ニュース

展示会

2012年02月21日

すごい水なしフリーマガジンが札幌に登場

120220sogo-shoken1.jpg
オランダでのMorgenはバタフライロゴが付いた、唯一の水なし日刊紙としては、余りにも有名である。ところが、日本でも同紙に勝るとも劣らない、月2回発行のフリーマガジン、「フリッパー」が2月から登場してくれた。発行部数は83.1万部、これを779,250部をポスティングで配布している。新聞購読数が年々低下する中で、その折込みチラシの効果は利かなくなってきているのはスポンサーの認識するところであろう。札幌の主要4紙よりも高いカーバー率を行っているのはすごい。これは折り込みチラシの補完をかなりしてくれる媒体と化してきている。総合商研はこの独自の仕組みを作ったが、広告集め、制作編集、印刷加工、自社網でのポスティング、広告効果の反応調査と一気通貫してこそ、新聞の折込チラシ補完ができるようになったのだ。ここまで来るのに7年の歳月を費やした。あるときは、競合紙からの意地汚い攻勢を受け、休刊に追いこまれたこともあったが、ある事件を機に、復刊を果たし、この事業を成長軌道に乗せている。
何とこの印刷が、水なし印刷なのである。一般新聞社ができない、環境にクリーンな水なし印刷を使いっているのがみそである。品質は新聞紙以上、なにせ、軽量コート紙だから広告面の色再現が違ってくる。それでいて、環境面では水ありオフセットをはるかに凌駕する効能を持つのだ。
Morgen紙はコールドセットであり、こちらはヒートセットである点の違いがあるが、フリッパー誌は発行部数、その品質はMorgenの上を行ってくれている。
120220sogo-shoken2.jpg
正真正銘、水なし印刷で印刷されて、その認証がつけられている。
120220sogo-shoken3.JPG
2月号と2月15日号、この冊子の中にチラシが挿入されて宅配される。その宅配率は主要新聞4紙の合計以上というからすごい。紙媒体を愛する印刷人のこだわりから生まれた、地域密着媒体と言える。