日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2008年8月 -

Waterless Current2008年9月号を送信

今月号は水なしUV印刷の新潮流の記事で特集されている。

水なし UVは新潮流
UV硬化インキと水なし印刷を結合するという考えは、印刷産業での居心地良い場所と運命づけられている。20年間未満の歴史の水なしが、現在、水なしUVが印刷機メーカーと印刷会社の注目を得ている。この強力な組み合わせの最も早い採用者はフランスのラベル印刷用の幅狭輪転印刷機メーカーのCodimagであったが、この組み合わせはラベル市場のユニークな需要を満たすものと見ていた。
水なし版材メーカーは2社しかない制限にもかかわらず、まもなく、枚葉印刷機メーカーは水なし印刷用に装備したUV仕様の機械を出してこの動きに参加してくれた。水なしUVの訴求で最も注目に値する例は、北米圏で40台以上も設置したKBA社のGenius 52UVである。
drupaでの初公開の後、Graph Expo展で、Presstekの52DIと34DIのデジタルオフセット機の最近のUV装置の発表で、さらに多くの成功様相が確認されよう。
より多くのプレスのメーカーがこの参列に参加
他のプレスのメーカーがバンドワゴン(楽遂車)上でジャンプしている様で、KBAに見習ってハイデルベルグとMANローランドがUV関連製品に参入してきている。ハイデルベルグは、drupaでSpeedmaster XL75UV上で水なしオフセットのデモをして、さらに、CD74でも水なしができるとした。さまざまな厚さの原反を印刷する一方で、その処理とUVインクの乾燥のために多くのオプション構成を披露した。
ハイデルベルグは、この機械が水なし印刷と水あり印刷の両用に切り換えることができき、プラスチックカード印刷会社は自在に切り替え使用ができる応用適性を持つといると指摘した。これは2つの印刷工程の操作上、品質上の違いから見てかなり独特な戦略と感じる。
恐らく、ハイデルベルグは、ある種の魔法を持っていて、水なしの高い規格を湿し装置と特殊原反を使ったときでも達成されるとしているのか。
とにかく、ハイデルベルグ、KBA、MANローランド、およびBGDP(ドイツ産業安全協議会・印刷と紙加工産業部門)は、今年の1月にUV印刷生産で期待する潜在的ビジネスチャンスを調査するためにUV研究グループを形成した。BGDPは印刷の化学と技術に関係する安全性の問題の徹底的な見直しを提供したが、ドイツのFOGRAの組織はUVオフセット印刷における最適化の可能性、工程の安定性、および標準化に焦点を合わせている。
FOGRA認定の印刷会社は、一貫して正確な印刷規格を保てる制御を有し、実稼動環境で校正と印刷の測定ができる評価基準を満たしている。
BGDPとUV研究グループのメンバー会社は現存する印刷機に適用するUVプロトコル(安全要綱)を発表した。このプロトコルはウェブサイトから英語での利用が可能である。
UV印刷の作動の原理
UV印刷法では光重合開始剤を持った特別なインキを使っている。UV光に照射されると、インキは重合連鎖反応が起きて固形化され、いわく、インキが乾燥され、明るくて、生き生きとした色が析出し、深みのある墨色が再現される。およそ30年前に出現して以来、数多くのインクメーカーとUV装置メーカーの支援のもとで成長してきた。枚葉機にも、輪転機にもUVランプは後付けできる。
より良い印刷品質
原反に盛られたUVインクは瞬時硬化を受けて、100パーセント原反上に残ってくれる。
水なし印刷でこれを行うと、従来のインクのものより、より高いインク濃度が盛られる。
UVインクはより高い粘度のために、用紙に転移してもにじむことが起きにくい。したがって、素晴らしいシャープなイメージが形成され、ドット・ゲインは最小限となる。
耐久性
UV硬化されたインクは、優れた耐磨性を持ち、耐薬品性もあり、望ましい実用被覆品質を持っている。インク顔料により、UV硬化では非常に良い耐光性と隠蔽性が出てくる。
省力化
UVインクをローラーに巻くと印刷準備に入れる。セットアップ時間は減少してくれ、ヤレの発生は少ない。オペレーターによる差、機械による差と変化は少ない。インク盛りの一貫性は機械で操られていないからだ。
機械休止時間の減少
UVインクの最も大きい利点の1つは蒸発とか、PHによる一貫性とか色調がかわらないということだ。この変動要因がなければ、インクは印刷運転中、一貫性を維持してくれる。
インクがインク壺で乾かないので、UVインクは付加的な利益が出てくれる。手間、消耗品、ローラー掃除、および手入れに関して削減効果が生じる。
より良い一貫性
従来型の水と油性ベースのインクでは、蒸発が可変性をもたらす。時間がたつにつれて、インクは、粘性が変わり、そのレイダウン(インキの寝かた)に影響が出る。インクの樹脂はローラー上で乾き出し、レイダウンが変化し出してくる。
通常、オペレーターは、インク濃度の変化を見て、つぼキー調整とか、添加物をインクに加えて、正しい状態を保っている。その結果、印刷品質安定に苦しむ。
環境利益
従来の水ありオフセットインクと異なって、どんな溶剤もVOCsもUV硬化インクにはない。水なし印刷では、湿し液添加剤などの化学物質がない。VOC減少に伴うこれらの2つの要素が組み合わさり、印刷室内のその放散量は、水ありUV印から見るとかなり低い。ただし、乾燥に必要とするエネルギーを除外していることは言うまでもない。
アニロックス・インクローラは利益を膨張させる
CodimagとKBA機の上で使用されているアニロックス・インキング装置の開発は印刷への恩恵をもたらした。これによりインキ調整キーをなくしてくれ、前準備時間を軽減し、さらに、ゴーストを除去してくれた。
アニロックスローラーとブレードにより、難しい模様でも最適なインク調整をしてくれる。
いくつかの機械では、アニロックスローラーの温度の増減でインク濃度を制御できる。

2008年8月31日

環境にやさしい、人にやさしい西武百貨店の環境・社会活動報告書2008

A4サイズの36ページ建て西武百貨店の環境・社会活動報告書2008は大きい活字で、大変読みやすい、わかりやすいレイアウトでまとめられていた。よく見ると、裏表紙に環境の3点ロゴが明示され、「本報告書は、環境に配慮したFSC認証紙を使用し、大豆インキを使って、水なし印刷で印刷しています。」とあり、さらに、「水なし印刷とは、従来のオフセット印刷の原理を使い、VOC(揮発性有機化合物)とCO2(二酸化炭素)を削減する環境に対応した印刷物です。」と注釈を明示されていた。環境にやさしい、人にやさしいとうたうだけあり、消費者により理解してもらえる細かい配慮がなされていた。
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2008年8月25日

米国・印刷ネット通販の先端工場とグラフエキスポ展の見学ツアー(10月26日〜10月30日) 定員到達につき募集締め切り

先進国の印刷界が行き止まり感のある中、印刷ネット通販は注目に値するブレークを起こしつつありる。わずか4年間で年商・150億円企業に成長した、米国のOvernightPrint.comのLouisville工場の見学会を10名に限って行う。創業者の若者Bred Heapがシリコンバレーでソフト会社を立ち上げ、印刷ネット通販に狙いを定めたのが、4年前。Googleでの思い切った先行投資の宣伝が功を奏し、米国のSOHOから直に端物印刷を集めるビジネスモデルを作り上げた。今では、勢いをつけ欧州へも進出している。Web上には日本で考えられないぐらいの多くのテンプレートを用意し、さすが、コンピューター屋の知恵で、素早い動きで注文模様を探し出せ、注文をかけると自動付け合わせで大判水なし版に焼き付ける仕組みを作り上げている。しかも、Insta-Proofという仕組みで、発注者のPC上で及第点の色校が確認できる無償ソフトを用意している。カラー名刺が100枚で9.9ドル。しかも、スポットニス引きを無償で行ってくれると言う破格の値段にして質の高い商品を提供してくれる。なぜ、水なし印刷を使うのか、どのようにしてこのビジネスモデルを作り上げたのか、社長・Dale Fordが熱く見学者に説明してくれる。
グラフエキスポ展ではデジタル印刷とパーソナライズドURLによる、アンケート回答の仕組みを打ち出した、MindFireの素晴らしいソフト。これはCRMと連動するので注目されている。さらに、Responsive Solutionのweb-to-print周りのソフトが見ものである。Drupaではなかった、web-to-ptintの先進国・米国のソフトをぜひ、勉強してきたいものだ。

以下の日程で行う。定員に達したので募集締め切りとさせていただいた。
10月26日(日) Narita10:45発、Chicago08:15着 NH0012便、着後ホテルに入り、
        午後  McCormic Place でGraph Expo展を見学
10月27日(月) 終日  McCormic Place でGraph Expo展を見学、またはシカゴ市内印刷
            工場見学
10月28日(火)Chicago10:50発、Louisville KY 13:05着、UA6760便、
        着後  OvernightPrint.comを見学
            2929 Magazine St.Louisville.KY 40211
            夕食会 Dale Fordを囲んでの質疑応答
10月29日(水)Louisville KY08:00発、Chicago08:33着、NH7791便、
        Chicago10:45発、成田に向け出発、NH0011便、
10月30日(木)Narita14:00着

なお、帰国後、報告会を開催させていただく。

2008年8月20日

日本WPA定例理事会で諸材料値上げにつき討議

日本WPA理事会は8月6日(水) 午後4時から理事・事務局14名の参集のもとで開催された。
東京国際ブックフェアー2008の出展結果報告、2008NEW環境展OSAKA(9/18〜9/20)への出品計画、PRIMEDEX TOKYO 2008(9/18〜9/20)への協賛出品計画、第15回セミナー見学会の日程調整につき、討議した。緊急動議として、最近の諸材料値上げの現状分析をする中で、水なし版の値上げの意向が、わが協賛会員の一員から出ていることが判明した。値上げ幅の意向はかなりの数字らしく、価格転嫁がしにくい印刷会社の立場から、この問題の討議が図られた。昨今の、原油価格、アルミ素材の高騰の状況は仮に理解しても、上げ幅の圧縮をこの理事会ではできる限り抑え込むことを当該メーカーに要請した。本件につき、奥継雄副会長が日本WPAの折衝窓口となり、当該版材メーカーとの値上げ幅圧縮の折衝をすることとした。
米国で最近、伸びている、web-to-printの実態をいち早く、勉強すべきとの意見が出され、Graph Expo2008展に合わせて、年商150憶円のネット通販ビジネスを水なし印刷で立ち上げた、OvernightPrint.com( ケンタッキー州、Lousville)を見学する緊急見学会を開催することを決議した。
その後、環境コンサルの寺田勝昭氏から「印刷界における最近の環境問題」につき、ミニ講義を受けた。

2008年8月10日

VIM TechnologiesのZeev Savion氏が訪日

VIM Technologiesは水なし版の数少ないメーカーの1社で最近、欧米ではDI印刷機用の版でシェアーを伸ばしてきている。7月22日より26日まで日本市場の水なし印刷の状況の市場調査と、顧客の声を聞くために、同社CTO(技術責任者)のZeev Savion氏が来日し、日本WPAとの交流、水なし印刷会社を訪問し、我が国の水なし版の普及の状況を確かめてくれた。同社の製品は東レ版、プレステック版に次ぐ、第3の水なし版メーカーで、水なし印刷の普及のためにはぜひ、このメーカーの活躍をも期待したいものでいる。
同社のアブレーション技術、MMOはユニークな構造にして、そのシリコーン塗装も独創的な手法で行っていることが披露された。合わせて、日本の水なし印刷業者の技術水準の高さをも評価してくれた。
同氏は大のカメラマニアで行く先々で、炎天下にかかわらず、日本の風景、日用品を写真撮影していた。同社の製品の品質を見極め、日本市場への参入の道を支援し、水なし印刷の材料選択の幅を広げるようにしたい一心でいる。
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来日したZeev Savion氏、水なし印刷会社を精力的に訪問してくれた

2008年8月 1日

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