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2005年03月09日

バタフライロゴがCSR読本で不正表示

上場A社のCSR (企業倫理と企業の社会的責任) 読本で起きる
16年12月に我が会会員?社が、偶然の機会にA社のCSR読本に、不正使用のバタフライロゴの表示を見つけました。早速、当該会社の広報部に我々は赴き、担当者と面談しました。
既に、外部にこの読本を4000部ほど配布してしまっていて、担当者も平身低頭で応対してくれました。そもそもこの起きた背景は、ちょっとしたミスが重なったものでした。A社にとっては始めてのCSR読本につき、そのデザインコンペを数社の制作会社にさせていたのです。その中のB制作会社が提出した内容とデザインに気に入り、これを採用することになりました。
B制作会社のデザインはR100再生紙、大豆油インキ、バタフライロゴを採用し、CSRイメージとのマッチングを掲げ、これが採用のポイントの一つとなったのです。そして、その印刷は数社の印刷会社の入札で、A社へ古くから出入りしていたC印刷会社が落札しました。C社にとおてはバタフライロゴが初めてのことで、その予備知識もなく、仲間のD社に水なし印刷の下請け方を依頼します。ところが同社も十分な水なし印刷の知識もなく、E紙商に適切なる下請け先を捜すように依頼しました。結局、我が会員X社にこの印刷物の刷りの依頼は、何段階を経て受けることになります。
さらに、悪いことに「アタリ版下」としてB制作会社がつけていたバタフライロゴが、多段階をくぐるうちにフィルム製版され、版に焼かれて最終のX社に印刷依頼が来たのでした。X社も悪気もなく、通常の仕事の流れに乗せて印刷して納めてしまいました。
あることがきっかけで、X社社長がこのロゴの汚さに注目しよく調べたら、印刷物からコピーした偽物であることが判明しました。
CSR読本に偽物ロゴがつくとは、ことがことだけに、A社と直に掛け合った次第です。早速、A社は関係筋に訂正と謝罪文連絡の手はずをとりました。同時に、在庫読本にも訂正文を差し込むことにし、自社のHP上でもこの断り文言を入れることになりました。
ちょっとしたミスが悪気はなかったのですが、結果、ロゴの不正使用と言う結末を引き起こしましたが、ロゴのアタリ版下の差し替えは会員各位も十分に気をつけていただきたいものです。バタフライロゴは商標登録されているものです。この環境ロゴの価値をより高めるよう、使用者の皆様の一層のご理解とご協力をお願いします。
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