日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2014年9月 -

空撮で勝負、シミュレーターで勝負

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10月2日・3日と、2日続けて東京で講演してくれる、ジョー・ウェブ博士はこの5月、webを通して印刷会社経営者からアンケートを取った。印刷の売上が低減する中でどのような新規事業にチャレンジするか、との問いに対し、実に多様な返答が寄せられた。印刷会社の生き延びる先の姿は多様なものになりそうだ。
 今の世の中を観察していると、何だか、印刷業のビジネスモデルなるものはあるようでなくなってしまい、個企業の独創力こそが新しい事業の核になる気がしてならない。無論、印刷会社であるゆえ、印刷が本来の事業核で、これに付加する新しい事業核を何を据えるか、これは個企業が自分の歴史、立場、環境を基に編み出すものであろう。かってのように他社の猿真似では逆に競争激化につながり、自分の首を絞めてしまおう。
 ある地方で情報出版をされている印刷会社A社はこの度、高性能のマルチコプター空撮機を導入され、この夏場の快晴時を活用し、地域一円の風景空撮に精を出された。そのための自動車の総走行距離は1000Kmを越されたと言う。有名観光地、名勝を空撮し、アーカイブをしっかりと溜め込まれたのだ。空撮による静止画・動画アーカーブは希少価値があり、多様な面での利用を見込んでのことである。

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 ところが、至近地域の別の印刷会社B社は、別の手立てを考案され、その事業化にまっしぐらである。ゴルフシミュレーターを設備した、アミューズメント会議室を駅の至近距離のビルに設置される。昔と違い、飲酒接待はしにくくなってきたし、特に顧客の若い方は飲酒接待に馴染まれない。そこで、実ゴルフコースが再現されるゴルフシミュレーターでの歓談親交の仕組みを考え出した。この地区では冬場はゴルフ場はクローズとなり、ゴルフもできないのでその穴埋めにもなる。
 単に自社の顧客を呼ぶだけでなく、顧客の顧客を呼ぶというから今までにない発想で素晴らしい。良い印刷物を創り上げるには、これぐらいの手間をかけてコミュニケーションを深めてゆく、これでこそ、一段と内容の濃くなった印刷物を生み出すものとなろう。
 印刷業の守備範囲は広く、多様な業種、業容の方とのお付き合いがある。成熟化社会での営業アプローチも変質が求められてくるようだ。

2014年9月21日

ジーニアス52UV印刷機はPerformance POP社とその高成長計画を支援する

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ジーニアス機では高品位印刷をプラスチック材に、効率的に、迅速にして、台数ものの仕事をこなしてくれる。
KBA北アメリカ社はPOP印刷、広告、およびマーケティング印刷物で全国展開で急成長中の、ダラスに本拠を置く会社、Performance POP社と喜ばしいパートナー関係を結んでいるが、同社はKBAジーニアス52UV小型印刷機を導入し、主にプラスチック材の小ロットもの・台数消化印刷の仕組みを整え、最近、急速な拡張計画と新しい企業ブランド化を発表している。

「2014年7月に、わが社は、付加価値サービスを掲げる特殊印刷に集中すると決めたのだ。」と社長・テーラー・ホワイトは言う。「店頭のPOP分野は成長していて、創造的なPOP印刷とPOPディスプレイを生み出すことによって、大企業客に受け入れられ、この分野の中で我々は良い足場をつくれた。」先月から、私達は新しい会社部門ブランド、Performance POPとして名を新たにした。「私達のゴールは、包括的なPOPソリューション・プロバイダーになることであり、KBAジーニアス印刷機が今や、私達がPOPビジネスで提供する機能の不可欠な一部となっている。」

KBA北アメリカの菊四裁印刷機ジーニアスの切れ味で、Performance POP社は、高品質のPOP広告の仕事をこなす能力がつき、紙の印刷とプラスチック材の台数もの印刷を容易にこなせる仕組みを作っている。ジーニアス52UVの5胴・印刷ユニットのすべてに組み入れられたユニークなグラブフロー・インキ機構により、最小のインキ調整の手間でハイエンドのレンチキュラー材、プラスチック材、またはベニヤ板の仕事を印刷できる。また、このインク機構は、アニロックス・ローラー配列のお陰で最小の刷り出しヤレで済むのだ。ジーニアス52UVは最大用紙寸法・菊四裁で、世界初の水なしUV 枚葉オフセット印刷機である。

2010年に導入以来、Performance POPのジーニアス52UVは、その顧客発注の看板キットとプモーション用・ブランド化プログラム用品向け、小ロットの、小サイズ要素を処理するのいにぴったりの印刷機として役立った。それは顧客の他部門の特殊印刷にも使われる、つまり、Performance Card Solutions(ショップカード類)、OptiGraphics(レンチキュラー類)、およびそのスポーツカード事業など。シェルフ・トーカーやウィンドウ/クーラークリング(風帯)などの小寸法のPOPの仕事、それに、レンチキュラー、ショップカード類が入ってくれ、ジーニアス機は1日あたり10時間から12時間、1週間に5日から6日間、途切れなく稼動してくれる。レンチキュラー印刷は、レンズ・プラスチックの後ろ側に画像を印刷する特殊技術であり、3-D、フリップ、または動画の印象を与えるために、複数のイメージの交互に織り込んだ画像の構成で可能となる。

「特に、私達が新しいブランディングを進める時に、ジーニアス機があってこそ、完全にわが社は付加価値サービスの提供ができた。」とホワイトは言う。「わが社がPOP市場に一層、さらに成長するにつれて、ジーニアス機は私達に、小寸法の小ロット、高品質ものプラスチック類を効率的に、処理する能力を与えてくれた。導入以来、ジーニアスのお陰で速くできる前準備、しっかりした見当、および一貫した色出しで顧客に喜んでいただいた。私達のビジネスの成長につれて、この機械は確かにもっと使われるであろう。」

ホワイトと経営陣は、全米の主要な小売店とブランド会社を含む、それらのPOPビジネスに高度成長計画の焦点を合わせていると言う。この成長計画では、水なしオフセット印刷機器を更新し、寸法の大きいオフセット機も狙いつつ、同様にデジタル印刷機器にも投資し続けることであろう。「他の印刷会社もPOP分野を認識しているので、私達は、この領域で多くの競争に直面し続けよう。」とホワイトは言う。
「しかし、私達は元来非常にクリエイティブな会社であるので、クライアントにもたらすものは、まさに実際の紙の上のインクまたはプラスチックの上にインクを着ける印刷サービスよりずっと複雑で、価値の高いものである。私達のクライアントが、小売りの世界で本当に機能するであろう衝撃的なPOPキャンペーンをデザインするのを手助けする。それは最終的に消費者がクライアントの製品をより多くを拾い上げてくれ、消費者をキャッシュレジスターに連れて行っていくことに通じている。」

「私達の競争から際立たせるものは、クライアントの分野を理解していて、我々の創造的な風土の元で、私達のユニークな才能を駆使し、クライアントにもたらす付加価値サービスを高め、ひいては、私達の印刷ビジネスを成長させることになって行くのだ。私達は非常に楽観的である。」
Performance POP社は企画、デザイン、製造、配布、および店頭設置までのワンストップ店である。1981年に設立されて、約150人の従業員とのこの家族所有の事業体はダラスの100,000平方フート(2800坪)の施設の外に、別の近くの25,000平方フート(700坪)の倉庫と出荷センターで経営される。
アトランタ、ニューヨーク、およびカンザスシティの営業所を含む大きな営業力を通して、Performance POPは全国的な規模の小売店網と大ブランド会社を顧客に持つ。会社は印刷、ディスプレイ、およびプロモーションでの革新に強い関与を持っている。全国的な配布機能を持ち、米国の中心的な位置で、自社内の設備で特殊印刷とディスプレイ製造を行っている。

2014年9月11日

Graph Expo 2014は変化を見極められるイベントだ!

book-This Point Forwards.jpg第2弾の本書が「This Point Forward(これからの方向)」である。Graph Expo2014のKODAKのブースで無償配布される。第1弾の本は印刷界では数少ない世界的なベストセラーとなった。

 Graph Expoは米国シカゴで毎年開催される展示会であるが、展示会の規模はご多聞にもれず、縮小してしまっている。デジタル機器が中心となり、重量印刷機が出ないので、旧印刷人にとっては寂しさを感じる。出品する側も商売にならないのなら、出しても仕方がない。こんな傾向が印刷展ではすっかり定着してしまった。
 では、見る側の印刷人はどうなのだろうか。一般の印刷人にとってはわざわざ、シカゴまで行って、何かぴんと来るものでもあれば良いが、それとてありそうもない。行く価値があるのか?それゆえ、日本からの業界紙主催の団体ツアーも消えてしまった。仕事柄、丹念に海外の印刷展を視察させていただいているが、Graph Expoは今になってみると、さすが、変化に早くから見舞われた米国の地だけのことはあり、見甲斐、行き甲斐のあるイベントになってくれていると見受けている。
 この10月は辛口で有名なDr.Joe Webbが来日し、ハイデルフォーラム21とJAGATで講演されるのでちょっとしたブームになろう。彼は常々、印刷界の未来を暗示し続けてくれ、それが当ってくれているので、この点を私は評価する。
 不透明感の漂う中で、ずばり先々を暗示してくれる役者は印刷界にはおられないので、貴重な方である。そのJoe WebbとR.Romanoが先見指南書の第2弾「This Point Forward(これからの方向)」を発刊され、Graph Expoの来場者に無償で配ってくれるとは素晴らしい。指南書第1弾は例の「Disrupting The Future(未来を破壊する)」であった。第2弾は2020年を見据えた印刷会社のあり方を大胆に予想して解説してくれている。
 展示会開催の前日、9月28日には前日ガイダンス・セミナーが開催され、PREMIRの手による"Value-Added Printing & Finishing for Improved Profitability," なる講演が聴けるが、「印刷だけでなく、小額のクロスメディア投資をして運用している印刷会社が業績を伸ばしている」との見解が出され、直近の統計を使っての実のある、示唆に富む講演とのことだ。
 このGraph Expoイベントでは共催イベントは60本引用もあり、ほとんどはどなたでも参加できる。また、有料セミナーも65本も用意されてる上、展示会場内でのメーカーのセミナーも多数ある。
 英語力は必要であるが、日本では得られない、先の見通しをつけ、自社の立ち居地を明確化できる知識と体験を得られるイベントと高く評価している。

2014年9月10日

CFPシステム認証第2グループの発足研修会

情報掲載が遅れたことを深くお詫びしたい。
8月4日(月) 午前9時30分から「ちよだプラットフォーム」の地下1階、プレゼンルームでCFPシステム認証第2グループの発足研修会を開催した。佐藤部長が本日の講師を勤めてくれた。
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○本研修の目的:
昨年度のシステム認証第1グループは13社の参加者を得て、その後も20件のCFP申請を出す実績を上げてくれている。1年目の維持審査に当り、認証条件としてつけられていた二重検証の解消を図るとともに、新規参加者を加えた、拡大維持審査を図る手立てを考えている。この間、システム検証員も随分、こなれてきて、今や、二重検証の必要性はなくなってきている。合わせて第2グループの新規参加者を加え、よりパワーのある仕組みに作り上げて行きたい。
○PGG(クラウド型・印刷CO2排出量計算ソフト)の操作について
○水なし印刷PCRについて
○CFP申請書の作り方
実際の仕事にいきなりCFP申請を当てはめる作業を行ってみる。取りあえずは、このケースに該当する、工場マスター、会社マスター分の整備を行う。マスター類の整備は実際の仕事に応じて積み上げてゆくと楽にこなせられる。
○PGGを使ってのCFP算定実技

この場へ参観者できなかった方には、録画をとったのでこれをdropboxに上げてダウンロードできるようにしている。
8月末にはCFP申請書を提出していただく、宿題がつけられた。

2014年9月 9日

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