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VOC測定、削減

2007年12月06日

オフセット印刷のVOC排出抑制対策

日本WPA理事会は12月6日に開催されたが、その席にPEマネージメントの寺田勝昭氏をお呼びし、印刷業の抱える環境問題、オフセット印刷のVOC排出抑制対策につきお話をいただいた。その一部に触れるが、VOC抑制の取り組みの見解を以下記述する。水なし印刷にエールを送っていただき、勇気づけられた。
印刷業はVOCの三大排出産業*で排出抑制の大きな責任を負っている。国は大気汚染防止法を改正しVOCの排出量を平成22年度までに30%(12年度比)削減することを目指している。法の仕組みは直接規制と自主取組みのベストミックスで平成18年4月に施行された。
※�総合工事業(建造物塗装)13%�輸送機器業(自動車等塗装)11%�印刷業10%/平成12年度H19/3:VOC排出インベントリ検討会資料
オフセット印刷は大型の輪転印刷機を除き、大部分が自主的取組み対象施設で、日印産連VOC排出抑制自主行動計画に従いVOC排出抑制活動を実施することになっている。
 なお、輪転印刷の場合、能力が7,000Nm3/時以上の送風機(抑脆機)を装備している印刷機が対象となり、排出口でのVOC濃度の測定(2回/年)と400ppmC以下での排出が義務化された。(猶予期間あり)
1.オフセット印刷工程からのVOC排出量の把握
 主な発生源は印刷インキ、湿し水、洗浄剤に含まれるVOC成分*で、準備作業や印刷中の印刷機および廃液や廃ウエスから放出される。
2.印刷インキ
3.湿し水
4.洗浄剤
5.自動洗浄装置の標準設定時の洗浄剤の試算量
6.自動洗浄装置
7.洗浄剤の低VOC化
・水洗浄については水洗浄性インキの開発と合わせて日本WPAとDICが取り組んでおり、先日のIGASで発表された。
8.作業手順の順守
9.洗浄廃液回収装置
10.水なし印刷のVOC抑制効果
 水なし印刷を導入する企業が増加している。特に複葉両面機の導入に件い切り替えるケースが顕著である。湿し水からのVOC排出量は皆無となりそのVOC排出抑制効果は大きい。但し、印刷インキや洗浄剤からのVOC排出は水あり印刷と同じ条件であり、ノンVOCインキヘの転換や水洗浄システムの取り組みの継続が重要である。

11.まとめ