日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2008年12月 -

ゆるエコ”マガジン パゴパゴの発刊おめでとう

大変読みやすい、”ゆるエコ”マガジン、パゴパゴが東京ニュース通信社より2008年12月から発刊された。エコの素朴な疑問30は、ビジネスマンにとっての環境の常識が、分かりやすく記述されている。心より、このような雑誌の創刊を祝福したい。
「環境マーク、知らないと恥ずかしい?」のページで我々のバタフライマーク(ロゴ)が印刷関係の環境の他の二つのロゴとともに紹介していただき、感謝に堪えない。
ちょっと残念だったのは、バタフライロゴは日本では、2006年でなく、2002年5月31日の日本WPA発足と同時に、わが国では紹介されている。ところが、実質的には米国WPAが発足した1998年の翌年には、日本でもある自動車会社の環境報告書にバタフライロゴが掲載されていたのである。印刷の環境ロゴの中では、バタフライロゴは先導的な役割を果たしているわけである。
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2008年12月24日

藤田靖様、第10回 グリーン購入大賞おめでとうございます

10月24日(金)グリーン購入ネットワークGPNは、グリーン購入全国フォーラムin京都において、今年度のグリーン購入に関する優れた取り組みを表彰する『第10回 グリーン購入大賞 表彰式』が開催された。
今回、北海道GPN会員の、NPO法人コンベンション札幌ネットワークが、「大賞」を受賞された。その代表幹事を務められたのが、日本WPA会員・(株)プリプレスセンター社長の藤田靖様である。氏は昨年より、環境関係のことで海外視察、 グリーンコンベンション構想と地域貢献型カーボンオフセット事業に奔走されていたが、同志とともにその労が報われたのである。誠に、おめでとうございます。
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大賞を受けた藤田靖氏(中央)

NPO法人コンベンション札幌ネットワーク
●北海道洞爺湖サミットを契機に世界へ発信する日本初のグリーンコンベンション構想と地域貢献型カーボンオフセット事業

観光やコンベンションのグリーン化を推進すべく世界各国の情報を調査・研究し、日本で初めて「グリーンコンベンション構想」をまとめている。また、洞爺湖サミットにおいては、レガシー・カーボンオフセット事業を立ち上げ、ポストサミット後の地域循環型モデルとなる企業・学校・行政を巻き込んだ植林や間伐によるカーボンオフセットを行っている。
今後、国内で行われる各種会議等の開催時の環境配慮は当然考慮されねばならず、具体的な取り組みの実践、効果の検証等を通じてその活動の広がりが期待される。
≪受賞の一言≫
NPO法人コンベンション札幌ネットワークのミッションは、コンベンション業界(会議やイベント)を通して集客交流産業が活性化することにあ。北海道洞爺湖サミットが、世界的な環境配慮のコンベンションとして位置づけられたことは、このグリーンコンベンションが大きな評価を頂いたことと受け止めている。
カーボンオフセットはこれから様々なルールが検討さよう。自分たちは免罪符としての取組みではなく、地域への貢献、負荷をかけた地域へのお返しといった理念で、今後も活動を続けるとされている。

2008年12月22日

エコプロダクツ2008に日本WPA会員企業12社が出品(2)

株式会社文星閣は5年前より、W2インキ(水洗浄性インキ)に取り組み、数回の改良版のもとでやっと、通常の水なしインキの水準に達した商用タイプW2インキが手に入るようになった。最近ではこのインキを要望する固定客もつかみ、大変大きな評価を得ている。
成分に鉱物油を含まない、つまりインキからのVOC発生ゼロ。水性洗浄液で、ローラー洗浄が可能、つまり洗浄液からのVOC発生ゼロ。さらに洗浄廃液はろ過して再利用(研究中)。
水なし印刷との併用で刷版工程での強アルカリ廃液ゼロ。印刷工程での有害なIPA(イソプロピルアルコール)を含む湿し水が不要、と結構尽くめの環境では最高適性を備えたインキを実用化し出した。一段と光る、W2インキの訴求のブースであった。
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エコプロダクツ2008展の(株)文星閣のブース

印刷通販ピーネットは最近、メキメキと「水なし印刷と300線高細線」の「印刷ネット通販」で売り出しを図っている会員である。あまたのネット印刷通販サイトがある中で水なしの持つ環境優位性と300線高細線と言う、高品位印刷で多彩との差別化を図っるサイトなない。エコプロダクツ展は始めての出品であるが、17万人もの来場者には強く印象づけたものとなったであろう。
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水なし印刷と高細線が売りの印刷ネット通販・ピーネット

環境保護をテーマとした事業活動を展開する野毛印刷は、「環境ラベル」、「オンデマンド」、「人にやさしく」、「eビジネス」の4つのテーマを掲げての出展してくれた。
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4つの商品で勝負の野毛印刷
株式会社新藤は今年の第7回 印刷産業環境優良工場 『経済産業大臣賞』を受賞した会社である。この表彰制度は、社団法人日本印刷産業連合会が実施しているもので、企業経営に環境対応を明確に位置づけ、全ての工程において環境が配慮され、改善活動が継続的に実施されていることなどが審査基準となっている。この名誉ある慶事を前面に出して来場者に訴求していた。
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ことしの経済産業大臣賞を受賞した株式会社新藤はこの受賞を前面に出していた。

高桑美術印刷株式会社はCD-ROMパンケージをすべて紙製のパーツでつくりあげた新商品を発表した。今までCD-ROMを留めるプラスチック製のへそをなくした逸品である。
されに、あるディスプレーメーカー向けに紙製のライト遮光フードを作り上げ、正式採用になったことをお披露目された。紙に防水、坊油、変形防止のコーティングを施し、耐久性をつけた商品である。紙の用途はまだあるぞと、環境を意識する消費者に強い訴求をしていた。
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素晴らしい紙製の新エコ製品を出した高桑美術印刷(株)

パッケージの精英堂印刷(株)は2コマの大きめのブースを占め、水なし印刷、W2インキを前面に出した、パッケージ商品を提案されていた。最近のパッケージ・新商品群は水なし印刷、W2インキを採用する機運にあるとしていた。
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水なし+W2インキをパッケージで提唱する精英堂印刷(株)

日能研のブースに(株)サンエー印刷が何と、米ぬか油から作り上げたインキを展示していた。日能研の代表者の発案で、サンエー印刷がこの開発をインキ会社と進め、実用化にこぎつけたのだ。大豆油はバイオエネルギーの方へシフトしつつあり、輸入品というハンディが付きまとう。米ぬかは国内品でしかも、余剰量が多く、兼ねてから産業用途を探していたという。国内の余剰資源の有効活用の道が開け、地産地消・輸送マイレージに則る優位性は大変喜ばしいし、ぜひ、応援したいものだ。
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「輸送マイレージ」「地産地消」に配慮した新しい、ライスインキを打ち出したサンエー印刷

業界ではカーボンフットプリント、カーボンオフセットの先駆者として活躍中の清水印刷紙工(株)はミニブース2コマを占め、印刷界で初めて切り開いた計算と印刷物でのCO2削減の設計提案を出していた。わが協会も清水宏和氏の指南を受け、独自パンフを作製した次第である。この展示会でも産環協がカーボンフットプリント、商品の「CO2の見える化」へ取り組んでいる仕掛けの最中で、CO2削減を消費行動から巻き起こしたい悲願が込められている。わが水なし印刷人もできる限り、この新しい知見から印刷物作りで答え、支援してゆきたいものである。
今回展示会のさわりの反応では、確かにその手ごたえを感じた。
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カーボンフットプリント、カーボンオフセットの先駆者として活躍する清水印刷紙工(株)

2008年12月12日

エコプロダクツ2008に日本WPA会員企業12社が出品(1)

日本最大級の環境展示会・エコプロダクツ2008は12月11日(木)より13日(土)まで、東京ビッグサイトで開催された。環境対応の印刷を一早くから打ち出している、我が会員企業は大変意欲的に、12社がそろって出品し、水なし印刷での環境優位性、高精細適性、カーボンフットプリントから見たCO2削減印刷の提案など、時代の先端を行く訴求を重ねた。

株式会社久栄社は産業環境管理協会(産環協)による製品グリーンパーフォーマンス高度化推進事業(GP推進事業)の採択企業となり、LCAの算出手法を精力的に習得した。印刷物の製造のライフサイクル全体をとらえ、CO2がどれほど排出されるか、計測を重ねて算出した。つまり、CO2の発生の仕組みを明示化することができるのだ。カーボンフットプリントを知ることで、何が大きなCO2の発生源か、どうすればCO2発生を抑制できるかがつかむことができるようになった。この進め方に産環協も高く評価し、産環協ブースで株式会社久栄社の行った、印刷物製造でのCO2見える化・ケーススタディが大きく取り上げられた。

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産環協ブースでGP推進事業のモデル事例と紹介された株式会社久栄社のカーボンフットプリント明示例

株式会社栄光舎も、GP推進事業の採択を受け、自社の状況下でのカーボンフットプリントをつかむ力をつけ、「印刷物のCO2排出量が表示できるようになりました。」と題した、栄光舎のカーボンフットプリントパンフをこの展示会で初めて配布した。
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株式会社栄光舎が作り上げたカーボンフットプリント・パンフレット

日本WPA事務局は展示会に合わせ、印刷物のカーボンフットプリント量をとらえた上で、具体的な削減提案に踏み込む、ひな形のパンフレットを作り、展示会場で配布した。これはwebアンケートと言う手法で来訪者からCO2を削減する印刷発注に応ずるかどうかの、回答を取り寄せている。紙ベースでなくあえて、webアンケートにしたのは、単に集計の迅速化だけでなく、アンケート回答の紙をなくすことで試算では、杉の木3本の植林効果をもたらすことを訴求している。
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日本WPAは展示会場で「印刷物づくりにおけるCO2排出量削減のご提案」パンフを印刷バイヤーに向けて配布した。

株式会社日精ピーアールは水なし印刷とFMスクリーニング高細線を組み合わせた、環境にやさしく、高品位度を上げた印刷物作りを通し、エコ・ブランディングを提唱していた。
株式会社新日本印刷は羽田工場を水なし化したおかげで具体的に、相当量のCO2削減を図ったことを訴求してくれた。

日本WPAのDM[印刷物作りにおけるCO2排出量削減のご提案」の返信webアンケート集計

日本WPAはエコプロダクツ2008開催直前に、エコプロ展の出品案内をかね、上場会社、前年度エコプロ展出品会社、今年度出品会社、会員企業、5303通のダイレクトメールを行った。3つの質問への回答は次のようなwebアンケート集計の回答を得た。

アンケートの集計結果と円グラフ.MDI

●お使いの印刷物でもCO2削減が図れるようにしたいですか? の設問に対し、ぜひ進めたいとする回答は、35%、中立見解が57.5%となっている。1/3以上の会社がCO2削減の印刷に取り組もうとしている。また、様子見・中立が半数以上を占め、このCO2見える化の提案ができ、先行の1/3層が走り出すと、早い時期にこれが進む見通しが高いと見る。
●つまり、この動きに、我々日本WPAは、前向きに取り組む時期にあると分析する。
●水なし印刷の認知は、環境報告書ベース上の認知度から見ると低い、1/3以下の値となった。
バタフライロゴの認知はそれより低い、1/4ぐらいの値となった。
●一般商業印刷バイヤーへはさらに一層、バタフライの認知の啓もうを行う必要がある。同時に、会員企業も一層の働きかけをしていただくことを切望する。面白いことに、バタフライの認知度以上に、印刷バイヤーはCO2見える化への取り組み度合いが高いのである。見方によれば、CO2見える化への取り組みはバタフライロゴと対にして行うのが正解ではなかろうか。
●webアンケートを使うと、CO2削減トークにつなげられる、大きなツールとなる。このとき、アンケート印刷の加工度を我々は失うので、逆に、アンケート集計まで含めた印刷フルフィルメント・サービスを印刷バイヤーに提案する必要がある。

東レから水なしCTP版のCO2排出量について発表

12月4日、WPAの理事会が開催され、その席で東レ(株)から水なしCTP版についてのCO2排出量データの提供を受けた。以下に東レ(株)より開示された資料を添付します。

東レ水なしCTP版CO2排出量.pdf

2008年12月 9日

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