日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2012年4月 -

6月8日(金) 第2期定期総会、パネディス&懇親会を大阪で開催

(社)日本WPAの第2期定期総会を6月8日、大阪市のホテルニューオータニ大阪で開催いたします。
総会後に、ためになるパネルディスカッションを開催します。
株式会社アンリ様は水なしUV印刷を30年近く、カード印刷で使いこなされています。昨年9月、IGAS展でお披露目した、次世代の印刷機、水なしUV・キーレスアニロックス・インキングのGenius(ジーニアス)機を導入されました。そ違いは以下の通りです。

 従来オフセット機 Geniusオフセット印刷機
版式水ありフセット水なしオフセット
インキ油性インキ水なしUVインキ
インキ乾燥時間を置く瞬時乾燥
壷キー調整ありなし
ローラ本数ロングトレイン(多い)ショートトレイン(少ない)
作業融通性のある作業運び
前準備に時間を食う
標準化の下での作業運び
垂直瞬時立ち上げ


アンリ様では機械設置後、社内での印刷標準化の設定、製版会社での適性トーンカーブの設定、諸材料の整備は従来手法の、曖昧さ、融通性の手法は一切通用せず、その確立に手間取りました。しかし、この度、会員様にご覧いただけるまでの、本格生産体制に入られました。従来印刷機とどこが違うか、その生かし方はにつき、このプロジェクトに参画した方々にお集まりいただき、パネルディスカッションを開催いたします。
ぜひ、今後のご参考にしていただきたく存じます。
クリックして、120608案内状.pdfをご覧ください。

2012年4月30日

drupa2012での水なし版の展示

東レ株式会社会社はホール16スタンドD32で

日本WPAの協賛会員、東レ株式会社はデュッセルドルフで5月3日から16日に開催される、drupa 2012でオンディマンド・オフセット印刷とし、その付加価値テクノロジーを示してくれる。
柔軟性があり、効率が上がり、多様な素材でも迅速処理ができる、変わり行く印刷市場でますます起きてくる難題に対処するチャレンジ姿勢を示してくれている。紙の商業印刷の需要が減少することで起こされた難しいビジネス環境において、印刷人がそれらの製品範囲を拡張するのを手助けしたい、そのソリューションを示すのが東レの目的である。

「同じインクを使い、紙とボードを越えて多種多様な素材でも優れた品質を生み出す水なしの能力は、印刷人の営業活動分野を広げることをより容易にするでしょう。」と東レインターナショナルヨーロッパのグラフィックス・化学製品営業部長、石井氏は説明してくれる。「水なしUVにすると、迅速な前準備、インライン加工が図れ、生産性が非常に向上し、顧客への納期短縮が図れます。」

東レはホール16のスタンドD32でインライン加工の自動化を図ったライブデモンストレーションをB1機とB3機で水なしUV印刷でその利点を示してくれる。

水なしオフセット印刷の付加価値
水なしテクノロジーでは、紙、ボール紙、プラスチック、フィルム、または金属箔から様々な素材に、安定した高解像度イメージを再現してくれ、今までにない印刷品質を保証してくれる。また、プレスの湿し水は使わなくてすみ、化学薬品の流出とVOC排出を減らしてくれ、環境上のメリット与えてくれる。インク/水のバランスを取る必要はなく、前準備と刷り出しヤレは最小に抑えられ、1日あたりより多くの仕事をこなすことができる。この利点は、特に、UV印刷インキを使う時は有効である。と言うのは、従来のオフセット印刷では、水を使うと不安定になってしまうからだ。印刷の仕事が、より小ロット化し、製品が多様化し、より高価な素材へと求められる今、水なし印刷では、刷りだしヤレ、予備紙を減らすことができ、重要な経済的、環境的議論を提示してくれる。すなわち、水なし印刷のユニークさ、その高品質と高度な持続性の組み合わせのために、印刷会社は一層、付加価値を高めることができるのだ。

新しい市場が開く
水なしオフセット印刷は、特に、従来のオフセット印刷の泣き所である、ヤレ率、印刷適性、品質、特に、プレミアム包装、プラスチックカード、広告ポスター、粘着ラベル、3D、そしてレンズ形のアプリケーション、CD/DVD、木製のラミネート、パンフレットなどにはうってつけである。むろん、書籍、雑誌のタイトル、チラシなどの一般商業印刷も同様に、その限界に押される分野で成功している。

水なしの印刷への変換は、すべての標準オフセット印刷機で可能で、多くの人々が考えるより簡単である。ただし、勘所の重要な準備要件がある:プレスのインキ装置には温度調節が付いていること。水なし版の特別な現像機、水なし印刷専用インキを使うこと。インキは複数の供給者から入手可能である。
石井氏は「これらの要件が満たされるならば、付加価値を印刷サービスに加えたい印刷人に水なし版で門戸を開いてくれます。」と締めくくってくれた。

VIM社はホール7AスタンドE02で展示
同社は水なしアブレーション版DOSを正式発表する。高耐刷力、高細線再現がウリ。

Presstekはホール4スタンド4B03で展示
75DI 5色機+コーター付き+Virtuoso Print Quality System(新品質管理装置)を展示


2012年4月29日

第2回PP-Cloud研修会が4月13日に開催

我々の印刷サービスCO2計算ソフトPGGは3年前にFileMaker Pro版を会員の希望者には4回の講習を条件として、無償でリリースさせていただき、カーボンオフセット事業の実績を積ませていただいた。50社足らずの会社にリリースさせていただいたが、中には休眠の先も出てきた。むろん、熱心に取り組まれるところが先導してくれ、カーボンオフセットの実績も相当に積んでくれた。この1年でも、800トンのカーボンオフセットの実績に達しようとしている。
この第2期(2011.04.01〜2012.03.31)では、経産省の主導する国内クレジットを800トンに切替え、カーボンオフセット事業に取り組んだ。折りしも東日本大震災が起き、被災地域への義捐金を付加した独自のクレジット商品を作り上げ、社会貢献色を色濃く出したものとさせていただいた。義捐金口座に積み立てた金額は120万円強となり、6月の総会時に日本赤十字社に寄贈させていただく運びにしている。
今期(2012.04.01〜2013.03.31)は昨年11月に経産省が打ち出した「東日本大震災復興支援型国内クレジット」を運用することにした。このクレジット(排出権)も社会貢献度の高いもので、カーボンオフセット代金は1トン当たり、1,500円と前期のクレジットに比べ半値近くの値下げとなった。加えて、この内、750円分は本プログラムの趣旨に賛同して参加する排出削減事業者(クレジットの出し手事業者)から東日本大震災被災者に義捐金として回される。クレジットの使い手は1トン、1,500円のクレジットを購入する感覚で、その実、半額は震災支援に向けられている社会性の高いスキームとなっている。
計算ソフトPGGはスタンドアロンから、クラウドへのアクセスでの計算に切り替ったが、排出原単位の更新、改訂とか、不正使用の防止には大変効果的である。とは言うものの、使い勝手が今までと違い、使い勝手のコツ、運用の仕方を渡辺秋男さんから、懇切丁寧に教わった次第である。
カーボンオフセットとは地球温暖化防止のために、消費者、一般市民が高い意識を持っていただくためのツールである。この普及には印刷媒体を活用するのが、この方面の識者の見立てである。印刷物の余白部にカーボンフットプリント(CFP)とか、カーボンオフセットを見せ付けての、消費者へのCO2意識の喚起を図ることはますます、急務なものとなろう。ところが、予備知識のない発注者に、印刷会社が仕掛けるには、多々難義を強いられるが、発注者が少しでも予備知識を持っていると、すんなりと採用していただける。今後、このような観点からCFPとか、カーボンオフセットのマーケティングの必要性が出てこよう。

この研修会には14名の方が、ご参加いただいた。メインテーマは、この度、母校の早稲田大学で環境の研鑽を積まれ、博士号を取得された、清水宏和氏が「PGG-CLOUD-印刷サービスにおけるLCCO2を活用した環境特性・経済特性の改善―」という内容で公演してくれた。 http://www.slideshare.net/ShimizuHiro をぜひ、ご覧いただきたい。
一連の講演の録音を収録し、CD-ROMに収めさせていただいた。ご参加いただけなかった方に、無償で配布させていただいている。

2012年4月14日

CFP「春の陣」がいざ出陣と、上野公園で開催

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絶好の花見日和の下で議論拍中となった「春の陣」

CFP事業は国のパイロット事業が終了し、いよいよ4月より「新CFPプログラム」が産環協、JEMAIの手で運営されることになった。いわば、民間事業へと、移管されたのだ。壁谷所長の声がけで、CFP応援団と自認するメンバーが上野公園に集まり、観桜を兼ねつつ、お互いに本事業の一層の普及を図る誓いを立て、いざ、出陣と勝ち鬨を上げた。

印刷PCRは他業界に先駆け早い時点で作り上げることができた。これはなんと言っても座長の長谷川さんの力量に負うところが多い。業界内では中間財と位置づけられたことに苦々しい思いをする向きもあったが、その後、自家用宣伝物とかで修正され、まずまず、使える形になって来た。結果としては、印刷PCRは他業界のものと比べ、大変評価の高いものになってくれた。
印刷業界でCFPを一層広めるには、専用ソフトのソフトウエア認証がぜひとも必要となる。集まったコサル系の方々はじめ、実践に携わった方は、異口同音に専用ソフトウエアのシステム認証の必要性を訴えておられた。それにしろ、日本WPAが印刷専用のCFP排出量計算ソフトを作り上げ、使いこなしていることを異業種の現場にタッチする方々は、大変高く評価してくれた。

この場の議論で、再確認したことは、印刷物ほどCFPの一般認知を図る上で、最適な媒体はないということだ。印刷物には、余白部がたくさんあるが、ここにできるだけCFP秤マークを入れることだ。これはいわば、テレビのスポット広告に相当し、多くの消費者の目に付く。テレビほどの速攻効果はないが、漢方薬的にきいてくることは確かだ。
印刷人は、このことを自覚し、自分の付き合っている日々の中小企業クライアントをたきつけ、その印刷物にCFPマークをつけるようにする、これこそ印刷物ならではの身近にできる社会貢献である。大会社だけでなく、町の中小企業、商店にこのような働きかけを我々はぜひ、してみたい。

ところが、この場に集まった方の誰ひとりの名詞に、CFPマークをつけたものがないではないか。これはうかつであった。CFP推進を自認するものとして、名詞、日々作る印刷物にこれからは、CFPマークをつけることを確認しあった次第である。

CFPのすごさ、偉大さをこの場でも再確認された。「環境にやさしい」とかの言い方は、一昔前までは通用したが、エビデンスのない大変情緒的なフレーズである。こと環境に関し、定数的に検証して抑えている仕組みが、CFPだけなのである。

今年の冬も異常さを感じた。これは明らかに、地球温暖化のせいなのだろう。CFPの意義を広く社会へ、市民に伝える必要性がますます出てきているのだ

2012年4月 7日

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