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2007年09月07日

東レ(株)がIGAS2007のプレスリリース・新商品紹介を実施。

当会の賛助会員である東レ(株)が、IGAS2007の事前プレスリリースと新商品の紹介を行った。
以下は発表資料。
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東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:榊原定征、以下「東レ」)は、9月21日から東京ビッグサイトにて開催されるInternational Graphic Arts Show 2007(以下「IGAS2007」)に、新開発の水なしケミカルレスCTP版「INNOVA(イノーバ)」、感光性樹脂凸版「Torelief CTP」および感光性フレキソ版材「Toreflex CTP」を出展いたします。
環境保全に関する様々な法律が施行され、印刷業界でも環境保全への取り組みが活発化していますが、我々資材メーカーに対しても環境配慮型商品のタイムリーな開発が強く求められています。このご要望にお応えすべく、東レ株式会社では、今回のIGAS展示会に於いて、以下の新製品をご紹介致します。
東レ水なし平版は、「現像工程で回収廃液が発生しない事」、また、「印刷工程で湿し水を使用しない事」から、『環境配慮型の印刷材料』として既に高いご評価を頂いておりますが、更に、現像工程におけるケミカルレス化のご要望にお応えすべく、水なしケミカルレスCTP版”INNOVA(イノーバ)”を開発致しました。株式会社桜井グラフィックシステムズの「OLIVER466」による印刷実演を行い、「INNOVA」が提供する環境配慮印刷システムを体感していただきます。
また、今後も市場成長が期待されるパッケージ印刷分野での展開が注目を集める樹脂凸版・フレキソ版印刷においてもCTP化が工程・品質改善の鍵と考えられており、東レは感光性樹脂凸版「Torelief CTP(WF-II Type)」及び感光性フレキソ版材「ToreflexCTP(MRQ Type)」を開発いたしました。共に従来(アナログ)版同様の水現像方式を採用しつつ、従来(アナログ)版に比べ、写真ハイライト部のディテール再現が向上する事や、グラデーションをより滑らかに再現できることが最大の特徴です。
「Torelief」につきましては、欧米で業界標準版となっている「Y Type(国内ではT Type)」のCTP版を一昨年海外で先行発売し、昨年秋に国内での上市も果たしましたが、国内及びアジア地区のお客様の声にお応えして、「WF-II Type」のCTP版上市の鋭意開発を進めて参りました。近日発売出来る見通しとなり、今回IGAS展に出展致します。
 東レはコーポレートスローガン「Innovation by Chemistry」のもと、独自の高分子・感光性材料技術、成膜・薄膜コーティング技術を活用し、印刷業界の未来を担う革新的な環境配慮型印刷材料を提供して参ります。
【展示製品ラインナップ】
1.水なしケミカルレスCTP版「INNOVA(イノーバ)」 (参考出品、近日発売予定)
 (1)究極の環境対応、水なしケミカルレスCTP版
   ?通常のサーマルCTPセッターでの描画後、現像液などの処理液を一切使用せず、
     専用水洗ユニットで水洗いする簡単な処理で刷版が作成可能です。
   ?従来の水なし平版では、表面保護のカバーフィルムを使用しておりましたが、    
     INNOVAでは、カバーフィルム・レスと致しました。
 
 (2)検版性
   刷版は検版でき、cc-dotでも読みとりが可能です。
 (3)「INNOVA」専用 水洗ユニット
   ?水道水の給排水とブラシのみのシンプルな構造です。
   ?従来の水なし自動現像機に比べ、高速処理が可能でコンパクトな設計です。
   ?日常メンテナンスも簡単な清掃と定期的な注油のみです。
   ?もちろん回収廃液は発生いたしません。
 (4)従来のサーマルセッターで出力可能
   ?通常のサーマルCTPセッターでご使用頂けます。
   ?来春までに各セッターメーカーの認証を取得し、量産販売の予定                                   
2.感光性樹脂凸版「ToreliefCTP(Y Type(国内ではT Type))(発売中)
 感光性樹脂凸版「ToreliefCTP(WF-II Type)」(参考出品、近日発売予定)
 感光性フレキソ版「ToreflexCTP(MRQ Type)」(参考出品)
 (1)印刷品質が向上
  アナログ版に比べて再現性・露光ラチチュードが一段と向上。
  アナログ版で再現不可能であった高精細な網点再現も可能となり、
  仕上がり品質が劇的に向上します。
 (2)製版作業がよりシンプルに
   ネガフィルムが不要となることで、焼きぼけや異物噛み込みなどの製版ミスも
   発生しにくくなり、無駄な焼き直しが大幅に削減出来ます。
                                                    以上
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