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カーボンニュートラル印刷

2023年07月20日

広がるカーボンオフセットの活用(紙器印刷、デジタル印刷)

日本WPAが推進する印刷物へのカーボンオフセットの活用しが拡大している。オフセット(相殺)したCO2量は、9000トンを超えているが、その要因には、活用印刷分野の拡大が寄与している。

一例として、精英堂印刷(山形県米沢市:安部幸裕長:https://www.seieido.co.jp/)が制作した「カーボンオフセットを採用したパッケージ印刷}の写真を掲載する。該社はパッケージ印刷以外にも、シールラベル印刷も得意としており、3年連続でシールラベルコンテストで最高賞を受賞しており、この分野でのカーボンオフセットでも実績を積んでいる。

 

デジタル印刷分野でも、日本WPAのCO2排出量算定ソフトウエアであるPGGを使用して、印刷時のCO2排出量の算定とカーボンオフセットの活用が可能になった。トナー方式では、株式会社リコー製の印刷機、インクジェット方式では富士フイルム制の印刷機で採用可能となっている。

また、既報の通り、カーボンオフセットをの活用をしたカーボンニュートラル印刷は、企業・団体の日常活動に関するPR関連の印刷物、IR関連の印刷物を中心として、地方自治体の広報誌など行政関係印刷物、大学などの教育関係印刷物、定期刊行物、社内報、名刺や社用封筒などの事務用品などへオフセット印刷のあらゆる分野で採用が拡大している。

パーッケージ印刷、シールラベル印刷などでの新印刷分野での活用、デジタル印刷での活用など、カーボンオフセットによりカーボンニュートラル印刷のますますの拡大が期待される。