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米国ではPresstek 75 DI印刷機が浸透し出してきた

2013年5月 6日

Presstek 75DIはIpex 2010で技術展示として最初にお披露目された。その少し後のグラフエキスポ2010で米国では初めて展示された。それ以来、75DIはアフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、および北米に設置されている。すでに、具体的な使用先には パッケージ印刷、商業印刷、社内印刷、およびダイレクトメール分野の印刷などと幅広いものがある。
デジタル印刷機のクリックチャージのコスト高、さらに、印刷サイズの制約上から、印刷人は75DI機を次善の技術として見るようになってきた。B2寸延び、最大76x60cmの用紙が通り、500から5,000部あたりの印刷では、他のどのような版式、トナー、インクジェット、またはオフセットよりも有利に扱える。本機は、他のB2寸延び印刷機メーカーが持っている機能は持ち合わせてくれている。本機上での画像処理と自動処理は5分から10分の準備期間が必要となる。リッピングは水なし、300線、またはFM印刷が選択でき、非常に高品質を引き出してくれる。機上でのケミカルレス現像、最小の損紙、一貫した色品質が保てる特徴を持ち、その環境フットプリントは至って小さい。
Presstek-75DI.png

DIの小史
私達は1991年のシカゴのPRINT展で最初のDI印刷機がハイデルベルクによって展示されるのを見た。(東レが400線のすばらしいカラーを水なし版で印刷してくれたが、この時と同じ展示会であった。) 群衆はマシンを取り囲んで、印刷機上でデジタル版をリッピングする様に取りつかれてしまっていた。それはこの展示会での最も突出したテクノロジーの1つであった。その後、この機構では印刷人の求める小ロットものに同調してくれなかったが、それは成功とは言えなかった。
IPEX 1993の時に、PresstekはPEARLdryプレートを使って、新しいDIバージョンを発表した。DIの概念が息を吹いたのはdrupa 1995になってからであった。コンパクトなハイデルベルクQuickmaster DIは、最終的に、世界的に1,500台以上の販売成果を見せた、本当のヒットした印刷機となってくれた。
その水門が開かれた途端、DI印刷機は、drupa 2000年まで繁栄し続けてくれた。どの機械メーカーのブースにもDI機が居座り、ハイデルベルク、KBA、桜井、Adast、リョービ、アキヤマ、スクリーンという具合、さらに、Presstekテクノロジーを使ってゼロックスとコダックでもDIプレスを見せ混雑を極めた。Presstek DIテクノロジーを見せつけたラベル印刷機メーカーも現れた。
未来はDI時代と輝かしく見えた。それは、いくつかの特許をめぐる論争が露見されるまでであった。PresstekはDIの発明者であり、DIの商標のオーナーであるが、知的所有権の争いではクレオ、コダック、および富士フィルムを訴えた。ここでは、Presstekはほとんど勝訴となったが、単一のメーカーがDIの画像処理ヘッドと最も重要なDI版材を供給する仕組みを作りあげたように見えた。それはこれから何年か先は、DIのスターの時代到来のように見えてきた--印刷産業予言者のフランク・ロマーノさえこれを予測したが--一連の特許と法律をめぐる論争は始まり、それに機械メーカーが落胆してしまった。 同時に、CTPが到着し出し、印刷前準備がより速く行えるのを手助けした。 デジタルのトナープレスも加速度をまし、より信頼されてきた。

2006年に、ハイデルベルクは、QM DIの生産を中止した。Presstek は自身のDI印刷機をリョービとともに開発することになり、Presstekの状況が決まってきたが、他のメーカーは様子眺めであった。2010年時点では、Presstek、リョービ、およびスクリーンだけが新しい直接的な画像処理プレス(DI印刷機)を提供している。

PresstekはDIを再スタートさせる
QM-DIが市場から消えるとしたと同時に、Presstekは、リョービとの協力のもとで自分自身のマシンを作ることを発表した。52DI機が最初に登場してきた。B3のLandscapeサイズの印刷機で、部分ニス、またはニス・コーティングができる仕様にもなっている。次に、A3ポートレートサイズの34DIを出してくれた。 この両機ともUVオプションが利用可能である。
Presstek 52DIは、75DIの僚友機ともいえるもので、高度で自動化された4色デジタル水なしオフセット印刷機である。そのスクリーニング(網がけ)機能は300線とFMスクリーンもできる。仕事の切り替えは印刷機の上での直接描画処理によってわずか10分でできる。 しかも、極小の環境のフットプリントですむ。それは最厚0.5mmの紙まで、どのようなオフセット用紙でもこなせ、1時間あたり最高10,000枚の印刷能力を持つ。52DIはとても人気があり、City Color社ではすでに3台のマシンを導入されている。 (City Color社の記事は別途、ご紹介させていただく。)
Presstek社が、DIプレスの販売に打ち込むことによって逆境に打ち勝つことができ、大変、うれしく感じる。IWPA会員の半分はDI印刷機を所有していて、成功裏に使ってくれている。 水なしの印刷の世界で重要な役割を果たしてくれるPresstek社へ感謝したい。

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