日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2015年8月 -

水なしパウダーレスインキで環境改善と生産性アップ

水なしパウダーレスインキで環境改善と生産性アップ
「顧客から常に選ばれ続げるために変革への挑戦」を続ける(株)ウエマツ(本社・東京都豊島区南長崎3-34-13、福田浩志社長)はそのモットーの一環として、平成23年11月に経年化したダブルデッカータイプの両面印刷機6台を水なし仕様にメンテナンス改造した後に水なし印刷での稼動を開始。印刷機を水なしリノベーション化する斬新な手法で環境貢献度と生産性を甦らせた。そして今年3月からはその印刷機でT&K TOKA製のパウダーレスインキ「ベストワンキレイナ」を採用。水なし印刷での「ベストワン キレイナ」の最初のユーザーとしてT&K TOKAと協同してインキの開発・改良に取り組んだ結果、パウダー使用量を劇的に削減きせ、さらなる工場環境改善とコストダウンに繋げてくれた。
 仮に、水なしリノベーションでなく、新台機と入れ替えたとき、新台にかかるCO2消費量は300トン以上となり、いわば、カーボンフットプリント量(CFP量)をこれほどまでに節減したことに繋げたのだ。詳しくは、ここを.pdfご覧いただきたい。

2015年8月30日

ますます充実、会員の会社ロゴがARアプリに登録される

 昨年末に発表させていただいた、AR日本WPAアプリは、環境ロゴを画像検索できるアプリとして評価をいただいている。IGAS2015でも日印産連の環境ラベルブースに出品することになった。
 この度、会員の方々のニーズを取り入れ、会員の会社ロゴをこのアプリに登録させていただいた。第1次登録のロゴは以下のロゴである。
150828member's logo AR.jpg

 得意先に、会社関係者にぜひ、会員各社のロゴをこのアプリを通して広めていただきたい。不幸にして、今回申し込まれなかった会員の方は、この便宜をぜひ、ご利用いただきたい。
 また、公共性のある環境ロゴは無償で登録させていただく。登録申込は申込はお早めに、事務局までされたい。

2015年8月28日

新しいUV対応刷版を東レが発表

今朝の日経産業新聞は次のように報じてくれている:

UV印刷機向け原版、東レ、汚れ付きにくく。
 東レは印刷で紙などに汚れが付きにくい印刷原版を開発、発売したと発表した。オフセット印刷で水で湿らせてインクが不要な場所に付かないようにする「湿し水」と呼ぶ水を使わない方式で、紫外線(UV)でインキを硬化させる印刷機用に設計した。原版表面のシリコーン層に独自のナノ構造を採用し、不要な部分にインキが残るのを抑える。
 新製品はUV印刷対応型「東レ水なし平版」。従来は油性印刷向けに販売してきた。「水なし平版」はアルミ板の上にシリコーンゴムを塗布した構造となっている。シリコーンゴムにレーザーを照射して、印刷したい文字や絵の形に合わせて薄く削る。インキはシリコーンゴム層を削り取った部分だけに付着し、シリコーンゴム層がある部分にはつかない。
 ナノレベルでシリコーンゴム層の構造を設計し、インキがシリコーンゴム層により付着しにくくした。印刷時の温度条件の緩和にもつながるという。販売価格は非公表だが、従来製品と同程度に抑えた。
 UV印刷は従来の油性印刷と比べて乾燥時間が短縮されるため、市場が拡大している。東レは「新規導入の印刷機のうち約8〜9割はUV印刷」とみている。水なし方式は廃液処理が不要で、濃度ムラも発生しにくい。

この新しい刷版はIGAS2015で日本WPA-東レブースで実演される運びになっている。

2015年8月25日

日精ピーアール、水なし印刷で1/10にVOC放散値を抑制

Nissei-VOC Value2.jpg

 日精ピーアールは、NSPRと表記するが、「New born(新生)」「Sincerity(真摯)」「Pride(自尊)」「Respect(敬意)」のクレドを掲げている。その印刷物は、環境価値と高精細性が詰め込まれたFM10ミクロン・20ミクロン水なし印刷と言うのが他に類を見ないものである。
 久しくVOC計測をしていなかったが、その後の保木間プリテックセンターのVOC放散値を測定させていただいた。

 主力機J-Print菊全5/5印刷機は2階建てのマシンであり、19箇所でVOC測定をしたが、その平均値は10.98ppmに過ぎなかった。
 過日、別の会社で菊全4色機(水あり)での12箇所に及ぶVOC計測を行なったが、その平均値は108.37ppmとなっていた。
 と言うことは、従来の水あり機と比べ、この水なしJ-Printでは、1/10にVOC放散値は抑制されていることになる。

 もう1台の菊半裁4/4・8色反転印刷機の計測も行なった。この機械は、より狭い部屋に入っているがため、12箇所で計測したVOC平均値は16.02ppmとなり、J-PrintのVOC放散値より高い値なっていた。
 僚機J-Printは菊全であるにか変わらず、この機械よりVOC放散値は低い値を示していて、これから、この機械のVOC削減をされに進める必要性を感じた。

2015年8月 8日

プリネットで低VOC運用を水なし印刷で実施

Prinet2.jpg
心と情報のネットワークを掲げる、プリネット株式会社のVOC計測に出かけた。水なし印刷を実践され、その環境成果の確認をかねて訪問させていただいた。
都心の港区でプリプレス、プレス、ポストプレスを導入している仲間仕事専門の会社であるが、上手に土地を活用されている。2階(菊前4色水あり)、3階(菊全5色水なし)、5階(菊半裁4色水あり)に印刷機が設置され、各々独立していたので正直な計測ができた。
 隣にはマンション棟があり、環境には最大の配慮を払わねばならない。今までもVOC抑制には配慮してきたが、この度、1台の生産機を水なし運用にしてみたが、その結果を検証してみた。

Prinet VOC measuring.jpg
このグラフを見ていただき一見して、水なし印刷機のVOC放散量の低さが目に付く。これはなぜだろうか?
offset VOC mechanism.jpg
水なしオフセット工場のVOC 放散量が少ない理由につき、計測を通して考察を重ねてみた。以下、その考察内容を述べてみたい。
 運転中の水ありオフセット印刷機から放散されるVOC の要因は、1 に呼出され続ける湿し水にある。2 はインキローラであるが、この量は低いものである。3はインキ壷であるが、この量はさしたるもの量ではない。4.としては各種の洗浄作業である。これは常時ではないが、回転する部分に洗油を散布するのでVOC放散量としては、一時的に高いものとなる。水なしでは1の要因がないため、水なし印刷機のVOC 放散量は至って低くなる。

物体に、化学成分をかけると、これがVOC 発生を助長してしまう。昔と違い、今のオフセット機は高速化されていて、真水の湿し液では機能してくれず、化学薬品である添加剤を入れて高速化対応を図っている。しかし、皮肉にもこれがVOC 発生と言う負の要因を助長する。
 環境を重視するなら、できる限り、化学薬品を使わない水なし印刷方式を目指すべきなのであろう。
 プリネットは水なし化により、従来方式に比べVOC値を1/3〜1/4に削減することができたのだ。

2015年8月 5日

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