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3Wインキ

2020年11月17日

技術の粋がつまった日本最高のラベルは、3Wインキを使用し水なし印刷で製造

 精英堂印刷株式会社(山形県米沢市:井上吉昭社長:http://www.seieido.co.jp/)のラベルが、第30回シールラベルコンテストで、最高賞の「経済産業大臣賞」を,6年ぶり6度目の受賞した。更に第2位の賞となる「経済産業省商務情報政策局長賞」と、「全日本シール印刷協同組合連合会会長賞」も受賞した。全て、水なし印刷を採用した「高品質と環境優位性」が両立する世界に類のないラベルである。

精英堂印刷(株)では、ラベル印刷は全て水なし印刷採用で、かつ3Wインキを使用している。3Wインキは、水系洗浄液で洗浄可能であり、印刷時も印刷後の洗浄時にも、一切VOCを全く発生しないシステムであり、T&K TOKAが販売している。
シールラベルコンテストに応募した作品は、実商品のラベルであることから当然コストを意識した製品である。極限のオフセット技術を追求しつつも、基本的にはインラインエンボス加工加えたワンパスでのオフセット印刷で製造されている。ここに、水なし印刷の忠実な色再現性、高精細印刷、高度な見当精度が生かされている。

 シールラベルコンテストでの受賞作品について、精英堂印刷(株)のHPでは、以下のように説明されている。

秋田県由利本荘市 天寿酒造株式会社様の「純米吟醸 春の夜“月と櫻”720ml」のラベル(経済産業大臣賞
遠く離れた月と目前に咲く桜をイメージし、月と桜の絵柄の間に和紙風の模様を貼り合わせることによって遠近感を演出しています。月の周りには極細線の編み込み柄で雲を描き、儚くも美しい春の夜を表現しました。

 

千葉県松戸市 福徳長酒類株式会社様の本格麦焼酎「UMAMUGI(うまむぎ)900ml」のラベル(経済産業省商務情報政策局長賞

背景のマーブル模様は最小0.1mmの極細線を組み合わせて鮮やかな色彩を表現しています。商品名のUMAMUGI(うまむぎ)と、商品の特長である国産大麦100%使用の文字は、エンブレム状に浮き出させて重厚感を出すことで、コクを極めたリッチな味わいの焼酎をイメージしました。

 

宮城県 株式会社一ノ蔵様の、2020年春の季節限定商品「花笑む純米酒 720ml」のラベル。(全日本シール印刷協同組合連合会会長賞)

型押しとニス加工を組み合わせて花と蝶を描き、花の輪郭は原紙の光沢を活かした細かいドット柄で表現することで、光の反射できらめく華やかなラベルに仕上げました。