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2013年09月12日

Print2013は大変革(3)

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Web2print expertのジェニファー・マット女史とやっと、日程調整がつき会うことができた。彼女はまさに、今風のビジネスを展開してくれている。有料web業界紙サイトの筆者であり、DSCOPの講師としてもならしている。彼女はこれからのビジネスはoffline business(アナログ)でなく、online business(デジタル)に移行して行くと説く。両ビジネスの手法は根本的に異なり、印刷人もonline business手法を意識して身につけるべきだとする。その具体的なやり方、手法を惜しげもなく、各種の講演会、webinar、無料出版本で話しかける。筆者はこのアンケートに応募した結果、彼女のチーム、6名のコンサルとの面談へとつながった。
印刷人に最適のweb2printの導入をコンサルするのが業務だとする。なぜ、このような無料資料配布ができるかを聞いてみたら、これは撒き餌でそこから有望顧客(印刷会社)とのあたりをつけていると言う。撒き餌の費用に見合う需要がついているのだ。
印刷会社がオンラインビジネスを目指すにも、十分な知見がないとソフト導入には間々して、失敗に終わったりする。そこを間違いなく、正しい、フィットした方向へ誘導するのがこのチームのミッションとしていた。こんなコンサルが成り立つ米国の印刷界に脱帽する。彼女に言わせれば、印刷会社はこれから、ハード機器もさることながら、自分に合うワークフロー構築に投資すべきとする。年度ごとに投資を重ねると、我がビジネスそのものをより差別化し、自動化した仕組みに構築できよう。これが他社、他業種の競争相手と差別化したものとなってくれる。戦略をICTで具現化できる、これが今の時代だとされた。