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展示会

2007年09月21日

日本WPAの実演で新洗浄液でのVOC発生の低さを実証

IGAS展の日本WPA・東レブースでは、桜井グラフィックシステムズのオリバー菊半歳4色機、OL466SDを設置し、大日本インキ化学工業が開発した、水洗浄性インキW2での洗浄時のVOC発生の低さを確認するため、計測機(Micro-FID)を持ち込んで、ライブで計測の結果を表示した。
実演によって、その数値は振れたが、筆者が見たときは、新洗浄液WW-1でのVOC発生量は500ppm以下、他方、洗油で洗浄したときは、瞬間、5000ppmの値を示していた。なんとその差は、1/10に収まっていた。なぜこんなことができるのであろうか?
demo IGAS07.JPG
日本WPA・東レブースで洗浄時のVOC発生の比較を実演
ここで使用したインキは、大日本インキ化学工業が丹精込めて環境配慮のもとに作り上げた新しいタイプのインキである。
●水洗浄性100%植物油型枚葉水なしインキ「ナチュラリス100 W2」
湿し水を使用しない水なし印刷は環境負荷の少ない印刷方式として注目を集めている。
このインキでは、石油系溶剤を含まないノンVOCインキを使用することにより、より一層、環境に配慮した印刷が実現できたのだ。
さらに、インキの洗浄工程でのVOC低減が大きなテーマとなっているが、ナチュラリス100 W2では、水洗浄性を有する100%植物油型の水なしインキとなっていて、水系洗浄剤で洗浄できるのだ。
●ナテユラリス100 W2の環境優位性…100%植物型VOC成分ゼロ+水洗浄性
『ナチュラリス100』の最高水準の環境保全性を継承し、石油系溶剤を完全に排除している。大気汚染の防止と、資源の有効活用に貢献してくれる。洗浄工程において溶剤系洗浄剤のかわりに、ナチュラリス100 W2専用の水系洗浄剤を使用することにより、洗浄工程におけるVOCを大幅に低減することができるようになった。
水なし印刷のバタフライマークとあわせ、より一層、環境に配慮した印刷が実現できるようになった。
●ナテュラリス100 W2の印刷適性‥‥‥優れた機上安定理と印刷品質
流動性と地汚れ性とのバランス化を図り、シャープな網点再現とべタ着肉性を両立してくれている。水なし印刷のポイントである温度安定領域も広く、印刷開始から終了時までの変化(経時変化)を抑制している。棒積み適性・追い刷り適性を付与し、生産性を損なうことなく、環境貢献度の高い印刷が可能なインキである。
■インキ成分の構成比(%)
成分    ドライオカラー ドライオカラーナチュラリス  ナチュラリス100 W2
      (一般インキ)    (大豆油インキ)         (ノンVOCインキ)
顔料    10~20    10~20 0~20
樹脂    30~30     25~30           20~30
植物油   10~15    0               5~15
大豆油   0         20~25           25~40
石油系溶剤 30~40     25~30          
助剤    3~7       3~7             3~7
合計    1 0 0      1 0 0             1 0 0