日本WPA : Japan Waterless Printing Association

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日本WPAの活動  - 2006年10月 -

宇都宮でフリーマガジン「しもつけの心」を水なし印刷で発行

株式会社井上総合印刷は温もりを届ける情報誌「しもつけの心」をこの度,季刊本で発行した。
その巻頭の辞
故郷は暖かい。子供ころの思い出がいっぱいつまっている。
うれしかったこと、楽しかったことも…。人は支えあって生きている。心のふれあいを大切にしたい。親と子の絆、地域のつながり、人と人とのふれあい、そして地道に取り組んでいる人たちの架け橋となり,温もりの話題をお届けします。
広告のないフリーマガジンであるが、企業会員は年1万円以上、個人会員は年1千円、で協賛会員を募集している。40ページ建ての心温まる、フリーマガジンで、水なし印刷で印刷されている。

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水なし印刷・フリーマガジン「しもつけの心」

2006年10月31日

日本WPA第11回水なし印刷セミナー見学会で7氏がパネルディスカッション

10月19日、第2部ではパネルディスカッションが催された。ワンランクアップの水なし両面刷り印刷(表裏の同一調子再現性、ファンアウト・ゼロ)を目指して、と言うテーマで、文祥堂印刷?の取締役・吉川昭二氏が司会進行を勤め、以下の各氏が自らの水なし両面刷りの体験を語ってくれた。
  印刷会社        パネラー            ご使用機
1 文星閣          佐野副本部長       小森菊全6/6SP
2 久栄社          押山役員          ハイデルSM102-8P反転
3 三松堂          中尾顧問          三菱四六全タンデム8C
4 ソノベ           前沢本部長         ローランド反転8P
5 e?グラフィックス   矢島取締役         アキヤマJP(ニスユニットつき)
6 大村印刷        能美本部長         小森4/4SP
7 文祥堂印刷       吉川取締役         三菱菊半反転10C
ダブルデッカー機、反転両咥え機、片咥え両面機、しかも、外国機・国産機と水なしの使用範囲は実に多岐に及んでいる。
ダブルデッカー機は水あり時の上下の湿し水によるファンアウトの問題を、水なし化をはかることで見事に克服できる利点が披露された。逆に、片咥えの利点は先方紙、支給紙で消化できる融通性に富み、コストの厳しい今の時代に合う機械との見解が示された。しかも、版焼きは上下の版は同じ方向で焼けばよく、急な機械変更にも対応しやすいのだ。水なしダブルデッカー機ではは、表裏の差が目立たない上、色の一貫性も保ちやすいとしていた。
四六全判の両面機は唯一、タンデムであったが、何と言っても市場の通し単価は菊全から見ると競争に巻き込まれないため、割高でその採算性は高いものとの報告があった。よってこの会社では設置後1年で直ぐに2台目の機械を導入しているのだ。四六全判では水なしではファンアウトの問題はさらに軽減されるとしていた。
反転機を採用している会社は単に、両面刷りだけでなく、5色、6色、7色印刷を狙っているのである。稼動採算性としては両面刷りで稼動した方が率は高いが、現在の仕事の内容、将来への夢を託した部分も無視できない。
自動車会社を親会社に持つ会社の事例では、設備投資の償却は印刷界の通例とする10年償却などは許されないとしていた。3年が彼らの償却期間の常識で、印刷会社ではそれは無理であり、書類上では5年ぐらいとして計画していると言う。これが本来の製造業の姿かもしれない。
このパネルディスカッションの詳しい内容は追って整理して発表する。

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吉川昭二氏の司会のもとに7氏が水なし両面刷りの実情を披露、デスカッションを重ねる

2006年10月21日

第11回セミナー見学会 大村印刷に70名が集まり480線FM水なしを見る

第11回セミナー見学会は10月19日、全日本印刷フォーラムの協賛行事の一環として防府市の大村印刷で開催された。当初の40名枠を大幅に超える70名の参加者を得て盛会裏に開催された。実演の圧巻は、大村印刷の技術陣が編み出した、480線FM印刷を水なしで披露してくれた。21μドットを再現するには、砂目のない版で水を排除した方式で、印刷した方が網点再現はより優れたものとなってくれる。
桑原課長はある有名デザイナーのポスターの仕事に挑戦した。水なしAM175線でカラー印刷を行ったが、主版の紅の色がクライアントの納得を得るものに再現してくれなかった。そこで薄赤、薄藍をFMスクリーンで重ね追い刷りをする。この手法を通し、水なし印刷の高い見当精度を証明できよう。また、AMにFMでの刷り込みを行う重ね追い刷りの手法を確立し、クライアントの高度な納得を得る高品位の実技を確立する。
この実演を通し、メリットとしては、1)重ね刷りによるモアレは全く出ない、2)印刷中の色ムラはなく、品質は安定している、3)印刷物に深み、遠近感が出る、などが確認できた。
しかし、デメリットとしては、2工程印刷になり、コスト高になることだ。
桑原課長は添付資料を基に、次のようにサジェスションを披露した。AMの網点の概念だと、印刷されたインキは紙の繊維の谷間に集まり、濁りを発生させる。ところが、FMの網点だと小さいがゆえに、転移量も少なく、ムラとして認識されない。つまり、粗面紙に印刷しても発色の良さが保てるのだ。したがって、300線FMより、480線相当FMを恐れずに使用するほうが良い。実際に試験した結果、300線の方が印刷は難しかった。ブラン残りはするし、色のにごりは出る、ドットゲインの量の調整が困難であった。
ドットゲインの調整はシンプルな形のほうがこなしやすいことが分かった。
世間で言われている常識は疑ってみる必要もあるのだ。
資料・水なしFM印刷は粗面紙を克服する

日本WPA・依田会長の挨拶
日本WPA・依田会長の挨拶

「水なしでのFM重ね追い刷りにの実演と刷り本掲示
水なしでのFM重ね追い刷りにの実演と刷り本掲示

桑原課長による「水なしでのFM重ね追い刷り」の実演説明に聞き入る参加者
桑原課長による「水なしでのFM重ね追い刷り」の実演説明に聞き入る参加者

大村印刷でのリスロンSP機、水あり時と水なし時のVOC発生量を計測

9月7日に一度計測したものの、Micro-FIDのendlog動作に入り、測定不能の事態とな利、作業の一部を中断した。今回、10月19日、セミナー見学会の合間をぬって再計測してみた。

●計測1)SP機、水あり時の放散量(9月7日) 計測単位は全てt-ppm
VOC放散量 2階ユニット部    1胴目40.0 2胴目35.0 3胴目50.7 4胴目40.4
         1階ユニット部    1胴目41.5 2胴目39.5 3胴目39.8 4胴目42.1
         給紙部    35.8
         排紙部    41.9
●計測2)SP機、水なし時の放散量(9月8日)  
VOC放散量 給紙部    5.8

●計測3)SP機、水ありから水なしへ切り替えのため機械を洗浄している状態での放散量(10月19日)
VOC放散量 2階ユニット部    1胴目 33.0 2胴目 40.0 3胴目 54.0 4胴目 36.0
         1階ユニット部   1胴目 33.0  2胴目 33.0 3胴目 34.5 4胴目 33.0         給紙部    32.0 室内中央部 27.8
         排紙部    25.0
●計測4)SP機、水なしへ切り替えて印刷時の放散量(10月19日)
VOC放散量 2階ユニット部    1胴目35.0 2胴目33.0 3胴目 350 4胴目52.0
         1階ユニット部   1胴目14.0 2胴目14.2 3胴目14.3 4胴目 14.0
         給紙部     7.0 室内中央部 ---
         排紙部    ---
●計測5)リスロン菊全4色・2/2反転機 水ありで使用(10月19日)
        1胴目38.0 2胴目25.0 3胴目43.0 4胴目 65.0
        給紙部    28.0
        排紙部    26.0

計測3は本来水ありの状態でVOC量の計測したかったが、切り替えのための洗浄作業に入ってしまい、純粋な水あり運転の状態は計測できなかった。しかし、計測5、隣の機械のリスロン機でのVOC放散量はやはり、高い値を示していた。
計測4では水なし時のVOC放散量がやっとはかれた。1階ユニットは低い値を示してくれたが、2階ユニットは切り替えのための洗浄後直ぐに水なし運転をしたため、VOC成分が天井に漂った感じになっていたと思われる。
しかし、1階ベースで見ると明らかに水ありと水なしではVOC放散量が、33.0と14.0と違っていた。

2006年10月19日

WATERLESS CURRENT2006年10月号を会員に送信

水なし300線印刷を売りにした、ネットでの下請け印刷商売を米国の水なし専業者がこの度始め、6ヶ月で事業に乗せてきているとのニュースが記載されている。
その名もLowCostPrinting.Comとずばり、飛びつきやすい、分かりやすい名にし、水なしの特徴を出して300線印刷としている。このニュービジネスを始めて僅か数ヶ月、既に商売に乗っていると言うから、これはすごい。アーサー編集長は興奮気味に記事を執筆してくれている。このネットビジネスの主体は、Spectrum Lithograph社でCariforniaのFremontにあるが、遠くはMinnesota、New YorkそれにFloridaから仕事を頂いている、と言う。その新規顧客にはSafeway(スーパーマーケット)、Logitech(コンピューター周辺部品)、Lexar(電子保存メディア)、それにAdobeなどの名の通ったところが列挙されている。Jelly Belliesなるキャンディのメーカー向けに、最近、ある仕事をこなしたが、顧客からそのでき映えの素晴らしさの激励電話まで頂いて社長・Dino Pereiraは悦に入っている。これをこなしている秘密兵器がなんと、KBA社のGenius UV水なし5色機と言うから驚かされる。米国にはすごい水なしの仲間がいるのだ。

2006年10月16日

環境をビジネスの売りにする、Peasy28号で紹介

わが協賛会員の東レ株式会社はハウスオーガン・Peasyを季刊発行しているが、第28号では特集「VOC削減の証明」を掲載している。中身の濃い、未来志向の記事内容で、印刷人で環境指向をされる向きには必見の保存版冊子となろう。
国がなぜ、VOCの排出規制、ベストミックス政策を掲げているのか、東京都の狙うVOC対策アドバイザー制度とは、さらに、GPマークまでに及び、記述されている。文化の一翼を担う、印刷人は今まで経済性、生産性にのみ目を向けがちで、そのために使用する印刷材料、プロセスには環境配慮に欠ける嫌いがあった。顧客、消費者を意識した印刷プロセスに転換してゆくことが、自社の地盤を強化してゆくことにつながる。いや、自らが地域で、得意の分野で環境意識を高めてゆく役者となるべきであろう。自らを律し、EMSに取り組み、地域・顧客にこの啓蒙をはかることが、商売につながってゆく。久栄社の事例は大変刺激的な事例ではあるまいか。環境を売りにして、ビジネスにつなげる、こんな切り口で28号は綴られている。ぜひ、お読みいただきたい。

2006年10月13日

品川区の「グリーン購入共通手順書」 において「水なし印刷」を推奨。

品川区では、区内の企業向けに、”ISO14001ミニガイド”(添付ワードファイル)を配布しており、このガイドの事業者の取り組み 「グリーン購入共通手順書」 の項目に、

 ・印刷物作成時には、「低VOCインク使用」、「FSC認証紙使用」、
  「水なし印刷」を可能な限り使用・採用する。

との記載を頂いている。

こちらのH.P.リンクから5ページ下段をご覧いただきたい。ワードファイル

品川区は多くの企業が集まり、古くから環境への取り組みにも熱心で、ISOの取得から始まり、特に企業と行政の環境面での関わり方に非常に注力をされている。


今回、東京都・品川区環境課の方にインタビューすることができ、東レから発行される ハウスオーガン、”P'easy28号”の特集に掲載される。

*”P'easy28号”をご希望の方は、こちらから御連絡いただきたい。

2006年10月11日

会員企業が意欲的に一般新聞に水なしを訴求広告

会員企業の株式会社高速オフセット毎日新聞 9月15日(金) 朝刊の20ページに「水は使わない。水なし印刷で、環境対応印刷を。」と言うキャッチフレーズをつけ、「水なし印刷って?」と言うサブフレーズで水あり印刷と水なし印刷の違いの原理を説いた解説広告を全6段で掲載された。
環境報告書、会社案内、企業封筒、自治体広報誌には水なし仕様がぴったりと訴求している。大変意欲的な広告で水なしの知名度向上に花を添えていただいたことを感謝する。

(株)高速オフセットの毎日新聞に掲載された全6段広告・PDF


精英堂印刷株式会社は2006年度の全日本シール・ラベルコンテストで「経済産業大臣賞」をものの見事に受賞されたが、この広報を兼ね「水と空気を汚さない、水なしパッケージ印刷」とのキャッチフレーズを前面に出し、水なしオフセット間欠輪転機ですばらしい作品類を上げていることを10月5日(木)の日経産業新聞、10月6日(金)の日経流通新聞で訴求している。

受賞にあわせたタイムリーな訴求で、水なし印刷を全面に出し、優れた網点再現で受賞にこぎつけた一端をも披露されている。精英堂印刷はその他、地元の一般紙にも同じ広告を出されている。このような広報活動により、環境問題、技術問題に前向きに取り組む姿勢が評価され、結構、ビジネスの引き合いを頂いてるのが実情である。
上の2社の水なし印刷への思い入れに深く感謝したい。

10月5日(木)の日経産業新聞全国版、10月6日(金)の日経流通新聞全国版に全5段で掲載された精英堂印刷株式会社の新聞広告・PDF

2006年10月 5日

ファミレスのランチョンシートにバタフライロゴ

大手ファミリーレストランのロイヤルホストは九州で1950年に創業したファミレスはしりの企業で、現在では北海道から鹿児島まで330店舗以上の店を持っている。ここのランチョンマット(シート)は季節に応じた時々のメニュー紹介をしてくれているが、半年前ごろよりシートの右上にバタフライロゴがあしらわれている。食品の生命は環境であり、同社は大変環境に配慮されている姿勢がうかがえる。

我が会員企業が同社に水なし印刷、大豆油インキを薦めてくれ、同社のご理解を得る結果となった。ランチョンマットはある意味、隠れたメディアであり、ロイヤルホスト様の環境への配慮に敬意を払いたい。

バタフライロゴがあしらわれたロイヤルホストのランチョンシートの一部分・PDF

2006年10月 2日

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