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事例紹介

昭文社 ◆ 錦清印刷

錦清印刷クライアント「昭文社」岩永次長インタビュー

見当精度、網点の再現性、 色の均一性。どれひとつ欠けても地図として成り立たない。

◆ 道路地図のスーパーマップルに代表されるように、最近の地図は、ビジュアル化され、かなりリアルになってきましたが、いかがでしょうか?

岩永◎ MacDTPの普及がひとつの原因ですね。コンベンショナル製版だと5%刻みの網点レンジでしかフィルム出力できなかった。ところが、フィルムのセッター出しなら1%のレンジで取ってフィルム出力できるようになって、地図のような特色多色を使った再現領域が広がった。

◆ 編集の面からも、ビジュアル化することによって、利用率あるいは購読率を高めるという狙いもあるわけですか?

岩永◎ 我々は、実走して、建物の位置とか、木立の種類とか調査をするわけです。それをデータとしてMacに取り込んでから編集しますから、リアルでビジュアライズされた情報が提供できます。それが地図利用率の上昇につながっていると思いますね。

◆ そうなると印刷での再現力と品質が、消費者にかなりの影響を及ぼしてくると思いますが?

岩永◎ そのとおりです。見当精度、網点の再現性、色の均一性。どれひとつ欠けても、製品として成り立たないと言っても過言ではありません。たとえば、地名に出てくる文字は、三色の網点の掛け合せです。この見当がちょっとでも狂うと、見にくくなって、汚くなる。読者にとっての実用価値がなくなってしまうわけです。

◆ 昨年の五月に水なし平版に切り替えてから、品質は違いますか?

岩永◎ 端々の見当が、しっかりと決まるようになったこと。これによって掛け合せの文字、標識、道路の見当がピタッと決まるようになりました。見当の合う合わないで、地図品質は決まりますから。

◆ 色の濃淡差あるいは濃度ムラは、いかがですか?

岩永◎ ビジュアル化されるようになって、立体的な建造物のイラストが増えました。建物にシュルエットをつけて立体感を強調するわけですが、そのシュルエットのかすかな階調がしっかりと出ているし、しかも、濃度が効いてめりはりがついている。たとえば、八色を使った分県地図や世界地図は、特色の同系色が並んでいます。ちょっとでも色ムラがあったり濃度が一定でないと、同化してしまいます。その心配がなくなりました。

◆ 今まで、水あり印刷で、よくクレームを出していたのは、どの部分ですか?

岩永◎ やはり、濃度ムラ、色ムラです。特に道路に使う特色をネズ色といいますが、これの色ムラがなくなったということですね。どこを見ても一定でムラがないということ。これは数字として検品率の低下に表れています。

◆ 水なしCTPに期待されていると思いますが、いかがてしょう?

岩永◎ コンベンショナル製版からMacDTPに移行して、セッターでフィルム出力できるようになって、網点のレンジの取り方ひとつにしても編集の守備範囲が広がった。だがまだ、セッター出力では現像の狂いが残る。それを是正するために、データから直接版に焼きつけて水なしで印刷するということは、完成された地図制作の工程ができたと言えますね。もうひとつ、我々が期待していることは、コンベンショナルの水なしを使って、刷り出し時間が20分短縮した実績からして、納期が今までより10%ぐらいは短縮できるめどがついたということです。

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