日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2011年12月 -

「塗装技術」に日本WPAの出展の様子が掲載される

塗料と施工の唯一の専門業界誌「塗装技術」の野本編集長が、12月27日、エコプロダクツ展の最終日に(社)日本WPAのブースを訪問して下さった。デジカメを首に下げ、精力的に関連ブースを回られての訪問であった。我々の活躍に目を細め、記事にしてくださった。感謝いたします。111228ecopro.jpg

2011年12月28日

WATERLESS CURRENT 11年12月号 英国のSEACOURT社は持続可能性の功により、再度、女王賞を受賞

Jim Dinnageは、「Seacourt社は、持続可能性の功績により、再度、2011年の女王賞を勝ち取る幸運を得た。」と報告してくれる。
結果として、ガレスと私は、女王ご夫妻と接見の栄に浴し、バッキンガム宮殿に招かれた。これは、Seacourt社なる小企業がこの半世紀の間、2回も持続可能性の女王賞クイーンズ賞を受け取る例がなかったからだ。この賞(王家・女王とデイビッド・キャメロン首相のサイン入りの大きなクリスタルボウルと証明書)をSeacourt社のオックスフォードの工場でしかも、王家直から授与することが決められた。その結果、2011年9月22日に、エドワード王子殿下・ケント公がSeacourtの工場を訪問し、特別な式典のもとで賞を授与された。社員と家族、顧客、およびそうそうたる高官達(欧州議会、オックスフォードシャーのアイルランド総督、オックスフォード市長、オックスフォードシャー州議会の議長と議員)が列席してくれた。
Jim Dinnageは、「あなたは、特に、王家が水なしオフセッ、とその利点にとても興味をもたれ、なぜ、全印刷業者がこのプロセスを使わないのかを理解に苦しむとされていた。」と彼のEメールの中で述べている。
参加者にとって、大変価値ある一日となってくれた。「偉大な社会の形成」なる一週間にわたるサミット会議でSeacourtはインタビューを受けた。これはVince Cable(議員で、連立政府のビジネス秘書団一員)が主導した催しである。たくさんのインタビューの焦点は、Seacourtが水なしオフセットに変わる、意思決定をに向けられていた。
Seacourt社のこようなすばらしい環境成果に対し、同社と社員に私達のお祝いの言葉を述べたい。
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クイーンズ賞が授与された様子の写真:左から右に、Jim Dinnage・Seacourt社会長、Gareth Dinnage・Seacour社・マーケティング担当役員、Tim Stevenson・Oxfordshire副知事、およびスエドワード王子殿下・ケント公。この写真は工場フロアでとられた。Seacourtの社員と家族、顧客、および高官のすべての参加者が工場床、いっぱいになってくれた。

2011年12月23日

エコプロダクツ2011で9社が水なし印刷を掲げて出品

エコプロダクツ2011は181,457人と、最高の来場者を向かえて閉幕した。我々はこの展示会で、我々の立ち位置を消費者、印刷バイヤーに理解してもらうべく、ここに出品した。日本WPAブースは株式会社久栄社の総合プロデュースの下に、(株)久栄社と日本WPAの共同出品の形を採った。久栄社は水なし印刷を中心とした環境対応印刷とカーボンオフセットを合わせた「Eco Cue」をアピールしてくれた。名刺と交換にポスター等に貼れる節電温度計シールをプレゼントをしてくれた。
111218JWPCA.JPG日本WPAは印刷PCRに則った、わが国初のクラウド型「印刷サービス排出量計算ソフト」、PGGクラウドをこの場で正式発表した。また、水なし印刷アイディア商品、額縁風クリヤファイルと賞状風クリヤファイルを来場者進呈し、水なし印刷の多様性を訴求した。


111218hokuto.JPGホクトコーポレーションは震災の地から駆けつけての意気込みをかけての出品。同社の積極姿勢が功を奏し、地域の震災後遺症にもかかわらず、前年並みの業績をキープしている。メディアパレットなる「環境対応印刷通販サイト」と水なし印刷・カーボンオフセットを前面に出しての訴求に勤めた。


11Crystalflower.jpg精英堂印刷(株)は水なし印刷を中心に沿え、箔押しマイクロエンボス加工、擬似エンボス加工、パール塗工などの凝ったパッケージ品を展示してくれた。その作品の一つが2011年第23回世界ラベルコンテスト「最優秀賞」を6年連続で受賞、同時に、第21回シール・ラベルコンテスト「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞した作品を展示し、そのデザイン力と技術力を訴求してくれた。この作品はシルバー地のホイル紙にFMスクリーン製版+色再現領域を広めた広色域印刷を組み合わせて、美しく緊張感のある作品に仕上げている。また、髪にちりばめた宝石は、箔の上に重ねて印刷することにより、独特の輝度感を再現していた。


111218nspr.JPG(株)日精ピーアールは水なしでの、FM10μの高細線印刷を再現してくれる。これは高級カタログ、名画複製の分野で俄然、光ってくれる。我々が印刷バイヤー様にこの度、送ったDMは同社のこの技術と、カレイド印刷を組み合わせたものだ。同社の小倉道夫さんはこの展示会を通し、丹念に出品者ブースを回って印刷物の点検とバタフライロゴの掲載率を調べてくれた。CSR報告書では6割がたにはバタフライロゴが掲載され、非常に高い認知がなされていることが判明した。次はバタフライCO2ロゴの普及を目指したいものだ。


111218shinnippon.JPG新日本印刷(株)は水なし印刷と第10回印刷産業環境優良工場表彰で経済産業大臣賞を受賞ことを表に出してくれた。ブースも3コマと規模を大きくしての出品であった。


111218shimizu.JPG清水印刷紙工(株)は既報のPGGクラウドと、FEMS-CLAUD(電力監視システム)を発表してくれた。


111218bunseikaku.JPG株式会社文星閣は義捐金付カーボンオフセットをキャッチフレーズに出品してくれた。


111218FujutsuApp.JPG富士通アプリコ(株)は富士通ブース内に出品し水なし印刷を掲げてくれた。


111218sana.JPGサンエー印刷は三井住友銀行グループの一角に出品し、水なし印刷を始めとする、独自の訴求を行った。

2011年12月18日

さすがエコプロダクツ2011 水なし印刷人も進化する

12月15日より3日間、日本最大級の環境展示会・エコプロダクツ2011が東京ビッグサイトで開催された。3日間で18万人以上の来場が予想され、他の展示会から見るとそのい熱気と活気は比べ物いにならない。大震災・原発災害を契機に、東北地方でも一気に環境意識が盛り上がってきている。主催者は環境視点からの新機軸の施策を取り入れてくれたが、印刷人にとっては、不都合とも受け取れる部分もある。入場証とか配布資料は電子化され、ぺーパーレス化されていく。これにより、受付・登録滞留がスムースになっていく。カタログのぺーパーレス化も実施され、資料のダウンロードサイトのURLをPCのメルアドに送信するサービスも実施された。エコになることは確かだし、人の流れが円滑になることで、印刷物がこの部分では引けてきている。ただし、主催者の言葉を借りれば、印刷物を作るなら、できるだけ環境配慮の形の「水なし印刷」に配慮と、我々を激励してくれる。
今や印刷人は世の環境シフトの流れをよく見極め、自らがサステナブルに処する方向に舵を切る必要が出て来たのではないのか。
我々はこの度、印刷サービス排出量計算ソフト(PGG)をクラウド化したPGG-Claudを正式にリリースし、発表する。これまでのスタンドアロンのFileMaker Pro版を廃版とし、クラウド版に切り替える。これにより、次の進化がなされた。
1)1次データー・2次データーが瞬時に随時更新して全運用者に徹底が図れる。かりに、運用者が不正運用を働くなら、瞬時にその運用を遮断できる。
2)業界初の印刷PCRに則った、排出量計算方式になっていて、しかも、積上げ型、按分型、ハイブリッド型を任意選択できる。
3)これから必要性が求められるLCAフェーズ3に対応している。
4)英語対応になっている。
5)クラウドの長所が生きかされ、初心時に起きうるミス入力などをインストラクターが遠隔操作で指摘することができる。
これらは、欧州で実施されている印刷LCAソフトの運用を見ながら、日本の仕様を加味したもので、中小事業者でも、会員なら無償で使いこなせる便宜を計らっている。運用事業所が印刷物を通してのPGGの補助を借りてLCA計算を体得し、顧客にLCAの初歩的運用サービスを施せる力をつけてもらいたいものだ。
カーボンフットプリント(CFP)は、試行事業を終え、来年度から産業管理協会の下での運用に切り替わる。このときを見据え、運用事業者が自らが加工した印刷物を通して、CFPの一層の広報と自らの環境改革に踏み出せるツールとして活用していただきたい。
印刷媒体はCFPロゴの広告塔、つまり、「連続的なスポット広告」の役目を担える。印刷物の余白を生かし、かっての「ベルマーク」のごとく、消費者にCFP、低炭素化を掲載し続けることで、消費者からの注目を引き付け、ついには、我々の姿勢を評価していただけるようになるのだ。
このエコプロダクツ2011で清水印刷紙工株式会社(PGG創作者・一般社団法人日本WPA会員)はPGGの利活用につき、そのポイントを次のように述べてくれるている:詳しく見たい方は
PGG-Claud.pdfをクリックしてください。
111216PGG-Claud.png

2011年12月16日

お許しを…邪道の正道

印刷会社にとっての印刷機はまさに、生産力の根幹である。いくら、ソフト・サービス化を図るべきとすれど、稼ぎの源泉は印刷加工に負うところが多い。やはり、最新の印刷機は一時代前のものと違い、多品種・小ロットをこなす適性を持ったものでその威力は歴然としたものだ。小森のハイブリッドUV機、ハイデルのアニカラー機、KBA-MetroPrintのGenius機などは、デジタル印刷機に迫る、すばらしい小ロット適性をそなえている。本来は、印刷会社はこのような新鋭機を導入し、より生産性向上をはかるべきであろう。
しかし、諸般の事情で新鋭機導入に踏み切れない向きもある。手持ちの印刷機を改良して、デジタル印刷機に近づけることができないものか? 邪道ではあろうが、生きるすべにはこんな知恵を図らざるを得なくなってきている。
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NさんはKBA MetroPrintのGenius機にすっかりほれ込み、何とか導入したい思いでいた。しかし、現下の情勢は導入に踏み切らせてくれない…そこで、次善の策、手持ちのハイデルMOVをデジタル印刷機へ近づける改良工事はできないかと相談を持ちかけられた。
11月30日、京都でユニークな印刷関連装置を作っている、アイマー・プランニング(株)の井爪社長を訪問し、本番類似の仕事数点と紙を持ち込み、同社の印刷室でテスト刷りを行った。設置機はシノハラ菊四歳2色機ゆえ、4色物を上げるテストの時間はかかったが、同社のIPC装置の効用はしっかりと確認できた。
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アイマー・プランニングのIPC装置では、つぼを平らにしてインキは元ローラーから均一膜となって吐出され、呼び出ローラーに変わる、分割ゾーン制御(電磁弁で行う)のダクターローラーを挿入することでCTPデーターから受け取ったデーターで、ゾーンごとのインキ加減を調節してくれる。
水なし印刷にして、小ロットものをこなしたが、この機構は小ロットものをこなすには誠に具合が良い。壷を閉めすぎての、インキしまりを起こさなくて済むし、壷から絶えずフレッシュな一定のインキが出るので、印刷条件は大変良くなる。この方式では、刷出し色決めは、30枚内に収まってくれた。水なしにすると、水による変動要因が取れ、インキ濃度の振れも一定に収まってくれる。事実、ロット内のばらつきは濃度0.04内に収まっていた。
既存の機械に手を加え、性能アップを施し、デジタル印刷機へ近づけて行く。こんなチャレンジをしてみたのだ。費用的にも、思いのほか、かからないことが分かり、Nさんは導入への意志を固めた。本来は新台を購入すべきであるが、当面、このような生き方もあり…かな。

2011年12月13日

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