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中小印刷業者の目から見たdrupa2016(3)

2016年6月 5日

HP chourei.jpg
HPブースの朝礼風景

 このdrupaの注目の機種は、B1デジタル印刷機(あるいは、ハイブリッド印刷機)で、今まではデジタル枚葉印刷機はB2であったが、サイズアップされ産業用として登場してきた。先行していたLandaが開発に手間取っている間に、ごく短期間でハイデルベルグは富士フィルムと組んでPrimefire106を投入してきた。KBAはハイブリッド印刷機をゼロックスのヘッド技術と組んで発表している。参考出品であるがコニカミノルタもKM-Cを発表実演している。
 Landaは2012に発表した機種群構成を大きく変更し、枚葉機ではB1に絞ってしまっている。2012年時のプレゼンテーションで世界の印刷会社から400台の先行予約の予約金を徴収したことが話題ともなった。完璧を期すので2年後に製品化するとしていたものが、4年経っても製品化されず、疑問視の声が出る中で、今drupaでは倍のブースを構え、メタライジングの領域まで広げた機種まで発表し、本気度を訴求している。初日の発表でCimpress社とのS10Pの20台のオプションを得たこと、米国のQuad/Graphicsやスエーデンのパッケージ印刷の雄・Elandersとβテスト導入契約を結んだことを発表し、面目を保っている。この機械は他社製品とは違うスピード・独創性と将来性にこれらの会社が反応しているとのことだ。
 小森アメリカはTrade Printerの大手、4OverとImpremia NS40(ランダS10P)の導入契約を交わしたが、商談ベースでもランダ系は先を走っているように見える。
 ハイデルベルグのPrimefire106の開発の早さには、驚嘆の目を持って見られていて、馬車馬のようにこき使える機械との触れ込みで信頼性の高い機械であろうが、まずはパッケージング用途での限定品とのことである。KBAはゼロックスとでVariJETハイブリッド機(フォールディングカートン用途)を発表してくれている。
こんな中でHPはカドカワ株式会社とHPインディゴ50000デジタル印刷機、HP PageWide 輪転印刷機 T490M HDそれに伴うワークフロー、製本加工装置の契約を発表している。これは一種、既存のサプライチェーンの変革を意味するものだ。
 さらに、HPは写真ネット通販の雄・Schutterfrlyと25台のIndigo 12000の契約(25Mユーロ)を交わし、今秋に納入する。自動加工のできるホリゾンのSmart Stackerも同時に納入される。
Cimpressも20台のIndigo 12000を契約、やはり秋には納入される。これには既存の10000機を12000機にアップグレードする条件もついているようだ。
 HPはマスカスタマイゼーション(ギャンギングのネット通販業者)層に2日間で50台の機械を成約したと発表している。我々、中小印刷事業者には別世界に映る中で、デジタルのうねりが起きているのだ。

引き続きdrupa2016(4)レポートへ飛びます。

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