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セミナー・見学会

2005年04月24日

講演「中小企業こそ、循環・共生型の仕組で生き抜こう!」

平成17年4月22日(金) 184名様出席者の下で盛会裏に開催できました。ご参集誠に有難うございました。以下、講演録です。
講師:東京都教育庁総務部契約管財課 赤羽 哲様
「青空が大きく見えた子供の日」と都民から感謝の言葉をいただいた。このことは、国に先駆けてディーゼル規制を柱とする「環境確保条例」を定め、施策を着実に推進して多くの都民の共感と支持を得た成果である。
出る杭は打たれる。前例がないからやらない。常識の更新を図らない企業は、雪印や三菱自動車のように存亡の危機を迎える。また、赤城の山も今宵限りのセリフでNHK会長を辞任し、翌日相談役に就任したが、更なる辞任で混迷の極めを創造した大企業病もある。
一方、「前例が無いだからやる」方針で、アサヒビールを奇跡の復活に導いた樋口広太郎氏、「風で織るタオル」をネーミングに、独自の差別化に成功し、世界に冠たる中小企業に成長させた、愛媛県今治市の池内タオル(株)の敬服すべき経営者もいる。
(注・常識の更新をはかれない方、会社とは社会正義上取引は許されない。環境へ配慮される会社は取引対象の大きな条件と考える。さらに、社会弱者へ配慮した印刷ものづくりをしていただきたい。)
1 音の出る印刷物について
視覚障害者の場合、印刷物を受け取っても何が書いてあるか解りません。そこで、情報提供の方策として、SPコードが開発されました。大きさと概要は、縦横18ミリ(切手程度)で1つのコードで800文字を凝縮することができます。
専用の読み取り機で再生が可能であり、区のバリアフリーマップや銀行協会案内・会社案内などに多く利用されるようになってきました。
SPコード印刷及び疑義照会先
日本視覚障がい情報普及支援協会  03?3208?5023
 
2 新商品の開発に向けて
燃やすと黒煙、3K職場の解消、日本の山を守る、東京=地方、A版に対応する、
子供にとって・・のコンセプトの基に、ウディー君(間伐材机)・エコさん(ゴム廃材)の呼称で開発したエコロジー型の児童・生徒机・椅子。
3 印刷のプロとして 
OA機器の普及や高性能化により、オンデマンド印刷や高品位印刷が家庭でも可能です。また、インターネットにより、活字媒体から電子データで確認なども可能です。   
一般的な印刷契約に当たり、製造固定費(企画・原稿料・フィルム経費など)と製造変動費(印刷・製本・用紙代など)が必要ですが、発注する側はあまり製造固定費については考慮しません。その理由を考えたことがありますか? だから、製造固定費が着目される点なのです。
会社案内の失敗例、このような印刷(物)ができれば・・・・。
(注・環境をうたい文句にする会社が、環境ロゴをつけた自社カタログを制作されていたが、その表紙はプレスコート加工されていた。環境を思うコンセプトに統一していただきたい。)
4 これまでの経験を生かし
都立城東高校の創設に参画して、都立工芸高校の改築を担当して、大学院卒の新規採用教員の免職に当たり、郷土を想いて・・・。
5 発注する側として
  1 このような企業には仕事の発注はしたくない
  2 検査が終了したら速やかに支払え
  3 もっと、もっとPRをしてください!
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会場風景