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カーボンオフセット

2011年07月16日

カーボンオフセット研修会-第3期第2回研修会 スカイプで実施

カーボンオフセット研修会3期第2回は7月14日(木)、午後1時30分より東京都千代田区のちよだプラットフォームでスカイプ中継のもと、富山市、滋賀県の方も参加され、会場参加の方、8名と合わせて、合計10名の参加者のもとで開催された。
冒頭、会長・田畠久義より挨拶があった。
「(社)日本WPAのカーボンオフセット事業は3期目を迎え、既に、30社以上の方が受講されている。熱心に自社の営業ツールとして使われる方がいる一方、中断されている方も見受けられるが、ぜひ、より多くの方に使っていただきたい。従来から仕入れていた、CERは既に消化し、この度、国内クレジットを仕入れて、商品を充実させ、1度食べて3度おいしいと言う、大変、味のある商品を作り上げた。一として、カーボンオフセットそのものは、低炭素化につながり、二として、国内クレジットとはお金を国内還流のできる仕組みで、地域活性化につながってくれる、三として、1トン当たり、3500円の義損金をつけて東日本大震災の復興支援につなげようとしている。
ぜひこの社会貢献度の高い印刷商品を自社の販促商品としてご活用願いたい。」
引き続き、副会長・奥継雄より、基調セミナー「地球温暖化防止(GHG削減)は、水なし印刷が最大の解決策」の講演があった。
カーボンオフセットの実施企業の事例発表として、新日本印刷株式会社 技術開発課課長 新井大輔より、今まで43件、113トンを消化した、内容の詳細と、実技の報告をしてくれた。
「義捐金付カーボンオフセットの商品化について」(社)日本WPA事務局長より、そのセールストークに及ぶ説明があった。
参加者から注目されたのは、過日、トピックス上で発表された、「バウンダリーの見直しをすると水なし印刷のCO2排出量は少ない」とする見解で、本点はより精査し、より多くの事例を積み重ねて発表したいとした。
最後に、事業部長・中尾克太により、Zundaの冊子を事例として、参加者による、各自データーでのCO2排出量計算を行ったが、ほぼ全員、正解に近い答えを出してくれた。
グループ会議のスカイプでは画像なし、音声のみとなる点、若干の混乱が見られたが、地方からわざわざ、東京に出向く手間、特に、移動に伴うCO2排出量を減らせ、環境負荷低減につながることは我々の本望ともなってくれた。
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会長・田畠久義のあいさつ、ネット環境の整った会議室で、スカイプを通し、全国3か所を中継して開催した。