東洋インキグループ創立100周年記念プライベートショウが7月25日‐26日、ザ・プリンスパークタワー東京で開催された。
先進国での印刷出荷高は実質ダウンする閉そく感の漂う中にあって、印刷技術を見直し、未来への夢を膨らませてくれる、「活気の素」を与えてくれた催事であった。決してモノ売りを前面に出したものでなく、参加者への大きなソリューション、ヒントを与えてくれた。
セミナー、「FRID用印刷型導電材料とその応用展開」を興味深く聞かせていただいたが、講師、大春敬氏のプレゼンは印刷技術をさらに進化させてより高付加価値への転用を目指すもので、実現の可能性の高い技術である。具体的な落としこみにも触れられ、Printed Electronics市場が求める印刷技術の進化と言う点では、「水なしオフセット印刷」がその頂点を極めていこうという見方を示された。
日本WPAの中に、Printed Electronics研究会を設け、水なし印刷技術をPrinted Electronicsに転用させる勉強を重ねているが、ある会員はこの度、新連携にのっとる認定企業の申請を行い、過日、その認定を得ることができた。その研究テーマは、まさしくPrinted Electronicsの1項目であった。
説明スライドの内容の一部