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ラベルエキスポヨーロッパ報告(3):欧州で独自進化する水なし印刷(2)セキュリティー印刷

2017年10月 5日

欧州市場で特筆すべき「水なし印刷市場」は、セキュリテイー印刷分野である。IDカード(身分証明書:日本のマイナンバーカードに類似)、パスポート、運転免許書、紙幣、切手、税スタンプ、公式バッジなど、セキュリテイーを要求される印刷は幅広い。印刷媒体、印刷技術、加工技術も用途、セキュリティーの要求度の応じて多岐にわたる。偽造防止に対抗する点には、より安全性の高い偽造防止技術の開発が常に要求される。
東レでは、この厳しい要求に応えるため、今までにはない超高精細版(IMPREMIA SD)を完成させている。
再現できる最小ドットは、10ミクロン以下であり、版上に画像が再現できれば、水なし印刷の特性上、確実に印刷媒体に印刷可能である。水あり印刷では、湿し水の調整如何では、印刷時に版からインキが転移されないことがしばしば発生する。超微細網点の再現性は、まさに水なし印刷ならではのメリットである。
labelid.jpgのサムネール画像のサムネール画像欧州の大多数の国で採用されている水なし印刷によるIDカード(身分証明書):見本

一方、印刷機メーカーもセキュリテ―印刷に対して対応している。一例として、ハイデルベルグ社が、7月8日に、ドイツのヴィースロッホで「the Security Day」と称して、120名の参加者を集めるイベントを開催した。SPEEDMASTER XL75の2機で、銀行券印刷やIDカード印刷などの実演をした。水なし印刷用には、版胴を冷却できる水なしユニットを備えている。超高精細を再現するために SuprasetterA75では、5080dpiの解像度に対応をしている。
更なる高精細印刷を目指して、スイスのLuscher社は、9600dpiの解像度を有するセッターを販売している。9600dpiの最小のピクセルサイズは、2.64ミクロンである。Luscher社の責任者の話では、10,800dpiにも対応可能とのことであった。
偽造防止技術は、悪意のある偽造者との追いかけっこで進歩している。オフセット印刷技術分野に限れば究極の領域に近づきつつあると言える。

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