よくあるご質問

Q5

水なし印刷は技術的に難しくないですか?

A5

特別難しいことはありません。

水なし版がCTP化したことにより、作業性、経済性、品質面が大幅に改善

UV印刷時においてもUV印刷版が製品化されており、採用事例が増えています。

水なし印刷管理幅の広がり

水なし印刷は、湿し水を使用しないため、印刷環境や印刷機の温度条件に合ったインキ選択が最も重要となります。例えば、冬場に印刷工場が冷えて、水あり印刷時にもインキを柔らかくして使用しているような環境では、硬いインキを使用すると、着肉不良などの不具合が発生します。逆に、夏場に空調の効きが悪く、高温になる印刷現場の場合に柔らかいインキを使用すると、地汚れが容易に発生いたします。
インキメーカーや、同一インキメーカーでもインキのタイプによって温度対応幅が異なります。
例えば、使用しているインキが中口の場合、地汚れが発生した場合は、地汚れ防止液AT-50を約1%添加することで、1ランク硬い固さのインキになります。そうすることで、一時しのぎは可能となります。このような状況が発生する場合は、1ランク硬いインキを準備することを推奨します。
逆に、冬場などで寒い時に着肉が悪い場合は、コンパウンドなどを約3%添加することで、1ランク柔らかい硬さのインキになります。
インキの種類が少ない時などは、このように使用インキに助剤を添加することで対応することが可能となります。