日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2015年4月 -

地球温暖化議論 CFPクラウドは大変使いやすい

6月にドイツで開く主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で日本は国内で排出される温暖化ガスの排出量を2030年までに13年比で26%削減する案を提示するようになる。

日米欧の温暖化ガスの削減目標    
     削減幅      基準年    目標年 
日 本 26%       2013年   2030年 
米 国 26〜28%   2005年   2025年 
E U 少なくとも40%  1990年   2030年
と、なるようだ。

震災を契機として、温暖化の議論が停滞したものの、世情の落ち着きが出てくる中で、温暖化の取り組み姿勢が再び、議論されてこよう。印刷界でも多方面からの環境への取り組みは提示されているが、定量を捕らえて評価するのはカーボンフットプリント(CFP)であり、一部、カーボンオフセット(CO)も利用はできよう。COはその打消し効用で一種の社会貢献につなげられる。

日本WPAはPGGクラウドを使って算出するCO事業に取り組む一方、PGGクラウド進化系のCFP算定ソフトを使って、CFPを算出できるようにしている。
この両者を改めて比較して見たが、慣れるとCFPクラウドの方がより使いやすいことが分かってきた。

まもなく、CFPのシステム認証の参加企業を募集する。広く印刷人にこの新事態を訴え、より多くの方がCFPクラウドへ参画してくれることを願っている。

CO printed matter.jpg

CFP printed matter.jpg

2015年4月28日

JC・ペニーは5年の中断の後に印刷カタログに復帰

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 米国フロリダ州・ペンブロークパインズにあるショッピングセンターのJC・ペニー店はかって1000ページもの厚さのカタログを配布していたが、5年前にネットに置き換えられたものの、この度、薄いながらもカタログ路線に復帰し出した。
 同社は2009年、思い切って1000ページの印刷カタログの廃刊を打ち出し、その後も、特別カタログの段階的な廃止路線を歩んできた。
 ところが、今年始めの同社の新聞記者発表では「家庭商品については、消費者の印刷カタログの読書習性を無視できず、形を変えた印刷カタログの再採用に踏み切る。」とした。「これはとりもなおさず、オムニチャンネルの一貫である。消費者はカタログで目に留め、ネットへ来るか、店舗に来るかして購買につなげてくれる。」「オムニチャンネルに沿う形のカタログと言う位置づけになる。」
 新しいカタログは3月には顧客に発送され出した。
 米国ダイレクトマーケティング協会の調べでは2013年のカタログ出荷高は119億ドル超えとなり、2006年からの減少傾向から始めて対前年上昇となった。小売店はカタログには背中を押す効果があるとして、見直してくれている。
 北米での最大のオンラインカタログ・データーベースのMediaFinder.comのTrish Hagoodは「デジタル時代が進行すると、カタログのモノとしての一覧整理提示の必要性が見直されよう。」と言う。「JC・ペニーのネットサイトは肥大化し、雑多となってモノが分かりにくくなり、必要物が見つけ難い。印刷物はその煩雑さをすり抜けてくれるものとなる。」
 とは言っても、かってのカタログでなく、抑制された形でのカタログの必要性は見直されてきているのだ。

2015年4月26日

世界初の水なしLED-UV印刷機がSeacourt社で稼動開始  このLight Touch感動を桜井美濃工場「新技術発表会」で披露

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 Seacourt社は水なし印刷では1997年から手を染めていて、18年の年季が入っている。環境影響評価では先進的な施策を取り入れ、2009年には埋め立て廃棄物ゼロを達成している。持続可能性の前進を目指し、水なしLED-UV乾燥とか、低エネUV乾燥をあるメーカーに持ちかけたが、残念ながら聞き入れていただけなかった。そんな中で桜井グラフィックス(株)の社長・桜井隆太氏に相談を持ちかけたところ、大変熱い思いの持続可能性保持への話を聴かされて意気投合する。何と桜井氏は水なしLED-UV機の開発をSeacourt社のために進めるとしてくれた。その打ち合わせに日本を訪れ、擦り合わせを重ねていった。昨年、念願のオリバーB2 水なしLED-UV乾燥装置搭載機が設置された。しかし、その適正インキ、その適正ブランケットのチューニングに桜井GSと共同で当ったが、1年を要した。
 最初の刷本は200ページのインキ盛を要する豪華講習本であったが、ものの見事に仕上がり、顧客に喜んでいただけた。
 水なしLED-UV乾燥の方式をLight Touch(快光感触)と命名し、これを前面に押し出すことにした。この方式では環境負荷がいたって低くすむ。UV印刷の85%減の省エネですみ、水なしゆえに湿し水、IPAのVOC発生がなく、パウダーなしで紙表面のざらつきもない、しかも、瞬時乾燥であり、損紙率は大幅軽減ができ、文字通りLight Touch(快適感触)そのものだ。
 Seacourt社・社長・Gareth Dinnageは「Light Touch」は市場での優位性に結びついてくれるものではあるが、高生産性、環境負荷低減性を備えた、印刷生産方式を進めることで、社会での信任を印刷人が得ていくことの重要性を訴える。
 振り返ると組織というのでなく、人との親交で出来上がったテクノロジーかもしれない。
また、大阪の北東印刷工業様との同機種での親交を得て、経験交流を積み、24時間即納受注を打ち出したところ英国でも大きな反響をいただけたと言う。

このLight Touchのエッセンスを桜井岐阜工場の新技術発表会の一つとしてで披露して頂けた。LED-UV用の透明ニスがあり、全面ニス、部分ニスができるようになってくれた。
また、シルクスクリーのLED-UVニスと併用すると、盛り上げのきいたニス引き印刷ができる点も注目された
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2015年4月17日

水なし印刷技術による素晴らしい新技術「SAT」が実用化

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インモールドフィルムをスクリーン印刷でなく、水なしオフセット印刷でこなすための専用機が誕生してくれた。

 リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(一政譲社長)と(株)ミノグループ(永瀬真一社長)は、世界初となる水なしLED-UVオフセット印刷機による成型用フィルム印刷技術「SAT SYSTEM」を開発した。  三次元形状の自動車内装材や家電部品等の製造方法のひとつであるインモールド成型では、スクリーン印刷でのフィルムが採用されているが、近年、この需要はより短納期、より大量生産対応と、さらに高細線・多色化の高度な印刷表現を求めらるようになってきた。 これに呼応して、スクリーン印刷の機能性、柔軟性をオフセット印刷にまで高めて実現したのが「SAT SYSTEM」である。リョービMHIが水なし印刷を採用した専用LED-UVオフセット印刷機を、成型性や耐熱性を付与した専用インキをミノグループが開発。大和グランド(株)(河合真吾社長)が開発初号機を導入し、実用度の高い印刷技術の練磨と蓄積に励んでくれた。水なし印刷用刷版は東レ(株)が、LED-UV乾燥装置はパナソニックデバイスSUNX(株)が供給する素晴らしい仕組みが出来上がったのだ。
これは産業用部材での世界的な新分野を築くことになろう。印刷の新しい用途の展望が持て、これからが楽しみである。

2015年4月 8日

ヨシダ印刷(株) 後付の水なし省電力UVが活躍

ヨシダ印刷(本社・金沢市)では新台の菊全水なし専用4色+コーター印刷機と新台の菊全水なし専用4色機に省電力UVを登載して速乾印刷で3年ほど稼動してくれている。水ありUV印刷では水幅の問題があり、水なしにした効果が多方面で如実に現れてくれた。

これを実績に、同社の江東潮見工場の既設の水なし専用菊全4色機に省エネUV装置を後付し、更なる生産性向上と品質管理工場に結び付けてくれた。まさに、既設機の性能アップをこんな手で図ってくれたのだ。詳細は、ここを.pdfご覧いただきたい。

2015年4月 6日

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