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脱炭素

2021年03月20日

脱炭素チャレンジカップ2021で「日本WPA最優秀未来へのはばたき賞」を贈呈した「せいわエコクラブ」の活動(続報)

脱炭素チャレンジカップで顕彰した「せいわエコクラブ」の年度末の集まりに参加した。
本番の表彰式はオンライ形式だったが、改めて「日本WPA最優秀未来へのはばたき賞」をリアルで贈呈した。
せいわエコクラブは、1,670のクラブが活動している全国こどもエコクラブの一員で、全国の参加メンバーは、86,165人(3月1日時点)に達する。
 せいわエコクラブの活動の共通テーマ「水はどこから」である。「川のはじまり」から「森はみどりのダム」で豊かになり、「森の水が水道水になる」までの過程を、素晴らしいイラストで説明した冊子が制作されている。
いろんなテーマでの活動が、毎月1,2回は実施されている。エコに関するテーマを直接体験し、自ら考える具体的な貴重な活動である。
例えば、地球温暖化問題では、実際に木が吸収するCO2量を計測し、生物多様性に関しては、天然記念物のイタセンパラ(淀川に生育)の保護活動や海辺での生きもの調査を行い、水資源の管理・保護では、琵琶湖湖西地区の森林での間伐作業を実施している。
他には、大気汚染防止に関してNO2濃度の簡易測定機による調査を行って上で、青森県のこどもクラブとの調査結果の交換し、都市の大気の汚染を実感したり、味噌の手作りやしめ縄つくりなど日本の伝統を守る活動も行っている。更にはSDGsの勉強会も開いている。ゴミ、リサイクル活動にも熱心に取り組み、エコバッグも手作りしておりゴミ拾いは日常化している。

 このように、環境、エコに関するこのような幅広い活動は、ホームページでも紹介されている。http://www.j-ecoclub.jp/ecoreport/profile.php?id=214
しかし、何よりも素晴らしいのは、活動に参加したメンバーが、手作りの絵日記や壁新聞で自らの活動を自分の言葉で表現、発信し、環境、エコ活動を実体験で学んでいることである。地球環境の未来が、彼ら子どもたちの活動によって、改善されることに希望を持てる「せいわエコクラブ」の年度末の集まりであった。