これまでに更新審査を完了しなければならない。よって、審査は8月から行なわなければならない。サイト審査は過去、行なっていない先を選定する必要がある。また、次回の照明書には登録会員名まで列記したものになる。産環協からのコメントとして、算定が間違いなく運用されているかを点検していただいた。審査の合否は1月末になる。
大変ためになる審査をしていただき、事務局一同、審査官、立会者に深く感謝申し上げたい。