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日本WPAの活動  - 2015年1月 -

Presstek社の高性能水なしCTP版がまもなく、お目見え

Zahara.jpg

Presstek社のZahara版は欧米でテスト運用されてきたが、まもなく、日本でもテスト運用をしそうである。水なしCTP版は東レ1社が市場に供給している姿であったが、これで晴れて2社供給体制になってきそうである。適正な競争があってこそ、水なし印刷の進歩発展が起きることは論を待たない。
そのZahara版の性能をPresstekのホームページ資料から引用させていただいた。

Zahara水なし版
水なしオフセット印刷用サーマルCTP版

■枚葉機、輪転機に使える
■830nmのスペクトル感度
■焼付け、水現像でできる
■製版コストは低減される
■200lpiの再現
■ 素晴らしい着肉性とベタ濃度
■ 最高100,000枚までの耐刷力
■ UV印刷が可能
■ 環境上の利点(その一つ、カバーシートがない)

無化学品現像のZahara版は、水なし印刷とデジタルCTP製版の両社の特性を引き出し、その精度、優れた再現性、および効率を実現してくれる。
Zahara製版作業はサーマルレーザー画像処理と昼光用の安全なデジタルプロセス下で行なえる。
サーマルレーザー画像処理は、極めて輪郭がシャープな鋭い網点を形成し、水なし印刷にうってつけな版を作り上げる。
Zahara版は、サーマルレーザーCTPシステムと水なし印刷機の両方の性能を最大に引き出してくれる。
Zahara版は市場の他の水なし版よりシャープで、地汚れの少ない、より信頼性のある、費用効果が高い選択肢を提供してくれよう。

より高い製版効率
素晴らしい印刷機上の性能に加えて、処理変数を押さえ込み、素材と人件費を軽減し、ワークフローを効率化し、品質をさらに高め、品質一貫性がより保てることで、その製版操作の効率と生産性は上ってくれる。
予熱、化学処理、ゴム引き、または後焼けは必要としない。
焼付け後、水での簡単な洗浄を行なうと、刷版は完了する!

プレスの上の性能
Zahara版は中小型枚葉水なし印刷機、幅狭ウェブ輪転機に相性が良い。
それは小型の、半裁、そして中型の枚葉機、ラベル・包装・プラスチックカード生産には理想的である。
それは極めて高い耐溶剤性(UV印刷環境との互換性)があり、最高100,000枚までのと耐刷力を示してくれている。

2015年1月26日

DI印刷機を復活させる、すごい助っ人が現れる!

ハイデルベルグ・クイックマスターDI機は1990年代に登場し、当時一世を風靡した。また、次にリョービ3404DI機がこれに引き続き市場され、プレートセッターと印刷機が一体になった仕組みは小ロットカラー市場ではうってつけの機械との定評を得た。
しかし、時代は変わり、小物カラー印刷の世界では、今ではデジタル印刷機が市場では勢いを増している。
でも、DI印刷機は本格印刷とその重宝さの故、今でも町場で現役として立派に活躍している。サミット印刷(東京都港区)では、本格カラー印刷物のquick turn-around(迅速出荷)用途に2台のDI機が活躍している。本格印刷の水なし方式の手軽さがまだまだ、市場で受け入れられている。
DSC01277.JPG
「インキセットは10分でOK。仕事の手離れが格段に良くなってくれた。」と顔面笑みのサミット印刷のオペレーター氏。

更なる迅速出荷を求め、高価に付くUV方式でなく、迅速セットとパウダーレスで印刷ができるNIKの水なしSPLインキの採用に踏み切られた。パウダーがほぼ不要となり、さらに、10分でセットしてくれるのでDI機の生産性はこれで上昇してくれた。同時に、次工程へ早く引き渡せるメリットも生まれてきた。

これはまさに、AメーカーとかFメーカーが最近、水ありオフセットで水を切って印刷する「迅速乾燥印刷」をもしのぐ、「水なし迅速乾燥印刷」と言えるのではないだろうか。
水ありでは版の特性を利用して水を切るのが特徴であるが、水なしではインキに工夫を凝らした新方式と位置づけられる。その仕組みは:
SPL ink mechanism2.jpg
と言う具合である。
まさに、DI印刷機をを復活させる、すごい助っ人となってくれている。

2015年1月10日

印刷学会誌Vol51.6 環境特集で水なし総説3点が掲載

日本印刷学会誌Vol51, 6号は環境面から印刷への取り組みについて特集が組まれ、一連の論者から見解が述べられている。水ありオフセット印刷の観点から、水なしオフセット印刷の観点から、また、日印産連からは環境に取り組む姿勢についても紹介されている。

原理から見ると水なし印刷は環境面では優れた版式である。しかし、今もってその普及率は10%超えに甘んじている。世知辛い世の中になり、環境などのきれいごとなど言い張っても商売にならない、こんな世情を反映しているのかもしれない。

しかし、特筆されることは、日印産連の総説の中で、印刷産業環境優良工場表彰制度の最高位賞の企業、第10回の新日本印刷(株)、第11回の日経印刷(株)、第12回の(株)ウエマツ、第13回の六三印刷(株) 水沢工場がページを割いて紹介されている。この4社は全て、水なし印刷のユーザーなのである。ここ何年かで環境意識の高い印刷会社が水なし印刷を採用してくれているのだ。

水なし印刷人の3氏がその総説を執筆してくれているが、以下でご一読いただくと幸いである。

●水なし印刷によるVOC発生の抑制について−印刷方式別の現場でのVOC実測データーの比較− 佐藤巳次
●水なし印刷物の環境影響評価からカーボンオフセット/カーボンフットプリントへの展開− 五百旗頭 忠男
●水なし印刷と水あり印刷の環境影響評価について−環境分析ツールT-E2Aを用いたLCA評価 松本俊光−田畠久義

2015年1月 1日

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