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事例紹介

オリンパス光化学工業 ◆ 文祥堂印刷

文祥堂印刷クライアント オリンパス光学工業(株)浜田課長インタビュー

クールホワイト。この顕微鏡の素材の色出しほど難しいものはない。

◆ オリンパスさんが、文祥堂にカタログを発注するようになったきっかけは、いつごろからですか?

浜田◎ 二十年以上前になりますが、顕微鏡だけで二百種類ほどカタログをつくっていました。しかも、カメラのようなコンシューマーマーケットの商品と違ってルートセールスの製品ですから、刷り部数も少ない。ひとつのカタログで平均三千部、多くても一万部ぐらいの、まさに小ロット多品種そのものです。最近ではデジタル原稿に切り替えて制作時間が短縮された。それにより印刷の納期を短縮しようとしています。こうした我々の体制に俊敏に対応してくれる機動性のある会社ということで、文祥堂さんにお願いしているわけです。

◆その後、納期はさらに短縮したと思いますが、対応はいかがですか?

浜田◎ 今は、ほとんど入稿後二週間です。しかも、展示会に出展する回数も増えて、それに間に合わすよう無理も言うし(笑)、原稿はPDFを使って校正するようになってから、さらに制作日数が圧縮されてきています。

◆ 顕微鏡や内視鏡の種類が、なぜそんなに多いのでしょうか?

浜田◎ 特に顕微鏡ですね。病院、大学の研究室、半導体メーカー等が主なユーザーになりますが、常にバージョンアップを繰り返しています。たとえば、半導体のデバイスを検査する顕微鏡は、デバイスが高度化するにつれて細かな対応が要求されてきています。最近では、人間が発する静電気で電子デバイスが破壊してしまう可能性があるということで、導電性のある素材に一部切り変えています。こうした繰り返しでバリエーションがどんどん増える。当然、新製品ということでカタログも増えるわけです。

◆ 奥の深い製品ですね。形状も素材も違えば、カタログの再現にもかなり神経を使いますか?

浜田◎ ひと昔前までの顕微鏡カタログは、黒バックに黒い顕微鏡という素材が多かった。マット系かコート系か、選んだ紙によってコントラストが違ってくるんです。水なしで印刷するようになってからですね、コントラストのつきが安定したのは。しかし、最近は、白の素材が増えてきました。黒バックに白の顕微鏡という、黒対黒よりももっと再現が難しくなってきている。顕微鏡の素材の色はクールホワイトといって、やや青味かがった白です。これがちょっとでも黄色にころんでしまうと、一世代前の顕微鏡の素材の色になってしまいユーザーに古い製品のイメージを与えかねない。この白色の微妙な色出しが、文祥堂さんは実にうまい。

◆ 顕微鏡といえば、カメラマンがフィルター補正かけて撮影しても、現物どおりに仕上がるかどうかわからないという対物レンズのがありますね。

浜田◎ そうなんです(笑)。ほんと微妙な色合いなんですね。特にアポクロマートとセミアポクロマートの違いは、現物を見てもわからないぐらい。それでもカタログでは、はっきりと見分けがつくように再現していますね。

◆ 返品については、いかがでしょうか?

浜田◎ 水ありで印刷していたころには頻繁に起きていました。一番多かったのが水による絵柄のカスレとドライダウンです。ひどい時には、全枚数検品して、見つかれば返品でした。

◆ 今は、いかがですか?

浜田◎ ほとんどありません。ロゴマークにしてもC100、M80の色が濃くも薄くもなく均一です。

◆ 難しい症例写真が増えてきていますね。

浜田◎ カタログには、病変部の症例写真も掲載しますが、病変部の微細な色を見てドクターが性能の善し悪しを決めるひとつの判断材料にすることもあります。研究そのものの技術が進んで、病変部の画像もより正確さやシャープさが求められてきているだけに、印刷精度も厳しさを増してきている。

◆ 内視鏡や顕微鏡だけでなく、貴社は光学メーカーですから、品質管理面では、特に厳しさが求められていると思いますが?

浜田◎ 社名は「オリンパス光学工業」と「光」に関連するメーカーですから広告宣伝物に入る画像には十分な注意を払っています。商品の顔ともいうべきカタログは、色、形状、機能などを正確に再現することが重要なファクターです。そういう意味で、印刷物はバラツキが許されない時代になってきたと言えます。

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