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日本WPAの活動 - セミナー・見学会 -

中小印刷業者の目から見たdrupa2016(4)

2016年6月 6日

nanography print sample.jpgナノグラフィーでの展示た製品サンプル、斜め半分がオフセット印刷、残りがデジタル印刷でなされ再現性はデジタルの方が優れていることを示している。

 この4日間の会場での駆け歩きを通じて感じたことは、世の中のデジタル印刷需要は全印刷量のわずか、3%に過ぎないが、この会場での動きを見ると90%方がデジタルという感じに映る。その具体的な概要とは、
・デジタル印刷関連のサプライヤーがアナログ印刷関連のサプライヤーを上回る
 前回まで多数見られた小物材料・サービス(アナログ系)の出品者が激減
・B2、B1のデジタル印刷機がさらに新たに登場してきた
・そのインキも進化しプレコートなし、塗工紙にも使えるインキが登場
・5色、7色刷りで色域を広めパントンカラーで95%の再現ができるとする
・フォールディングカートン用・団ボール用のデジタル印刷機が登場
・デジタル印刷機のスピードはオフセット印刷機に近づいてきた
・表面上の印刷品質の差はデジタル印刷機とオフセット印刷機とではなくなりつつある
・印刷機のモニタリングとメンテサービスのためのクラウドベースのワークフローが登場
・形式と仕様の違う3D印刷機が多数登場
と言う具合である。
 主催者発表では最終的には、延べ26万人の入場者を見て、76%がドイツ以外の方々で、前回drupaの実績を下回ったとしている。ホテル日航の宿泊代のあの馬鹿高さは解消されていて、駐車スペースには空きがあり、感覚としてはも前回より少し静かな感じに映る。
 印刷製造業を目指す方々には、まさに、この姿が近未来の印刷界そのもので、デジタルサプライチェーンでつながったこの形をぜひ、目指すべきであろう。
では、中小印刷業者の我々はインキジェット・デジタル印刷に今真正面から取り組むべきであろうか。筆者は当面、我々はデジタルに取り組むにしてもこのインキジェット印刷機に飛びつくべきでなく、その完成度の見極めをしてからでも遅くない気がする。デジタルに取り組むには、機械完成度の高い、また、トナー代が下がりつつあるトナーデジタル印刷機を狙うべきであろう。デジタル機を本格的に活用するには1:1技法、バージョニング印刷物などこなせられるようにすべきであろう。
 その一方で手持ちのアナログ印刷機を高度化して使う手立てを打ち出すべきではないのか。

引き続きdrupa2016(5)レポートへ飛びます。

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