日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2011年11月 -

PGGクラウドの本格稼働の助っ人・クラウド管理ソフトが完成

PGGのクラウド化は既報のように10月に完成を見て、既に、試験運用に入っている。バグ取りを終えて、いよいよ、本格稼働に入り出す。

JEMAIのカーボンオフセット事業はこれから、本格運用の時代に入ってくれる。現在、CFPマークを付けるには、申請書を提出し、コンサルの手を借りて、事細かにPCRに則ったCO2排出計算のチェックを受け、その後、検証パネルでの検証をえて正式にマークが交付される。これは当然と言うべき基本の形である。
欧州の状況を見ると、印刷組合が取り仕切り、CO2排出量計算ソフトのクラウド化を進め、印刷会社は自己責任の下での運用を図っている。各産業ごとの、信頼性のあるクラウドCO2排出量計算ソフトをつくると、これはPCRに基づいたCO2算出計算が、自動化に近い形で算出できるのではなかろうか。この運用は完全に自己責任の下で施行されるようにできる。
我が国の慣行はこのようにはいかないが、印刷物の場合、検証パネルに係る20日とかでは、実用性が薄くなる。印刷産業界こそ、欧州の運用を見習うべきではなかろうか。

我々はカーボンオフセットの形を、限りなくカーボンフットプリントに近づけて運用している。よって、カーボンオフセットにかかわらず、より正確な排出量の数字をバタフライロゴ内に掲げている。
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この画面から請求書とが発行され、メール添付で送られる。
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この画面から証明書が発行される

カーボンオフセットを1400トン以上、運用した結果、トン当たり3500円の小口の請求書h発行、代金回収、証明書発行、在庫カーボン量の管理など、小口にして複雑な経理作業をともなうことが分かってきた。そこで、クラウド化を機に、専用のクラウド化管理ソフトをこの度作成し、その完成を見た。これで運用者側と使用者側が個別案件を円滑に経理処理、付帯処理の運用ができるようになった。

2011年11月27日

環境に関心を持つ印刷発注会社、5,500社にダイレクトメール

一般社団法人日本WPAはエコプロダクツ2011展への勧誘を兼ねて、プリントメディアの良さと環境・社会貢献を目指す「水なし印刷」の我々の姿勢を訴求するダイレクトメール(DM)を送らせていただいた。
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このDMのアンケートの応募は、我々の専用サイトwww.waterless.jp/aa に答えていただく形を採った。これにより、返信用紙を使う場合と比べ、A4サイズ回答紙のCO2排出量39gの削減につなげた。回答者には手を煩わせて申し訳ない思いでいる。

この読者の中でも、www.waterless.jp/aa にてアンケートのお答えをいただければ幸いである。お約束の当協会特製の「額縁風クリヤファイル」と「賞状風クリヤファイル」を送らせていただく。

2011年11月26日

WATERLESS CURRENT 11年11月号

新しいVIM版が2012年に登場する
イスラエルに構えるVIM社は既に、DI機用途のポリエステルベース、アルミベースの水なし版を供給しているが、アルミベースの高性能・水なし版、DO-S版を発表した。この版の耐刷力は10万枚近くで、網点は350線のものまで再現するとしている。この発表はIGAS2011展の折に、9月19日に開催された第2回世界水なし印刷会議の席上で発表された。

VIM社はサイテックス社をから始まった会社でその歴史は長い。ご存知のように、サイテックス社はエフラム・アラジが創立した会社で1960年代から2005年まで存在した。同社はグラフィックデザイン、印刷、出版の分野に特化した、イスラエルのいわば旗艦会社と言う存在であった。1990年代後半、サイテックス社は3基本事業部に分割された後、サイテックス・グラフィックスグループは2000年にクレオ社に買収され、サイテックス・デジタル印刷グループはKODAKに売却、サイテックス・ビジョングループは、2005年にヒューレッド・パッカード社に売却されたのだ。この時、数社がサイテックス社から離れ独立して行く。
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レバノン国境に近いハニタにあるVIM社の工場
このスピンアウトした会社とか製品群には、インキジェット技術のObjet, Scodix, Diptech, Matan, Korniの各社、デジタル印刷技術のVIMテクノロジー社、デジフレックス社、それに1977年にベニー・ランダにより設立されたインディゴ社があった。インディゴは2001年にヒューレット・パッカード社に買収される。

Avigdor Bieber氏は、この度、(社)日本WPAが主催したIGAS2011での第2回世界水なし印刷会議で講演者の光栄に浴した。彼はかってScitexで活躍し、Eray Plotter、Raystarイメージセッタ、および、あの有名なScitex Dolevの事業部長と最高技術責任者であった。彼はScitexとKBAとの合弁会社、カラットデジタルプレス社の創設者であり、社長でもあったが、菊半才DI機としては始めて世に出してくれ、それが74カラット機で、100台以上のDI機を世界に販売してくれた。
VIMテクノロジーの創立者として、Bieber氏は現在、同社のCEO・取締役会長として勤めている。デジタルの無現像水なし版の他に、同社は、JTインクジェットDirect Plate、つまり、インクジェットCTPシステム、およびインクジェットでのデジタル・プロセスによる、無化学処理の版をそろえている。VIMの版材を含むこの特徴ある一連のデジタル技術は、研究開発と産業貿易と労働の3つの省にまたがったチーフ・サイエンティスト・オフィス(イスラエル独特の技術開発・貿易振興機関)によって、2001年から強くサポートされている実績を誇りにしている。短期間に、VIM社はヨーロッパ、北アメリカ、日本、中央アメリカ、および太平洋の地域に拠点を設けていった。VIMのビジネス・モデルとは、デジタル印刷市場で革新的で、専有的な技術と製品を開発することに集中することであり、その製品のもとで、世界中では数百人の顧客と40社の活動してくれる代理店がいる。
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彼らは、水なし版のDP-R、DOB、DO-S版、およびJTインクジェットCTPシステムに関連した消耗品を取り扱い、「年金的な流れ」を生成して、消耗品と関連したシステムを売っている。一般的な製造品目は外注に出し、自身は、専有的な段階の製造を自社内でこなす方針を採る。VIMの全体の事業戦略は、量産型オフセット印刷機と同様にオンディマンド印刷(POD市場)における短納期のニーズを満たすVIM水なし製品にも絞っていて、変化する印刷産業に合わせた製品とテクノロジーを提供してくれている。
無化学処理ですみ、市場で存在しているどのようなサーマルCTP機でも使える、アブレーション版であるので、これはグリーン・ソリューションの製品として位置づけられる。
VIMのこの挑戦は、すでにPresstekと東レによって築かれた市場に足場を作ることであろう。
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2011年11月19日

新商品・PP製・額縁クリヤファイルと賞状クリヤファイルをアンカーなしで水なし印刷

エコプロダクツ2011で我々は面白い新商品を来場者の記念品としてお配りする。PP製のフラップ付きクリヤファイルであるが、これは清水印刷紙工特製の高周波接着でない、ホットメルト両サイド接着、フラップ付きの製品である。
額縁風のものは印刷の名画を挿入すると、あたかも額縁に入れた感じが出る。これをさりげなく、机の前に飾っていただくと、ちょっぴり、リッチな気分になれる。
もう一つの賞状クリヤファイルは白紙に賞状をプリントアウトし、これをこのファイルに入れると、立派な賞状になって映えるアイディア商品である。
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仕上がったアイディア商品・クリヤファイル

このアイディア新商品をなんと、水なし印刷の今までの限界を打ち破るテストを兼ねて印刷してみた。11月11日(金)、清水印刷紙工。館林工場にはT&K TOKAの新しい水なし用金インキとPP材用UVインキが用意されていた。今まで、水なし用の金インキはPP材には印刷できなかった。同様な感じで、PP材にはアンカーコートを下敷きしない限り、UV水なしインキは密着してくれなかった。
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印刷直後のアイディア商品・クリヤファイル
長年の水なし印刷人はこの限界に悔しい思いをしたものだ。ところが、T&K TOKAの技術陣はドイツでこの問題は解決済みとのDetlef Braunの発言に触発され、必死になって製品開発に励んでくれた。

やっとその新インキで、新アイディア商品でのテストの段取りが整い、印刷テストにかかる。当日使用した印刷機は、世界でも数少ないRoland710(反転機能付き5色+コーター+5色+コーターの10色機)である。このクリヤファイルはカーボンオフセットつきの印刷で環境配慮された製品となっている。印刷機の特製をいかしてK→C→M→Y→金→W→W→ニスの順に印刷した。
通常は、アンカー→K→C→M→Y→金→W→W→ニスの方法で印刷は可能ではあるが、8色以上の印刷機もでないとワンパスでできなかった。今回の新しいインキ(T&K TOKA製)では、8色機でもPPへの水なし印刷が可能となった。印刷開始直後は、地汚れを気にしてHタイプでスタートしたためか過去と同様な課題が発生したが、Mタイプインキに変更することで、課題は解消された。さらなるインキの改良が期待でき・・・この直刷りメリットは大きい・・・
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Roland710(反転機能付き5色+コーター+5色+コーターの10色機)

2011年11月18日

ラベルエキスポ2011でアニフローが注目される

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アニフロー装置を抱いたVIVA340ラベル輪転水なし印刷機

ラベルエキスポ・ヨーロッパは、Codimag社がアニフロー印刷ユニット(キーレス・アニロックスインキング)を引っさげ、新型ビバ340プレスを市場に紹介する絶好の機会となってくれた。
キーレス・アニロックスのオフセットユニットはVIVA340とVIVA420両機で今や、使えるようになってきた。
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Codimagには多くの人が駆けつけた
この展示会で注目されたのは、迅速立ち上げの利くアニフローのお陰で、採算分岐点を下げることができ、しかも、ロット内での色の一貫性を保てる大きな長所を見せつけることができた。
壷キーコントロールとか、ローラー接厚設定が全然なく、また、インク/水のバランス調整もないので、アニフローユニットでは的確な進行予測できて、しかも、反復小ロットをこなす印刷が苦にならない。
また、アニフロー印刷ユニットとの組み合わせて、Esko色管理ソフトウェアを使ったが、色再現域の拡張された印刷を見せつけることができた。
この大きな特徴と相まって、Codimagは、そのパートナー「東レ」、新聞印刷会社「L'imprimerie (LeFigaro)」とKBAコルティナ水なし印刷機とコラボしたが、各々の経験を共有して水なしオフセットプロモーションを引っ張ってくれるオランダの「EPC社」の支援はこの展示会でも有難いものであった。
キーレス・アニロックスインキングは今のこの時代だからこそ、Geniusだけでなく、ラベル輪転機でも活躍してくれるのだ。Codimag社は来年、他メーカーと異なり、増産に走るとしている。
特徴ある、ある意味で、画期的な機械はこんな時代でも売れることを意味してくれている。
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水なし3団体の活動内容がパネル展示される

2011年11月14日

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