一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会)は、協賛する「脱炭素チャレンジカップ2026」において、田中鉄工株式会社(佐賀県)に対し、「日本WPA最優秀未来へのはばたき賞」を授与しました。本賞は、脱炭素社会の実現に向け、将来性・創造性・波及性に優れた取り組みを実践し、今後さらなる社会的展開が期待される活動を顕彰するものです。
地域資源を活かした官民一体の脱炭素モデル「ロードカルSDGs Project」
田中鉄工株式会社は、地域の家庭や飲食店などから発生する使用済み食用油(廃食油)を回収し、アスファルト合材製造時の重油代替燃料(バイオマス燃料)として活用する官民一体型プロジェクト「ロードカルSDGs Project」を展開しています。これまで多くの地域で可燃ごみとして処分されてきた廃食油を、地域で回収し、地域の道路舗装に活用することで、CO₂排出削減と資源循環を同時に実現する地域循環型社会モデルを構築している点が高く評価されました。
市民・自治体・企業をつなぐ共創の仕組み
同社はBtoB企業でありながら、自治体や小売店、市民に直接働きかける独自のアプローチを実践しています。
全国各地の自治体や小売店と連携し、廃食油回収ボックスの設置、啓発型CMの放映、環境教育の実施などを通じて、市民参加型の資源循環の仕組みを構築してきました。その結果、複数の地域で廃食油回収量が大幅に増加し、アスファルト製造時に使用する燃料の一部をバイオマス燃料へ置き換えることで、道路舗装業界の脱炭素化を着実に前進させています。
脱炭素と経済活動の両立を目指して
田中鉄工株式会社は、道路舗装業界のカーボンニュートラル実現を経営戦略の重要な柱に位置づけ、全国のグリーンサプライチェーンと連携した取り組みを推進しています。廃食油の混焼を可能にした「GXアスファルトプラント」は、国の省エネルギー関連支援事業の対象「先進枠」にも採択されており、技術革新と社会実装の両面から脱炭素社会の実現に貢献しています。
日本WPAは、田中鉄工株式会社の取り組みを、「企業・行政・市民が立場を越えて連携し、地域から脱炭素を実現する先進的なモデル」
として高く評価し、「日本WPA最優秀未来へのはばたき賞」を授与しました。本取り組みが全国へ広がり、持続可能で循環型の社会づくりがさらに加速することを期待しています。
脱炭素チャレンジカップについてはこちら https://www.zenkoku-net.org/datsutanso/
田中鉄工株式会社についてはこちら https://tanaka-iron-works.com/



