日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2010年4月 -

全印工連水なし印刷研究会・工場見学とセミナー

全印工連水なし印刷研究会では、日本水なし印刷協会(以下、日本WPA)との共催により、
茨城県つくば市の株式会社小森コーポレーション・プラント見学会およびカーボンオフセッ
トセミナーを下記の添付ファイルの通り22年5月7日に開催する。なお、カーボンオフセットセミナーでは、印刷物をカーボンオフセットするCO2 排出量算定の無償ソフト(PGG)の解説を行なう。水なし印刷セミナー「蠑森コーポレーション・プラント見学会・セミナー」案内.pdf

2010年4月29日

WATERLESS CURRENT 2010年5月号を送信

欧州中央部にあるポーランドのCENTRUM社が昨年末、菊全版小森リスロンS 水なしUV仕様機を設置し、本格稼働に入り、好業績を上げ始め出した。この地はドイツ勢の強いところで、その中で高細線ができる、環境に良い、多様な被吸収体に刷れるとする、特色ある切り口の技術を確立できるのが導入のポイントであった。
日本発の技術が、欧州の中央部でも根付いてくれるとは、嬉しい限りである。CENTRUM社の生き方をご参考いただければ幸いである。

CENTRUM社はUV水なしの約束を果たす
Presstek版と東レ版の水なしUV用途が上昇の兆しになっているのは間違いない。
B1機(104cm)とB2機(74cm)ではUV変換は非常に目立つようになり、東レ版の使用例はKBA社のGenius52 UV機にも及んできている。
その間、Presstekは新しいUV DIプレスと後付け改造キットのおかげで業績成長を享受している。
2年前、私達の最初のポーランドの正会員、PPHU CENTRUM社、パウェル・ズビエルスキは、新しいB1(104cm)印刷機を入れるが、水なし仕様だけでなく、UV仕様にしてゆきたいと約束していた。
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CENTRUM社の新印刷機の導入決定をしたころ、水なしとUV両方の仕様を装備しているB1プレスがほとんどなかったと言う事実を考慮すると、それは大変な勇気で先取りしたものだ。
CENTRUM社は1993年に設立されて、印刷会社としては相対的に若い。
2005になり、既存の手いっぱいの施設からの脱皮をして、ワルシャワの首都の約100キロメートル南西のズドゥーニスカ・ボーラの町の新しい場所に移った。
UVテクノロジー導入を公言している間に、よりモダンな機械への投資に結び付けられた。パウェル・ズビエルスキによると、これらの投資によりポーランドの中でCENTRUM社は最もモダンな印刷会社の1つになった。今日、会社は50人を超える人々を雇用している。
私達がCENTRUM社の内容を話す前に、ポーランド国についてご存知ないかもしれない状況に触れてみる。
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新ビジネス自由化法によって、ポーランドは着実に経済を拡張している。
3,900万人の人々とともに、ポーランドはEUで6番目に大きい経済力を持っている。最近、欧州連合内で、国内総生産(GDP)の増加を見ているのは、ポーランドが唯一の国である。
2000年の景気後退にもかかわらず、ポーランドは毎年6%の成長率によって中欧で最も高度成長する経済力を持っていた。2008年に、ポーランドのGDPは5%上がった。
ポーランドは過去10年の間にすさまじい経済成長をし、今はGDPでは世界で21位に位置する。
小森および東レ製品の代理店、Reprograf社のサービス支援により、CENTRUM社は新技術の検討をし、新しい小森印刷機での水なし採用と決定したのだ。印刷機は2009年の11月に設置された。東レは、CENTRUM社がポーランド市場で新しい技術の消化と実施の手助けすることを約束した。結果として、彼らは、この技術を使用するポーランドの最初の会社となった。
さて、彼らは、この水なしUVテクノロジーを手にし、この地域では最高レベルの印刷ができるようになった。
CENTRUM社は蒸着紙、ポリプロピレン、PET、およびレンチキュラー系の素材などの非吸収性素材の印刷に絞っている。
しかし、これらの素材は完成域でないものもある。彼らは、Classic Color社(英国のインキ会社)と協同して、塗工紙、非塗工紙、ボール紙に相性の良いUV水なしインキ、さらに、つやなし、つやあり、サテン系のPVC素材への適性インキを開発している。多くの種類の素材をこなす必要があるので、Classic Color社の協力のもとで挑戦に励んでいる。 CENTRUM社は完璧な品質だけでなく、また最高度の生産性への努力を惜しまない。2つのテクノロジーへの変換により、CENTRUM社は自らの製品が環境上も有利に立てる確証を持てるようになった。
より持続可能な印刷でリーダーシップが取れ、彼らはMcDonalds、コカコーラ、ユニリーバ、マイクロソフト、ジレット、CEDC(Central European Distribution Corporation)、およびバイエルのような大きな医療薬品会社から新しいビジネスを取得することができた。
パウェル・ズビエルスキは「水なしUV印刷テクノロジーの実用化おかげで、CENTRUM社がポーランドで最も革新的な会社として、数百の会社の中から全国的な競技会に贈られる〈印刷革新リーダー第1位〉になった。」と報告してくれた。

パウェル・ズビエルスキは、ポーランドでの水なし印刷が目下、普及中の印刷方式であると断言する。CENTRUM社が収めた成功によって、ポーランドで水なし印刷を促進するのを手伝うことができると信じる。
高度にアニメーション化したウェブサイト(www.centrum. biz.pl)はすべてのページにIWPAバタフライロゴを特集しているだけでなく、今までに見た中での水なし印刷の利点を訴求する最も良いページの1つであろう。
水なしのUV印刷のみごとな実用化に、CENTRUM社の社員全員にお祝いを申し上げる。

CENTRUM社が制作した印刷物の一例
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ホログラム蒸着紙で作られた箱。水なし印刷だからできるマイクロ印刷で著作権侵害から保護する。
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化粧品の箱は蒸着紙とPPで作られている
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マイクロソフトとマクドナルド向けのさまざまなフォイル・ステッカー
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ポリプロピレンはマクドナルドの制作物
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バイエル薬品の健康管理、浮き出しPVC
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蒸着紙上にあしらわれたバタフライロゴ、欧州最大級のブランド品メーカー、Diverse、 Cropp、Reserved、や Houseの品が見える。

2010年4月17日

カーボンオフセットPGG研修会の24名が巣立つ

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第1期カーボンオフセットKGG研修会は22年4月9日(金)の第4回講座でもって無事4回の講座勉強会を修了し、東京地区14社、関西地区10社の参加の会員に終了証を日本水なし印刷協会・副会長・奥継雄氏から手渡された。第1回講座が21年7月18日、第2回講座は10月2日、第3回講座は1月23日と、多彩な顔触れの講師を呼んで、カーボンオフセットの意義、バタフライCO2ロゴの制定、ファイルメーカープロ化したPGGの使い方、演算の実技、具体的な営業での成功事例などを勉強し、環境に役立つ印刷物造りに一層励むことをお互いに確認しあった。4月6日は不幸にして途中、出席できなかった方のために補習講まで開催させていただいた。
東西2元のテレビ会議室(東レ様会議室)を使わせていただいた講座で、全国的な範囲の研修会をコンパクトな形で集中的に実施することできた。第2期を間もなく始めるが、より細かな配慮をし、スカイプ受講ができる方法を検討している。

第1期カーボンオフセットPGG研修会の修了者は以下の方々である。(敬称略)
東京地区
株式会社久栄社    東京都 平野ゆうき
株式会社文星閣    東京都  藤井貞夫
株式会社栄光舎    東京都  後藤基成
株式会社野毛印刷社    横浜市  江口聡
株式会社橋本確文堂    金沢市  橋本光央
株式会社金羊社    東京都  吉川雅人
株式会社テレカルト    東京都  山本一也
六三印刷株式会社    岩手県  岩渕賢也
サンエー印刷株式会社    東京都  徳坂真一
ソノベ株式会社   仙台市  高島俊雄
株式会社ハタ技術研究社   東京都  端 晶弘
新日本印刷株式会社   香川県  道城成人
株式会社アイカ   愛知県  渡邉功
東京リスマチック(株)   東京都  佐々木康宏
関西地区
株式会社わかくさ印刷   兵庫県  光本由美
株式会社東洋紙業高速印刷  大阪市  河内満
株式会社北星社       兵庫県  早川薫
スキット株式会社   福井市  宮川文明
産興株式会社       広島市  橋原 徹
アインズ株式会社   滋賀県  小寺秀樹
サン美術印刷(株)     大阪市  砂田耕作
和多田印刷株式会社   京都市   高山和彦
泰和印刷株式会社   京都市 江藤隆彦
水山産業株式会社   神戸市  寺田 新

2010年4月11日

これはカーボンフットプリントではない、カーボンオフセットで社会貢献

月間NHK CDのパッケージの裏に1個当たりのカーボンオフセットされたCO2排出量がこのような体裁で表示されている。
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この春から発売されたNHKテレビの月刊NHK CDのパッケージはFM10ミクロン・水なし印刷で作り上げられている。ルーペでのぞいてもその網点の細かさには目を見張る。この手法は砂目立てされた水あり版では事実上再現できない。水なしだからこそできる技法である。特色に見える帯模様部は何とかけ合わせされていた。裏を見るとバタフライCO2ロゴがあしらわれ、Carbon Offset for 53g-Co2 per copyと表示されている。単に、1個当たりのCO2排出量を表示しているだけでなく、この分をカーボンオフセットし、日本政府のカーボンオフセット枠からこの分を引き当て、ささやかなりともCO2削減に貢献している商品であることをうたっていた。この用法は、多くの視聴者(消費者)に販売された公の商品としては恐らくや、始めて実施されたもので、世界初の大量印刷物に付けた運用法と称賛したい。
なお、FM10μをこなして初めて分かったが、この手法でインキを相当量節約できることが分かってきた。環境に優しい物づくりとは、このようにCO2排出量とかの数字を表示し、できれば、カーボンオフセットをすることが印刷人に課せられた方向性と信じている。

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今春発売のNHKテレビの月間NHK CDのパッケージ類

カーボンオフセットPGG研修会第4回講座

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会場風景
日本WPA第1期カーボンオフセットPGG研修会の第4回講座は4月9日(金) 午後2時から、新浦安の東レ第2本社・7階テレビ会議室と大阪本社・テレビ会議室を結び、2元地点での最終の勉強会(講座)を開催した。冒頭、田畠久義会長は、日印産連も印刷PCRの手でカーボンフットプリントのより充実した活用、さらに、カーボンオフセットへの取り組みを検討しているが、日本WPAはいち早く、CO2eオフセット量を表示しつつ、カーボンオフセットにつなげる営業ベースで使える、実利的手法を編み出し、業界では唯一、先行した営業活動に結び付けていると、参加者を鼓舞しつつ、一層の社会貢献を目指した環境推進にまい進しようと呼びかけた。
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開会の挨拶・田畠久義会長
本講座の締めくくりの講演として、PGGの開発者で、本事業の推進役である、清水宏和氏(清水印刷紙工蝓社長)から、「印刷サービスLCCO2による環境負荷低減−PGGの運用における算定のポイントについて−」の基調講演があった。
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清水宏和が熱の入った締めくくりの基調講演をしてくれる
印刷サービスにおけるLCCO2の目的
●印刷サービスの環境負荷を“見せる化”
– 印刷サービス使用者・利用者の方々に、CO2という尺度により環境負荷を定量評価してわかりやすいように提示
●“環境配慮デザイン(DfE)”への転換
– CO2削減のための仕様設計(版型・ページ数・紙厚・紙種・色数・WEBへの切り替え…)を根本から見直し・変更
●“カーボンオフセット”の活用・カーボンフットプリントの可能性
– 極限まで資材・工程を見直してもゼロにできないCO2をカーボンオフセットにより埋め合わせ・将来のカーボンフットプリントへの対応
PGG研修会2010年度に向けた課題
●算定手法の統一化
– 工程の対象・対象外の判断
– 外注依存の場合の二次データ収集
– 対象外工程についての伝達
– 図柄面積がわからない場合のインキ使用量
– (湿し水使用倍率)
– 電力使用量の平均化(分母となる時間の捉え方)
●オフ輪・特殊加工機等の一次データ整備
– 該当設備所有の御会社にデータ開示を依頼
●LCA統合化指標の模索
– 次のステップとして考えておくべき事項

次いで、表面加工のLCAの算定について、株式会社太陽社成晃堂・社長・宮本武紀氏の講演をいただく。
ついで、製本加工のLCAの算定について、株式会社国宝社・社長・林庸光氏から講演をいただく。我々は製本分野に知見が薄く、ここでは活発な質問が出てきた。PURは環境上優れた糊ではあるが、仕事の終了時にタンクに残った分は破棄しなければならず、年間の廃棄量だけで相当の金額になるなどの話が出た。
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自社の実機に電流計測器を取り付けその内容、結果の報告を(株)文星閣の奥継雄社長がしてくれた。
株式会社文星閣の奥社長から、この度、日本WPAが始めた、消費電力測定事業に参画され、その計測データを披露していただく。タケモトデンキ様の電流計測機、クランプを我々は購入し、これを会員企業に無償貸与して一定期間、電流計測をしていただく事業を実施しているが、その第1適用先として取り組んでいただいた。
印刷時のCO2算出の実測値を収集するため、この電流計測機を実稼働機に取り付け、5分ごとの消費電力を測定した。その対象は主電動のみならず、付属機器、コンプレッサー、UV装置などを包含して実施した、この結果、稼働機械の電流の実測値把握できたが、仕事内容、オペレーターの技量で単位枚数あたりの消費電力は異なってくることが判明した。また、あるUV搭載機械では、主電動147KW、UV39KW、送風機・ポンプ類が30KWの定格電流であるが、実測値は主電動、UV、送風機類がほぼ類似の値を示してくれた。送風機が意外に実質電力を消費している実態が判明した。また、古い機械は電力を食わない仕組みになっていることも判明した。これらの判明した事実をもとに、改善作業に取り組み出されている。
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営業の成功事例を説明する(株)アイカの渡辺功取締役
次いで、会員の具体的は営業成功事例を紹介してくれた。株式会社アイカの取締役・渡辺功氏はデザイナーと組んである学校筋のクライアントにデザインを絡めたカーボンオフセットの新規性と、環境貢献訴求で競合排除して仕事を獲得した事例を発表してくれた。そのクライアントは大変喜んでくれ、担当デザイナーに他の仕事も流してくれるようになった、とした。
アインズ株式会社の山崎敏課長は同社が温室効果ガス排出権付き水なし印刷「グリーンアイ」と言う商品を作り上げ、この商品が京都議定書の日本国のCO2削減目標達成に貢献する点を訴求している。具体的なネーミングとトーキングを確立し、はや、この半年で50トンのカーボンオフセットを既に消化してくれている。
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カーボンオフセット事業の発展状況と傾向の説明を中尾事業部長が説明
最後に、中尾事業部長がカーボンオフセットビジネスの実績と取り組み意欲のあるクライアントの傾向をまとめて話しをした。さらに、演算サンプル課題を参加者に出し、この場でPGGを使って答えを出す実習を行った。
最後に晴れて、4回の講座を無事こなした方々に、奥副会長から一人一人にPGGを使いこなせる有資格者たる終了証を手渡した。大変、有意義な研修会となったが、明日からは市場に出て如何に実践するかである。
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奥副会長から4回の講習を受けてくれた受講者に、お墨付きのPGG有資格者の証としての修了証が手渡された。

2010年4月10日

カーボンオフセット研修会補習講

日本WPAはカーボンオフセット研修会を昨年7月から開講し、3度目の講座を終えた。この間、不幸にして欠席された方のために、4月6日(火) 午後2時より東京都千代田区、ちよだプラットフォーム会議室を起点として、兵庫県北部、神戸市、福井市と4地点をスカイプでつないで、補習講を開催した。東京会場には東京在住の2社が参加してくれた。

最初は不手際もあり、4地点のスカイプ会議でのやり取りに、不慣れなことも手伝い、たどたどしい進行であったが、途中から慣れてきて、無事補習講を終えた。
中尾克太事業部長が講師となり、「CO2排出権購入と無効化の流れと手続き、水なし印刷カーボンオフセット運用消費状況報告書の記入の仕方、新しいファイルをアップデートする方法、CO2排出量の計算演習」などを行い、午後4時に終了した。

第2期カーボンオフセット研修会はこのスカイプ会議を利用し、できるだけ地方の方も受講しやすい仕組みを確立して行く。
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補習講の風景

2010年4月 6日

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