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カーボンオフセット

2011年10月08日

いよいよクラウド化されたCO2排出量計算ソフト・PGGをモニターが使い出す

第3期カーボンオフセット研修会第2回研修会が10月7日、千代田プラットフォーム(CPF)で開催された。スカイプで参加された方が、2社あり、我々もスカイプをうまくこなすようになり、地方会員と主宰する我々、双方にとって大助かりの研修会となった。何しろ、インターネットの設備のある会場だと、地方の会員は東京まで来なくても、自社内のPCで受講できるのは経費面でも助かる。この研修会は、14:30から、中尾事業部長がPGGの実際の計算課題を出しての演習、また、先輩会員が如何にカ−ボンオフセット付印刷商品を売り込んで成功したかの事例解説を行ってくれた。
 13:30より始まった表題の研修会は、第2回研修生会員だけでなく、クラウド化PGGのベーター版が出来上がり、それをPGGの熟達会員5社に来ていただき、クラウド化PGGの講習会を14:30から併設させていただいた。
新・クラウド化PGGは清水宏和氏が欧米の印刷サービスCO2排出量計算ソフトとも情報交換の中で得た要素、印刷PCRで要求された要素を盛り込み、この度、計算方式、画面内容もリニューあるされて披露されることとなった。我々が今まで慣れ親しんできた積み上げ方式だけでなく、積算データー按分方式(欧州の方式、小企業にとって大変使いやすい)、および、ハイブリッド方式でこなせるようになっている。また、廃棄の部分は日本の印刷PCRを準拠する形を採用している。
14:30からモニター5社10名が502号室に移り、各自が持参したPCをクラウドに接続して、新ソフトを開いた上での講習会を開催した。この会場、502号室には有線LANは4本接続でき、無線LANは無制限に使える環境で、しかも、割安の使用料で使えたので、我々にとっては大助かりであった。
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開発者・渡辺さんがこのソフトを操作する一方で、有賀さんが新PGGの使い方を説明してくれた。参加者は持ち込んだPCでクラウドにアクセスして講習を受けた。
この新PGGは内容を開発者の渡辺秋男氏がプロジェクターに投影し、有賀さゆり氏の解説の下に実際の計算に当たった。参加者は既に従来のスタンドアロン版PGGを使いこなしている方々であり、新ソフトのよさをすぐに読み取ってもらえた。この内容を聞き、大変優れた世界的に誇れる「印刷計算量算出ソフト」と判断した。同類のソフトにはフランスのビランカルボン、ドイツのCO2 Rechnerがあるが、それらの性能をしのぎ、しかも、日本の印刷PCRの要求事項を盛り込んでくれているある種、日本の印刷人にとって最高の計算ソフトと言えよう。水なしだけでなく、水あり方式での計算ができるようにもなっている。
我々はこのソフトでカーボンオフセットを実際使いこなす上での、小口料金決済を円滑に図れる管理ソフトの開発にも着手する。このような環境を整えた後、広く日本の印刷会社にこれを使っていただける道筋をつけたい思いでいる