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日本WPAの活動 - 展示会 -

Print2013は大変革(4)

2013年9月12日

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51面つけの付け合せ印刷
09.11のあの忌まわしい日に、テキサス州ラボック市のコピー・クラフト社を訪問した。社長のDon Dennyは40歳を出た感じの方、同社を買収して20年になる。この街にあるテキサス工科大学の仕事を取り出してから成長路線を走り出した。素人集団であったがため、水なしにいち早く手を染め、今では2台の小森リスロンで常用14500回転を出している。セッターは大日本スクリーン、版は東レ版と日本の機材で成り立っている。
ここが何と15年前から、ネット通販に出て、今や年商25億円の印刷会社に成長してくれた。オースチンのキャピタル印刷を翼下に治め、テキサスでは有力な印刷会社となっている。Dennyは印刷営業マンから身を起こしただけあり、愛想はよいし、なかなか思慮深い方である。

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Don Denny(中央)と東レ版をサポートする北米の担当者たち
デジタル印刷機はHP7600と経年機の2台構成、これにまつわる必要な加工機は一式持っている。印刷・加工工場を見ると、伝票ラインはある、打ち抜き加工ラインもある、宛名印字ラインもある、ページものラインもある、まるで日本の地方工場にそっくりである。違うのは8mと天井の高い、フラットな工場になっていることだ。これはこの春先、居ぬきの工場を買って、改装したもので1000坪の広さのものである。多様な端物設備をしているのは、商材をそろえることによるネット通販商売の機会損失防止の観点からである。同社はネット通販といえども電話応対をするセールスレップ(営業部隊10名)がいる。よく聞くと彼らはフルコミッションで働いている。よって、彼らは欲に駆られて顧客に細かい気遣いをしてくれるという。
営業を重視するが故、商材をそろえ、しかも、特徴ある水なし印刷方式を前面に打ち出している。得意先は英領バージン諸島、アラスカ、ブラジルと州外がほとんどで、平均受注単価は500ドルである。
このように時代時代を反映した戦略作りがものの見事に花咲いているのだ。他社と如何に違う、体質を作り上げるが、Dennyはこの1点を考え抜き、実践していた。いくら世の中が変わろうとも、より強い体質を作った印刷会社は生き残れる。水なしはその中の大きな武器になる。Dennyはそんな姿を見せてくれた。

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