日本WPA : Japan Waterless Printing Association

ホーム 日本WPAについて 水なし印刷について バタフライロゴについて お問い合わせ

日本WPAの活動  - 2012年10月 -

WATERLESS CURRENT 2012年11月号

Codimagは水なし印刷へ献身する
アカデミー賞受賞映画「フィールド・オブ・ドリームズ」の有名な引用文として、「あなたがそれを築くならば、人はやって来る。」がある。水なしの印刷と水なし印刷機を作り出してくれた数少ない印刷機メーカーの場合、まさにこれが当てはまる。KBAは、水なし印刷機の2機種で成功してくれたのだ。一つは、革新的なGenius 52UVとまた、もう一つは、乾燥装置を装備した、商業印刷もこなせるコルチナ・コールドセット輪転印刷機である。Presstek社が提供するすべての印刷機もまた水なしで、ほとんどすべての印刷分野をこなす、非常にポピュラーなものである。私達のIWPA会員ですら、1998年以来、ラベル市場向け水なし印刷機を作って別の意味で成功したCodimagなる印刷機メーカー名をあまりご存知ないかもしれない。以下の記事の中で、Bienvenido Andinoは古くからのIWPA協賛会員Codimag社について報告する。

ご紹介
シカゴで9月11日〜13日に開催されたLabelexpo Americas 2012で、フランスのラベル印刷機メーカーCodimag社は7色UV印刷ユニット・水なしオフセット機ビバ340を展示していたが、これはサーボモーター駆動のショート・トレイン・インク装置にキーレスAnifloインキ機構を抱かせたシステムを特徴としていた。Codimagブースでの毎日の生デモンストレーションではCMYK色プラスOGB色(オレンジ・グリーン・ブルーバイオレット)の拡張された色域のものを4つの異なる印刷ジョブの切替実演をした。仕事の切替時、各色インクは無調整で、または洗浄する必要も皆無であった。この7基本色システムでは、すべてのPMS色の90%とはマッチしてくれ、CMYKの4色水なし印刷時の、PMS色の60%強のマッチ度と差が出てくる。フレキソ印刷版の版代コストは水なし版の4倍もかかるので、Codimag社の実演はフレキソ印刷を考えている印刷人への強力な訴えを持っていた。
Codimagは1978年に設立され、フォーム印刷用セミ・ロータリー機の製造から始めた。ワインと食品用の粘着ラベルは年間、24%の成長率を誇っていた分野であったが、彼らはすぐこの分野向けのマシンを開発した。1993年、ビバ340は最初に4色UV凸版印刷機として、そして後に6色ユニットとして登場した。
会社は今日では、小ロット用のビバ340とよりロットの長いもの向けのビバ420を揃え、幅狭ラベル水なし印刷機の需要に完全に応えている。両機とも、さらなる性能アップを目指し、Anifloシステムをつけることができる。この2年では、Codimagは30台のAnifloシステムつきビバプレスを出荷したが、ほとんどがAniflo付きであった。

現在の時間までのCodimag
最初の水なしオフセットラベル印刷機が展示された2000年3月、私、Andinoはプロ・バイオリン奏者、エリック・チゾンと同行していた社長のアレイン・デモルと始めて会った。この機械は後日、オーストラリアのAQ Printworks社に納入された。そのオーナー、ジェラルド・バーギバーは、「Codimagはラベル向けには大変良い印刷の方法に賭けてくれている。」とその時言った。「このマシンはいいタイミングで出してくれた。Codimagは次の6年で100台を超えるマシンを世に供給するであろう。」(WATERLESS CURRENT2008年2月号)。デモルはこの発言を誇張と受け取っていた。Codimagは当時、もっぱら小ロットフォーム印刷用凸版輪転機とか、そのアプリケーションに力を入れていた。Labelexpo 2011までに、140台以上のビバ340水なしオフセット印刷機が世界中に設置されて行った。最近2年では、30台のビバ340と420マシンがAnifloシステム付きで設置されている。それは以前はAnifloは枚葉オフセット機とか、フレキソ印刷機だけしか使えなかったのだ。伝えられるところでは、2012年では、Codimagの水なしオフセット輪転機は100パーセント、Aniflo付きになってしまっている。
かつて、約200ユニットも納入したAniflo付きビバ340凸版輪転機はCodimagの主力製品であったが、いまや、後退してきている。
Codimag-Viva340.jpg
Codimag社は、数少ない水なし印刷機の製造メーカーの1つである。 その製品ラインにはビバプレス、340、および420の2つのバージョンがある。

Anifloシステムの場合のように、Codimagはデジタル印刷、およびナノ印刷のどの方式の潜在的用途を考慮した。 Anifloシステムが実用化されるまでに、それは4年の開発がかかった。ショート・インキ装置を印刷機に取り付ける良さがラベル印刷市場で大受けになって来た。
最近の40年を振り返り、彼らの哲学をみると、日々のラベル印刷をこなすのに「現実的ソリューション」を常に出し、「グローバルに見て、ローカルに行動する」に要約されるかもしれない。印刷会社と加工会社は、水なし印刷だけでは十分でないと知っている、つまり、手が届く範囲内に価格設定ができるラベルを作り上げるまでに、いくつかの技術面をカバーしてこそ、スムーズな完成度の上がった操作ができるようになってくるのだ。
印刷機と加工機を「インライン」化し、その用途をしっかりとカバーするにしても、市場の全てのラベル印刷・加工マシンとのシステムが現実的なソリューションを提供しているわけではない。デジタル印刷は市場の重要なシェアを手に入れて、ことによると、産業的に見てそんなに遠くない未来にnanoprintにも、同じことがあてはまるであろう。その間、顧客の要求に対応するために、プロフェッショナルなグレードの機器を「オフライン」でこなす、デジタル加工はラベルセクタで使われようが、いくらにつくか? デジタル機器で印刷し、加工してくれる、いくつかのマシンメーカーが技術的解決策を提供してくれようとも、ROI(投資収益)と言う問題が印刷人にかかってくる。

印刷機を「インライン」にすると?
印刷機に付属する最適な周辺装置を眺めると、Codimagは最も革新的なメーカーであろう。数年の間に渡り、「完全に」それらをラベル印刷機に「整えること」をめざして進んできた。CodimagのソリューションはEskoアートワークと組んでデジタルのワークフローとカラー・マネジメントを統合する。このワークフローでは、場合によっては、水なしオフセットの仕事が、他のプロセス、例えばシルクスクリーンまたは凸版印刷に変わってしまうこともある。
彼らは、パッケージ上で、製品の良さを伝達し、反映することで買手にアピールする繊細なラベル(写真参照)を達成する特別な方法を採っている。最適なラベルを仕上げようとすると、それは並みの印刷では十分でない。それはまた、その製品のパッケージ発注者のマーケティング目標を支援するには「最適に着こなす」必要がある。ネスレのラルスG. ウォーレンティンが言ったように、ゴールは、「それらが、戻り続けるように、バイヤーの予想とマッチして製品が売れ、仕事が入ってくれる。」ことである。それを達成することについて、ラベルは重要な役割を果たす。

ラベル印刷機を最適に「着こなす」
良いラベル印刷だけで生産は終わらない。加工が一貫生産の本質的な部分である。発注者は加熱・冷却浮き出し、加熱箔押し、シルクスクリーン、フレキソ印刷、または凸版印刷印刷などの意向をラベルに盛り込む。彼らは、例えば高光沢ニス、適切なダイカット、またはAnifloの場合では、さまざまな特色ラベルのバージョンがインク調整なしで印刷機上で掛け合わせ印刷のオファーを追加することができる。マシンが最適に、「着こなし」をしていないと、オフプレス操作になり、別途色分けデザイン、調整の必要が出てくる。それが仕事のプロセス速度を落とし、結果的に、よりコスト高についてしまう。UV硬化装置を装備して、印刷された基盤を乾燥させることについて全く悩む必要はない。Codimagは、EB(電子ビーム)のアプリケーションを研究し、エネルギー消費を節約するために乾燥装置の中で使われた熱気を乾燥に、再使用をもくろんでいる。Anifloを完成させるまでに、4年かかったように、Codimagは未来の発展についての具体的な詳細を全然明らかにしないであろう。

要約:ビバCodimag!
そのユニークな革新性と印刷会社のニーズを満たすソリューションの開発を重ね、Codimagはラベル印刷市場では首位を保っている。ドイツのメトロ市場チェーンの社長がかつて述べたように、「印刷人は、反応するだけでなく、行動することを要求される。」と述べている。  注意:Codimagの様々なラベルの見本帳はこの問題を含んでいる。メンバー出荷ボックスとして使うえる2つの異なるデザイン・バージョンがIWPAラベルに含められる。興味を会員からいただけるなら、私達はそれを特価で必要量を印刷していただく。ご興味があれば、私達に知らせて頂きたい。joel@waterless.org にてジョエル・フリードマンに連絡されたい。
CodimagPMScolors.jpg
これらのサンプルによって証明されているように全てのPMS色の90%を再生できるとする新しい7色ビバ印刷機はシカゴのラベルエキスポで発表された。

CodimagLabels.jpg
Codimagは今や10年以上みも、水なしオフセット市場で活躍する。上で示されたラベルはCodimagのキーレス水なしAnifloで印刷されたが、ビバプレスの優れた機能のほんの一端を示している。打抜きと箔押しに加えて、本機では浮き出し、ニス刷り、凸版印刷、およびシルク・スクリーンが可能である。

2012年10月29日

新日本印刷株式会社・羽田工場でVOC量を計測


胆管がん発症に端を発し、印刷界では急に工場内でのVOC放散量をぜひ、把握したいとの要望が高まってきている。日本WPAは既に2006年4月から米国のMicro FID VOC測定機を購入して、印刷現場でのVOC値測定作業を実施している。水なし印刷では、湿し液を使わないので、印刷現場でのVOC放散量は低減されることが、過去の計測で分かってきた。こんな中、新日本印刷は昨年度の環境最優良表彰を受けた会社だけあり、VOCの定期測定を定期的に行いたいとの要望を持っている。
121017SNP-bldg.JPG
水なし印刷専用の羽田工場の外観
121017SMP-kato-mesrng.JPG
水なしオフ輪だからVOC放散値は案外低い
屋上のオフ輪機の両排気口とも5ppm〜6ppmであり、さすが環境最優秀表彰をうけた工場だけあり、徹底した低VOC工場であることが確認された。
日本WPAは会員へのサービス事業として、印刷工場のVOC値を測定する事業を会員に限り、無償で実施させていただいている。
日本WPAのVOC計測班は10月17日(水) 同社全館にわたってのVOC値の測定を実施した。オフ輪印刷室に入ったが、オフ輪機の胴間のVOC値は16ppm〜20ppmと至って低い。この大きな要因の一つには、湿し水を使わない水なし印刷の効用であろう。
工場内は5ppm〜6ppmとほぼゼロに近い値を示す値にとどまっている。
枚葉部門階へ移動する。四六全5色機はブランの洗浄作業をしていたが、この場所では34.6ppmであった。
菊全8色機は11ppm〜22ppmに過ぎない。菊半菜5色機は16ppm〜18ppmであった。
刷版室は部屋が区切られていたが、20ppm〜22ppmを示している。
廃ウエスは専用ポリバケツ箱に収納されていて、その近辺のVOV値は5ppm〜6ppmであったが、蓋を開けると途端に490ppmを示す。蓋をすることの有効性が如何にあるものかを示してくれた。
121017SNP-koto-duct.JPG
オフ輪の排気口のVOC値も低い!

2012年10月20日

Overnight Prints(世界第2位の印刷ネット通販会社)の奇想天外な発想

どのようにしてオンラインプリンタ(ネット通販印刷会社)が、正確にして、そのような低価格で、こった名刺とか、他の印刷製品を提供することができるかは印刷業界の中でよく知られている。彼らが同じまたは類似品の大量の注文を生成し、1度にすべて印刷ワークフローを通してそれらを動かすのでできる業なのだ。例えば、102cn幅の用紙(B1判)に面付けすると、標準サイズの名刺は143丁も違う顧客分を丁付けでき、決まったロットでこなすと、1台ずつ名刺をあげているのに比べ、大量生産となり原価は大幅に落とせる。
多くの「ショップ」印刷人は、幅広い異種のデザインの名刺ゆえ、名刺の付け合せ印刷を軽蔑視している。と言うのは、個別の名刺が別々に扱われているからこそ、今の精度と品質が再現されると信じているのだ。
ONPsamplePack1.jpg
ウェブサイトの問い合わせに呼応して、Overnight Printsはこのサンプル入りのポケットフォルダを送る
ONPsamplePack.jpg
しかし、ネット通販印刷会社が全台の枚葉印刷機を水なし印刷専用にして使ったとしたらどうなる? 色品質のばらつきの懸念は消え去るのではないのか? 私達がこれまでに見たことのない、最も洗練された付け合わせ印刷法でこなす、米国に本拠地を置く、IWPA会員Overnight Printsへの最近の訪問はこの質問の答えとなった。
Overnight Printsのケンタッキー州ルイビル本社工場では、Presstekまたは東レ水なし版を使って、枚葉印刷機の全台は水なし印刷だけで仕事をこなす。その印刷機の布陣は74カラットが4台、105サイズ・8色UV機が1台、74G・5色UV印刷機が1台、全台が水なしで運用されている。私達は、彼らが英国のClassic Colorと東洋インクを使っていると聞き嬉しく思った。
IWPAの2011年白書が証明したが、水なしの印刷は2つの重要な部分で水ありオフセットより優れている:
1) 200線スクリーンを使っているが、水なしではドット・ゲインが少なく、インク濃度は高く上がってくれる。結果は、一段と優れた品質であると同社のウェブサイト(overnightprints.com)上でその見解を主張している。そして、それらの洗練されたコンピュータ化されたワークフローは印刷物の優秀さに加えて印刷精度を保証している。注文の1/3から1/2に及ぶ、一般化されてきたUVコーティング加工は一層の視覚効果をつけてくれる。Overnight Printsが提供する品質レベルには水ありオフセット業者には挑戦し難いであろう。
2) 水なしは大幅に刷り出し損紙を削減してくれる。カラットと74Gでは刷り出し損紙は4枚の本紙ですみ、大型の105印刷機でも本紙70枚未満で立ち上がる。このやり方では、紙ヤレがリサイクル箱の中にさっぱり入らないことを意味する。すべての15ptの名刺用カード紙は持続可能な森林から出る環境対応品である。この低損紙率と水なし印刷の固有の環境優位性とを結合しているので、非常にクリーンで、持続可能な印刷プロセスを持つことになる。
ONPpressSheet.jpg
付け合せはドブなしで行われているので、断落としくずはほとんど出ないサイズに調整される。
2005年にオフセット印刷を始めた会社ににして、彼らはずばぬけた、私達がこれまでに見たことのない、最も高度な印刷業者と言える。すべては、会社のIT部門から始まる非常に洗練されたコンピュータシステムのコントロール下にある。 その通り、ITユニットづくしである。
伝統的な製版部門の代わりに、一連の「入信・出力」のプロセスは最高位の生産、最高品質、および、最高位の正確さで働くように設計されている。Overnight Printsはその製品を生産専念の工員に依存しつつ、また、コンピュータプログラマーの精鋭隊ようなものにも依存する。精鋭隊はカリフォルニア州アービンのグループ会社本部に居を構えている。ラスベガス、ネバダにも在住者がいる。ロシアとドイツにもプログラマーが配置されている。
ONP74karat.jpg
Presstek DI版とアブレーションテクノロジーを使う4台の水なし74カラット印刷機のうちの1台の勇姿。
多岐にわたるプログラミングはまず、ウェブサイトから始まる。ウェブで製品は販売され、サイト上でオファーされる20種の異製品から顧客注文が舞い込む。ホームページでは常にさまざまなオファーを入れ替えている。同社のプロセスの実働を見ると、彼らがIT専門家を信頼しきっていることが良く分かる。「Overnight Prints」は会社名であり、彼らは本気でこれに取り組む標語でもある。
日をまたがる前のあわただしさと配送オプションを確実にするために、注文出荷の正確な時を促す、カチカチいう音で最終時限を知らせている。配達オプションにははさまざまな種類を用意している。サイトの注文ページの表の上で顧客は即納配達(翌日配送)、迅速配達を選ばせている。
標準または割安品; 価格は、各々のオプションについては顧客「マウス終了」として現れる。 ホームページ時計が残余時間を示している間、クライアントは夜通しに渡り注文を出することができる。即納配達でのクレジットカード支払の注文の締切時間は午後8:00東部時間としている。唯一の例外は印刷された完全な裁切り封筒で、それは3日の納期を必要としているが、同様に前夜までと間もなく短縮できるかもしれない。
ONPkba105.jpg
このKBA RapidaマシンはOvernight Printの印刷工場では、最大の印刷機である。1時間あたり16,000枚の速度のB1サイズ印刷機である。
このウェブサイトで100パーセントビジネスを行っている。ほとんどのクライアントは新興企業である。会社の品質とサービスの証が、Overnightの印刷物はいつもひいきにしてくれるリピーター客を引き寄せ、大きな割合を誇る。名刺を注文する時に、顧客はいろんな違うファイル形式のデザインをアップロードすることができる: TIF、PDF、JPG、EPS、PNG、およびAI(バージョン8以下)など・・・ 別のオプションは、産業分野とテーマ固有のデザインテンプレートのオンライン・ライブラリを使って、カスタマイズした名刺ができる。
または、名刺は、パーソナライズされたコピーを追加し、会社ロゴをアップロードするための簡単なインタフェースを使い、広い選択肢を選んで、対話的にデザインすることができる。
一旦注文が出されると、電子ファイルはIT専門家によって印刷仕様との一致を求めて詳しく調べられる。顧客が仕様書でいくつかを誤りをしていると、作業の間違い発見を担当している、カスタマー・サービス・スタッフのメンバーが顧客に連絡する。
確認された後、仕事は、選ばれた印刷機用に付け合せされる。専門的なソフトウェアがなければ、熟練したオペレータでも必要とするインクの量を出すのに、多くの時間がかかるかもしれない。専門的なコンピュータプログラムの支援によって印刷物体裁に仕上げる、付け合せプロセスをこなすのに約30分ほどかかる。
ONP74G.jpg
この水なしKBA74G UVは世界で7台設置されている機械のうちの1台である。その2つはOvernight Printsに納入され、米国工場に1台、およびドイツのそれらのヨーロッパ工場でも1台入っている。
特別に白黒でコード化された、追跡目的の指示用紙が用意されている。それが版サイズおよびレイアウトと一致している。面付けの各断片にはコード化された製品と顧客についてのすべての情報を含んでいる。仕事がが違う製造工程に渡るごとに、このシートが付いて回ってくれる。1枚の用紙上には最も大きな印刷機では、名刺の数は143丁付いている。より複雑な丁付けでは3種、または4種の異なったサイズの製品を付け合わせしたりする。4台のカラット印刷機の場合、この丁付け版は、直接、PresstekDI 4色版がコンピュータ経由で機上の版に描画される。他の2台の印刷機は2台のCTPから吐き出される水なし版を使うが、このCTPは特別な版現像機と接続されていて、東レ版が使われている。1台は100万版を超える現像処理をしてくれ、同社の東レプレートプロセッサの1つは最近廃棄された。
版が焼かれたら、印刷機に装着されて、目標濃度に達するまでインキ盛りをして紙を通す。KBA 105でのB1本刷りの決定的な生産利点は、版交換が迅速にできて、一貫した色を保持するために、紙1枚ごとにクローズドループシステムを利かせて本刷り紙を監視していることである。
他の印刷機では本刷り紙を、周期的に抜き取り、紙を走査させてインク濃度とドット・ゲインを測定する。
本刷りが行われた後に、それは、コード化管理シートと共に、UVコーティング部門か、直接、断裁へか、折り部門に運ばれる。大判機から小分けされ、加工を受けたた個別注文の仕事は、個別箱詰めされて、コンベアーで発送部門へ送られる。そこでは顧客指定日ごとにまとめられる。現在の生産体制では、Overnight Printsは1日に4,000箱以上の出荷ができる。
印刷工程は大判用紙であるが、個別の仕事は異なる後加工オプションを持っている。同社のコード化された、コンピュータ化されたシステムでもってすべてを整列監視する。いつでも、個々の仕事はその正確な工程段階の追跡ができる。 ポール・バーナム事業部長は私達にこの機能を実演した。私達は前日深夜にIWPAの名刺をオンラインで注文をした。バーナムが行った注文は彼のiPhoneの上で、仕事を探し当てる。すぐさま、印刷表示された出荷箱が出てくるではないか。会社の15人のマネジャーはiPhone、iPad、またはiPodによって同じ方法ですべて接続される。
7台の断裁機で小断ちされ、仕上げ体裁に上がったものは箱詰めされ、ベルトコンベアー経由で発送部門へ送られる。
彼らが1日でどのように目がくらむような量の仕事を処理するかは不思議であろう。しかし、こんなに分別のないほど押し込んでくる生産スケジュールにして、彼らがこれほどまでの高い品質と精度の印刷ができるとは、想像の域を超えている。我々は、また、動いているプロセスを見たという事実がなければ懐疑的であったろう。ここまでの功績はIT部門、そのプロセスエンジニアであり、水なし印刷であり、最後に、そこにいる従業員の方々である。

2012年10月 6日

新しいPCRとシリーズ製品を活用し、印刷人は更なる地球温暖化防止の先頭に立つ

 7月26日に産環協に『水なし印刷による印刷物PCR』を申請し、7月30日 この新しい考えの『水なし印刷による印刷物PCR』が公示され、意見公募にかかる。8月22日 レビューを受ける。9月5日に水なし印刷PCRの検証パネルが開催される。9月28日、正式の認定を受けることになった。
 水なし印刷物における、今までの排出量計算、CFP申請の内容を精査し、真剣に絞り込んだ結果、10項目で実用的に運用できることを見い出した。全体像を良く見た上で、細かいところは省くことで中小印刷業者でも使える実用性を高めたものである。

121004PCR comparison.png

121004-2 logos1.png

 問題は我々がこれを活用し、如何に地場で、地域で近隣住民を巻き込み、CFPを知らしめることで地球温暖化防止へお役立ちするかにある。中小印刷人とて、印刷物を通しで身近にできる社会貢献を目指してゆきたい。

2012年10月 4日

ページのトップに戻る