日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2007年12月 -

水なしの簡便さにより新聞社でも商業印刷を手がけられるようになる

Waterless Current2008年1月号ではオランダのEPC社が水なしコールドセット水なし輪転機Cortinaを導入し、新聞社でもない、印刷会社でもない独特のビジネスモデルを作り上げ、新聞印刷・フリーペーパー印刷の分野で成功を収めている事例が紹介されている。以下、その内容を掲示させていただく。
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EPCは通常、コールドセット新聞印刷に使われるKBA Cortinaをヒートセットでも使えるように改良した。これにより従来、外注の枚葉機に出していた、高級雑誌、差し込み、および付きものを自社に取り込む柔軟体制を確立できたのだ。
KBAのCortinaの水なし輪転機のユーザの特集記事とは、WPA会員の大部分に不適当と思われるかもしれない。Cortina水なし輪転機は商業印刷物のために設計されたのではなく、新聞印刷のために設計された。新聞印刷分野では、通常、水なし印刷は目立たない存在である。
しかし、ベルギーの新聞印刷業者EPC社(エコプリントセンター)の状況は多くの商業水なし印刷業者の内容と似ている。ドイツの主導的な印刷業界誌、ドイッチャー・ドルッカー、2007年3月・第9号の引用文では適切にこれを言い当ててくれる:
「新聞事業の大多数が単に、コスト削減に集中している間、他の出版社は、新しい、革新的な技術的可能性に目をつけ、出版市場でさらなる競争力をつけて有利な立場の確立を奪取しようとしている。」現在まで、EPCは3種の異なった新聞印刷をこなし、一種は日刊40万部の印刷を行っている。フルカラーの雑誌のような、より高い高級冊子、つきもの、および差し込み類は、枚葉印刷業者に外注していた。現在、3台のCortina輪転機のうち、1台が設置されていまするが、EPCでは全て水なしでこれらの機械で印刷するようになる。(あとの4タワーCortina、2台は2008年後半に設置される。)

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EPC社で印刷している見本例

既設のMAN Colorman 4台に加え、新しい方式の輪転機に印刷方式まで変えてまでの投資をするという決定にあたって、EPCは3年間慎重に水なしオフセット技術を研究した。EPCグループは新聞印刷向けのコールでドセットの、さらに、グループがこなしている、雑誌、差し込み、つきもの、小冊子、およびリーフレット向けにこなしているヒートセット印刷の両用の可能性を調査した。
このような方法を実地試験して8カ月経過した結果、かなり満足したものをつかめた。そして、発注している2台のCortina輪転機が設置されると古い機械は2台にしてしまい、これをモノクロの金融新聞の印刷専用とする。Cortinaは通常、市場にある印刷機で評価を得ているより高いオフセット品質に合っているのか? 「水なしオフセットのCortinaは商印専用の印刷機の代用品ではない」と、機械メーカー側は言う。しかし、一般的に市場で浸透しているおよそ80%の印刷物は本機に適合できるものとなろう。特に分単位を争う手離れ性と、安価性を求める情報系の印刷には向く。

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EPC工場での巨大な設備費用には1億ユーロはかかる。

新しい印刷機械を収容するために、ブリュッセルからそう離れていない、戦略地点、ローケレンに新印刷工場は建設された。およそ3万9000屬両果明僂如1億ユーロ以上は投資された。そこはCortina3ラインの専用工場で、各ライン、8胴構成が4タワーと言うシロモノである。
EPC施設は40万~60万部のフルカラー新聞を2009年の始めには日刊でこなす体制のもとに、最新の技術を取り入れたものである。機械の稼働時間のおよそ25%部分は600万人のフランダースの地元向け用途に割かれる。カラー雑誌、小冊子、リーフレット、差し込みなどの印刷に、印刷機の生産時間の残り75%部分を向ける。日曜日の晩から翌周土曜日の朝早々まで無停止で稼働する。年間の紙の消費はおよそ7万トンになるが、版の消費量は年間、15万~18万崔する。
EPCは第一段階、計画6台のうち3台の印刷機で、年間ベルリンサイズの新聞を2億部、タブロイド判で1億部をコールドセットでこなし、タブロイド判1.2億部をヒートセットでこなす見通しをしている。年間のインク消費は750~1,000トンになろう。

ECOとはEPCにEcologyとEconomyを表現
EPCの巨大な投資の最終の目標は何なのか?
それらは単なる新聞、日刊7万部のDeMorgen、8万部のHet 3 Parool、およそ40万部のHet Laatste Nieuws、商業マガジンのNina、および他、多数紙に印刷設備を関連づけものではない。
Persgroep出版の社長・Rudi Bertels氏は、100人のグラフィック専門家を前にして、「高額のこのプロジェクトに投資することによって、EPCは新聞が近将来に直面する難局に挑戦した。」と、述べている。同時に、Cortina輪転機はコールドセット、ヒートセットの両用使いによって、結果、最大の稼働性を達成でき、早期投資回収が図られるようになしえる。
4年間EPCの技術部長の席にあり、オフセット印刷の専門家である、Wim Maesは、「ある出版会社がベルギー判(520x365mm)からベルリン判(470x315mm)へ用紙を変えたが、21%の節約なる。寸法替えの革新技術を採用したという重要な事実が確認された。」と述べている。
それに従って、製紙メーカーは以前の直径1250mmでなく、直径1500mmの紙のリールを届けなければならなくなってきた。リール交換の頻度は44%も減少した。巻紙は荷降ろしからリールスタンドの装着まで、取り扱いは全自動である。よって、より安全が確保でき、オペレータは始動時に、ヤレ排除に集中できるのだ。従来のオフセット機では通常、巻取紙の2.7%は断紙に遭遇する。それはEPCのケースではない。数週間で、巻紙の紙断は全く経験されなかった。これは印刷用紙が濡らされないという事実のためであるのかもしれない。
「ECOはECOLOGYを意味する。」EPCでは工程ごとに大文字でこう書かれていて、環境問題に配慮している。雨水が集められて化粧室に使用され、自然資源から来た光はセンサーで制御され、端巻・紙管は自動的に集められて再生用に梱包されてく。
750トン以上も消費するインキは、30~32℃の温度で自動的に印刷機へ供給されている。
Cortinaを冷やすための水はごく近い北海から来る。ここはベルギーでも風の強い地方であり、印刷装置を運転するのに必要な電気エネルギーの一部分が局地風力発電所から来る。水なしオフセット印刷の環境利益へ付加する事業として、パブリシティを意識している。
Cortinaで印刷された雑誌を見せながら、Maes氏は「商業印刷業者として私たちは非常にいい位置にいる」と言っている。
すべてが水なし印刷に好都合か?切り替え時の問題は起きなかったのか?
「東レの水なし版はコールドセットインクで15万枚の耐刷力と評定されているが、時々、20万に達してくれる。ヒートセットでは、この数字を下回ることはない。」
通常、EPCでのCortinaでのヒート・セットインクでの耐刷力は10万~38万部になる。

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ドライヤーを追加取り付けしたことにより、EPCはコールドセット新聞印刷時に使っているインクをそのまま流用して商業印刷用途に使えることができた。

私たちが同社のインタヴュー中、PreMediaニュースレターNo.1、Volume12、員数8万部、60ページものが印刷された。冊子「PRINTED WITH KBA CORTINA.」のカバー上で、米国、南アフリカ、およびオーストラリアで販売している雑誌の編集者、Dr. Ing.Karl Marikは驚いている:「刷り出し5枚目から、Cortinaは商品価値のある品物を印刷してくれるではないか。」東レRL7版をEPCでは使っているが、コダックはScorpion X54水なし版をドイツの新聞印刷向けに供給している。
3つの主要な版材メーカー、富士、アグファ、およびコダックは7台のCortinaラインで、1カ月あたり、7000万部の新聞を印刷し、さらに、付きもの、雑誌、およびフリーペーパーなどの高い消費量に向けて、自身の版を届けることに興味を示している。
水なし版の新聞消費はおよそ50万屬任△襦世界のオフセットのデジタル版の生産量は5.04億屬任△襦
Cortinaの水なし印刷機がDrupa2000で初めて発表されたのだがで、これはかなりの成功と言えよう。
従来のオフセット印刷から水なしに切り替えるには、オペレータの行動変化が必要とされる。Badische Zeitung(バーディッシェ新聞)のHermann Asalは、水なしは簡便なゆえ、肉屋かパン屋の職人でさえこの印刷方式では操作できると言うが、Cortinaのような水なし機を操作できる仕組みが必要と納得していた。
バルセロナのGraficas Roldanでは、KBAは2週間のトレーニングの予定を立てている。
ちょうど受講1週間後、オペレータは非常によく訓練されてしまったが、彼らは良い結果を追求するあまり、度が過ぎ他も見学したいと言い出してくれた。印刷機メーカーには、印刷部門のトレーナーがいる。彼らは本当の印刷技術者で、KBAの下でコンサルとして活躍している。すべてではないが、やる気になればそれほど迅速に学べるのだ。
肝要なことは、印刷機メーカーがいつも身近にいてプロジェクト・マネージャ、Peter Benzに密に接触してくれていて、事案を解決し、結果を出すようにし、機械を円滑の回すように意識を払っていることである。
結論:最も大きいのではなく最も速いことである。
「私たちはうれしく思う」
「年間7万トンの紙の消費の95.5%が販売されている新聞である、1.7%は実際の印刷工程でのヤレである。」
WAN(世界新聞協会)によると、従来オフセットでの世界の新聞の数字は、10.104%(2001年からの13パーセントの増加)と引用されているが、この数字とは合い難い。
Ifraの調査担当理事、Manfred Werfel氏はバルセロナのIfra講演会で、Maes氏の講演を聴いた後、質問をした。:
「あなたは今でも、新聞印刷業者であるのか?」
多分10年後に、多くの新聞社がMaes氏の説明の形態で印刷するだろう。
「コールドセット時でもヒートセット時でも同じインキで両用印刷をする」
技術革新と圧力の経路が加速し、10年経たない間に社会は気候変動の重圧を背負こむことになる。EPCは、新聞界の先を見た時の道筋を示している。他社も、Badische Zeitung始め6台以上の新聞印刷会社が既に水なしオフセットに賭けを置いている。
ドイツの業界誌が述べたように:
「水なし印刷の新聞は別段、エキゾチックなものはない」。「それは事実そのものだ。」
(Bienvenido Andino、ヨーロッパWaterless Current編集者)

2007年12月26日

エコプロダクツ展2007に日本WPA会員企業9社が意気込みをかけて出品

今年最大級の環境展示会(12月13日~15日開催)に日本WPAと会員企業9社(久栄社、文星閣、栄光舎、精英堂印刷、ソノベ、野毛印刷、新藤、新日本印刷、日本WPA)が隊列をなして出品した。会場もビッグサイト東館5ホールを占め、年々盛況を極めている展示会である。電車の中づりポスターもバタフライロゴがあしらわれてきた。
3日間の入場者は164,903名となり、昨年比7.8%増と多くの方が駆けつけてくれた。
日本WPAと会員企業は、意欲的な出品を行ってくれた。日本WPAは新製品・W2インキを広くスポンサー企業に訴えた。また、2008年洞爺湖サミットの公式ポスターが、日本WPAのブースに張り出されて注目された。このポスターは、プリプレスセンターの藤田社長が中心となり、NPO法人コンベンションセンター札幌ネットワークが受注することとなった。そのポイントは、国内最高水準の環境配慮印刷で組み立て、水なし印刷、SOYインキ、質感のある間伐材紙と言う構成で制作されたのだ。各々品位のある8種類のモチーフのポスターで、各々に日本を代表する企業の協賛スポンサー名がさりげなく記載されている。
日本WPAブースの横に、新日本印刷、ソノベ、栄光舎が一列になって出品し、水なしの良さを各々のブースで強調した。
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洞爺湖サミット2008公式ポスターは水なし印刷で制作された

エコプロ展事務局がそのネットサイトで取り上げてくれたのは、新藤株式会社で、「ビルまるごとエコ・ファクトリー!地球に優しい社屋と生産システムのご紹介」とし、
http://www.b-navi.net/ecopro2007/events/E1000.php?id=115000 に取り上げられた。
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新藤のコマ風景

清水印刷紙工は、東商ブースに2コマ、プラスチックの水なしFM+UV印刷を展示したが、角地の良い場所取りと、ユニークな商品展示で来場者を引き付けていた。
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清水印刷紙工の新製品・封緘片の付いたクリヤファイル

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水なし印刷とユニバーサルデザインの組み合わせを訴求する久栄社

久栄社はユニバーサルデザインと水なし印刷の組み合わせを訴求していた。

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W2インキを大きく訴求する文星閣ブース

文星閣はW2インキを実用化した印刷会社として、専用パンフを作り来場者に訴えていた。

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野毛印刷は水なし印刷とダイレクトマーケティングを訴求

野毛印刷は水なし印刷に、ダイレクトマーケティングと言う手法を組み合わせて展示していた。
会員企業の出品と販促を通じ、水なし印刷が着実に市場に浸透されている手ごたえを感じた。
また、主催者の方に印象を聞いたが、水なし印刷がずいぶんと目立ってきたとの評価をいただいた。

2007年12月14日

環境に配慮された総合商研のオフリン工場、VOC測定で実証

札幌市の総合商研(株)の工場に立ち入り、年末の繁忙期にかかわらず、COV放散値測定をさせていただいた。B縦半歳4/4機3台は水ありで使用、A横全4/4は水なし専用機で運用されていたが、室内の空気対流、循環、アルコールフリーの湿し水、水なし印刷と今の段階で取れる処置を施された結果、オフ輪部門でのVOC放散値は低いものであった。

オフ輪室・紙の仮置き場周辺 
1号機 B縦半才4/4機(稼動状態)
チョッパー周辺 16.1、ドライヤー周辺 21.2、
3胴目(下胴) 43.7、2胴目(下胴) 25.2、1胴目(下胴) 19.0
湿し水循環槽を計測(湿し水にエコリティCTP湿し水を使用) 21.2
オペレーションスタンド内 16.2、

2号機 B縦半才4/4機(稼動状態)
周辺 19.3、
4胴目(下胴) 28.3、3胴目(下胴) 27.4、2胴目(下胴) 23.4、1胴目(下胴) 14.1
ドライヤー周辺 19.6、ドライヤー開放時 20.1、

3号機 B縦半才4/4機(運転中止状態)
4胴目(下胴) 16.4、3胴目(下胴) 15.7、2胴目(下胴) 17.0
ドライヤー周辺 15.2、

A横全4/4は水なし専用機
4胴目(下胴) 6.0、3胴目(下胴) 12.1、2胴目(下胴) 11.3、1胴目(下胴) 9.4
ドライヤー周辺  5.4、
水ありB縦半歳4/4機(稼動状態)の2機の平均値は
4胴目(下胴) 28.3、3胴目(下胴) 35.6、2胴目(下胴) 24.3、1胴目(下胴) 16.6
となり、1サイズ大きいA横全の水なし機の印刷中のVOC放散量は、B縦半才機の1/3~1/2の放散量にしか過ぎない。B縦半歳4/4機(稼動状態)の値とて、通常の工場から見るとはるかに低い値であるが、水なしオフ輪ではさらに低いものとなる。
ちなみに、屋上の排気口に上り、排気口付近のVOC値を測定したが0であった。VOCは外には出していない。

枚葉印刷室の計測を行った。ここは年末の年賀状に仕事の繁忙期で4台の機械はフル回転であった。また、仕事の性格上、水なし専用リスロン404色・フルAPC機は水なし版を使っていたが、色替え作業に入り、瞬間的にVOCの放散値は上昇した。これが天井の低い部屋に滞留し部屋全体のVOC値を高めている傾向がある。
枚葉印刷室入口付近 32.0
リスロン40・4色機
4胴印刷部 50.3、4胴印刷部 55.1、2胴印刷部 51.3、移動印刷部 48.0
スピカ菊半才4色機(水あり)
4胴印刷部 51.3、4胴印刷部 40.2、2胴印刷部 41.5、排紙部 37.4
リスロン20 4色機+UV装置
排紙部 55.7
枚葉印刷室については、頻発色替えの不利な条件ではあるが、VOC削減の余地があるとみた。しかし、一般的なオフセット工場から見るとまだ、低い値ではある。
逆を言うと、総合商研のオフ輪室はこと、VOC放散値に関しては、枚葉室以下の抑制をされていたのだ。
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B縦半才4/4色機のVOC地を測定

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水あり機の湿し水縦貫装置の槽を開けて計測、そのVOC放散量は比較的低い値を示していた。

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色分けして識別しやすくされている屋上の排気口、この付近にはVOCの放散は見られなかった。

2007年12月12日

VOC放散を大幅に削減す、新オフセット印刷方式「W2インキ(水洗浄性インキ)+水系洗浄材」を印刷バイヤーにダイレクトメール

 日本WPAは、12月13日(木)~15日(土)の期間ビッグサイトで開催されるエコプロダクツ展に合わせて、この度、上場会社及びエコプロダクツ展出品の印刷バイヤーの方々に、特ダネダイレクトメール「W2インキ(水洗浄性インキ)+水系洗浄剤」を発送した。
 2010年までにVOC放散量の大幅な削減を目指す、大気汚染防止法の主意を真摯にとらえる印刷産業人として、新印刷方式による自主的削減を目指す姿勢を強調させていただいた。
 エコプロダクツ展でも出品会員と共にこの姿勢と新方式の印刷物採用を訴求して行く。
早くも、数社からそのアンケート返信FAXをいただいたが、深く感謝したい。

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この度、発送した特ダネダイレクトメール

2007年12月 8日

オフセット印刷のVOC排出抑制対策

日本WPA理事会は12月6日に開催されたが、その席にPEマネージメントの寺田勝昭氏をお呼びし、印刷業の抱える環境問題、オフセット印刷のVOC排出抑制対策につきお話をいただいた。その一部に触れるが、VOC抑制の取り組みの見解を以下記述する。水なし印刷にエールを送っていただき、勇気づけられた。

印刷業はVOCの三大排出産業*で排出抑制の大きな責任を負っている。国は大気汚染防止法を改正しVOCの排出量を平成22年度までに30%(12年度比)削減することを目指している。法の仕組みは直接規制と自主取組みのベストミックスで平成18年4月に施行された。
※〜躪膵事業(建造物塗装)13%⇒∩機器業(自動車等塗装)11%0刷業10%/平成12年度H19/3:VOC排出インベントリ検討会資料
オフセット印刷は大型の輪転印刷機を除き、大部分が自主的取組み対象施設で、日印産連VOC排出抑制自主行動計画に従いVOC排出抑制活動を実施することになっている。
 なお、輪転印刷の場合、能力が7,000Nm3/時以上の送風機(抑脆機)を装備している印刷機が対象となり、排出口でのVOC濃度の測定(2回/年)と400ppmC以下での排出が義務化された。(猶予期間あり)
1.オフセット印刷工程からのVOC排出量の把握
 主な発生源は印刷インキ、湿し水、洗浄剤に含まれるVOC成分*で、準備作業や印刷中の印刷機および廃液や廃ウエスから放出される。
2.印刷インキ
3.湿し水
4.洗浄剤
5.自動洗浄装置の標準設定時の洗浄剤の試算量
6.自動洗浄装置
7.洗浄剤の低VOC化
・水洗浄については水洗浄性インキの開発と合わせて日本WPAとDICが取り組んでおり、先日のIGASで発表された。
8.作業手順の順守
9.洗浄廃液回収装置
10.水なし印刷のVOC抑制効果
 水なし印刷を導入する企業が増加している。特に複葉両面機の導入に件い切り替えるケースが顕著である。湿し水からのVOC排出量は皆無となりそのVOC排出抑制効果は大きい。但し、印刷インキや洗浄剤からのVOC排出は水あり印刷と同じ条件であり、ノンVOCインキヘの転換や水洗浄システムの取り組みの継続が重要である。

11.まとめ

2007年12月 6日

Waterless Current 2007年12月号を会員に配信

12月号は水飢饉のことに触れている。世界的にみると上水不足は深刻な問題となりつつある。豪州の政権が、環境前進を表に出す政権交代へなった民意の背景に、乾燥化する大陸の現状が反映されている。水なし印刷は水を使わないところに特徴がある版式なのだ。以下、アーサー編集長の執筆文の一部を紹介する。

水飢饉? 
水なし印刷にとっては問題ない

VOCと用紙の節約については過去話してきた。今号では、それ以上のこと、上水の話題に触れる必要がある。人は元来、別の考えを持ってしまいがちだが、上水とは尽きることのない消費財であり、それを今、使い切りつつある。多方面から収集した警告に配慮されたい。
●世界の上水の1%以下(これは世界の全水量の0.007%)は人類が使える分量である。つまり、湖、河川、貯水池や地下水などの上水で、経済的コストで接収できる分を指す。
●水資源の一人当たりの消費量が今のままで上がり続けると、人類は25年以内に利用可能な上水の90%を使い切り、残り10%が他の動植物用となってしまう。(UNESCO)
●世界が今の割合で水を消費し続けたら、2025年までに27億人以上の人が水不足に直面しよう、と国連が警告している。(BBC)
●日々、湖が消えていくとか、井戸が枯れるとか、川が海まで流れないとかを聞かされる。しかし、これらの話は地域の場での話とされた。824ページにわたる中国での水の状況の分析集、世界銀行によるイエメンでの水の状況調査、米国農政部による西部地域の灌漑政策評価などの多くの国別調査が始まって来て、水不足が世界規模のものと掴めてきた。かくして、水の過剰使用の範囲とそれがもたらす資源削減が見えてきた。
●世界はおびただしい水不足を被っている。これは目には見えないが、歴史的にみるとごく最近、急速に進んでいる。水不足の大部分は帯水層からの過剰汲み上げで、これは目につかない。森林火災とか、砂丘侵攻(砂漠化)と違い地下水面の低下とは井戸枯れが起きて自覚される。(Lester R.BrownのPlan B 2.0、地球の緊張の回復と文明の問題)

ゴールドラッシュ型の水接収の激増につき、下段にその経過の概略に触れる。化石燃料の誕生により、第2次大戦後、農業面での「緑の革命」 (特に発展途上国で,穀物増産をめざす)が基礎づけられたが、天然資源を摂取する流れに制限がかかってきた。
●有限の地下水資源の接収は猛烈に行われた。地下水はボーリングとポンプの費用で自由に使えた。より深い地下水の接収へと一種の競争が起こった。地下水面が低下すると農家はより深く掘り、強力なポンプを設置する。これは同時に世界中で起き、井戸枯れが頻発し始め、政府は地下水接収と資源保護に手を付けられなくなってしまった。
●ほとんどの政府は井戸がどこにあるか、井戸の深さなどをしらない。政府はまた、水の水位記録など持っていないが、農家の井戸が枯れで、いつ文句を言ってきたかは知らされている。農家、政府、専門家などは、井戸は永遠に湧き出ると信じている。
●地下水汲み取りはゴールドラッシュにも似ている。つまり、それは手のつけられない富鉱帯なのだ。国際水管理研究所は地下水の全世界の汲み出し量は年間、1,000㎢にあると推定するが、それは持続可能なものではない。我々の時代で利用可能な地下水資源を地球規模で汲みにかかるのは、有限天然資源を1回しか行えないのだ。Executive Intelligence Revie)
前世紀からまたがって、世界的に、水需要は人口増加率の倍の、6倍に増えた。その主たる理由は次のとおりである。

1.人口増加:世界の人口は過去、45年の間に倍増して、今日の出生/死亡比率が続くと、次の50年間で人口は倍増する。この増加は主に、発展途上国であるが、米国の人口(現在は3億人)も過去60年で倍増していて、この60年間で人口は倍増し6億人になると見られる。「この問題を簡単に言うと、上水の再生力は陸地部への降雨量(年間、40,000〜50,000㎢)であるが、世界の人口は年間、8,500万人も増え続けている。
よって、一人当たりの上水の使用可能量は急速に減っている。」(Blue Gold)水の専門家は、人口は今の3%に過ぎなかった2,000年前、その時の地球上の上水量以上に増えていないのだ。(Imasar)
2.農業:世界で、約70%の上水が農業用に使われている。ほんの一握りの国が石油資源を持っていいて、他の国にはない、水も同じことである。乾燥のパキスタンでは上水の97%は農業に使われ、中国(全世界の20%の人口を有するが、水は7%にすぎない)は87%である。
3.工業:世界的に見て、上水の20%は工業に使われる。だんだんと、工業が農業のシェアーをとっている。この消費社会は過度に増大してくれ、製造物は全て水を消費する。地下水面が縮んでいくのが、買い物へ走ると言われている。
4.家庭使用:世界の上水の10%は私的使用に使われている。「平均的な米国人は1日、150ガロン以上の水を使っている平均的なアフリカの家庭では1日、5ガロンほど使っている。」(water.org)
一般的に水の使用をやめさせるには、使用者に消費の規制拘束をかけるのがよいが、工業化する農業にはかけにくい。

印刷界での不必要な浪費
世界の水供給が消耗していく中で、Presstek DIとか東レ版のユーザーは貴重な一滴の消費材を使わない事実は、水なし印刷が水あり印刷に対する大きな利点として浮揚してよう。
世界には40万社の印刷会社があるが、水なし印刷会社はごくわずか、3,500社かそこらである。残念ながら世界の水ありオフセット機の全体の水使用量は算出しかねる。と言うのも、機械サイズ、型式、日々使用の判別の正確なデーターを持ち合わしていないからだ。
とは言え、ある事例を引用すると、印刷界で使う水の量は相当あると言えよう。その量を知るべく、個々の枚葉機、オフ輪機での使用量を当たってみた。28インチ(71cm)の5〜6色機で月間、833〜1,000リッター(220〜264ガロン)を使う。それ以上の例ではオフ輪で月間、2.5万ガロン以上使い、これは5.5×11mのスイミングプールを満タンにしてくれる。
むろん、凝った、高価な湿し水循環装置があり、湿し水を処理して貯めてくれるが、これらが全世界でどれぐらい使われているかわからない。製造工程の一部で上水を使っている産業には、特に、乾燥地帯の地域では環境保全論者とか、規制者の批判の標的となりかねない。
オーストラリアから米国南東部にかけ、消費者は個人の水使用には貯水するように強いられているのに、印刷のような工業が何の抑制もなく使っている。仮に消費者が水なし印刷では水を使わなく、水廃棄汚染もないと知ると、憤慨の声が上がろう。
Mayland州のChverlyにある、Mosaicのような水なし印刷会社は発注者に向けて水なし印刷は水資源の保護に役立っていると、注意を促している。再製紙と水なしで行った、単純なDMチラシ、10,000枚では一人1年間の水使用量分*を節約してくれたことになる。さらに、湿し水添加剤からの環境上の有害物質の放散をも取り除く。
これらは全て滅亡、暗黒、死、絶望への話なのか? 水なし印刷の限りではそうではない。
実質的な差別化製品として、版では東レとPresstekが出してくれ、機械ではKBA、PresstekそれにCodimagが水なし専用機を出してくれている。
水なし印刷会員様、水なし印刷では印刷で水を除去していることを忘れないでいただきたい。

*World Health Organization(世界保健機構)、World Bank(世界銀行)、米国国際開発庁は一人当たり、1日に20〜40lの水を薦めている。水の大部分は健康と生活の充実度を増進する。

2007年12月 2日

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