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カーボンフットプリント総括シンポジウムで田畠会長が業界を代表して講演

2012年2月27日

(社)日本WPA会長 田畠久義(株式会社久栄社社長)は、2月23日、経済産業省主催のカーボンフットプリント(CFP)総括シンポジウムの事例報告者として、印刷産業を代表して、スピーカーを務めた。講演の詳細はこのpdfをご覧いただきたい。

(社)日本印刷産業連合会カーボンフットプリント協議会委員として、日印産連が過去3年、このCFP事業にどのように取り組み、PCRを作り上げたか、また、実際、日本WPAの会員企業を始め、意欲的な印刷会社がこの試行事業に取り組み、前進のためのどのような課題を見つけたかと、切々と訴えた。
後半は、(社)日本WPA(日本水なし印刷協会)会長として、我々の取り組んだ軌跡を報告してくれた。
CFPの促進を図るため、日本WPAでは、
?斬新な印刷専用CO2排出量計算ソフトPGGを作り上げ、印刷PCRに準拠させた内容にして運用したこと、
いわばこれは、印刷PCRの代用をしてくれるもので、手間、暇をあまりかけずに運用できる利点を持つ。
?目に見える形の環境貢献を目指し、排出量を表示しつつ、カーボンオフセットを使って、低炭素化運動を進めたこと
?当初はCERと使っていたが、経済産業省の主宰する国内クレジットをフルに使い出し、その総量は1500トン以上に達し、多重の(3点セット)環境貢献につなげたことを報告してくれた。

地に足の着いた報告内容で、そのあとの工学院大学の稲葉敦教授によるパネルディスカッションでは、感心を寄せた先生からの質問が田畠講師に飛んできた。
「とかく、産業界では足の引っ張りあいが起きがちだが、印刷業界は何ゆえ、多くの方が参画して取り組んでこられたのか?」
答え、「1万数千社の企業があるが、実際は意欲を持った企業が熱心に取り組んだ結果だ。」
「印刷界は互いの連携があって始めて成り立つ業界で、その意味では和やかに進める基盤があったとも言える。」
また、先生は、「PCRの作り方がポイントだったのかな。小さい範囲のPCRを作ってしまうとうまく機能しない。」「他社データーとの比較はどのような状況か?」との問いに、
答え、「印刷物では紙の占める原単位の割合が多く、また、ロット数で一部あたりの排出量は大きく違ってくる。 他社との比較としては、現実的ではないが、見積もり段階でやり方を変えて如何に低炭素印刷物を作るかを見出すのに、CFPを使っている。」とした。

最後に、稲葉先生はこのシンポジュウムの締めくくりとして、この3年間、国の事業として公平性の担保を主眼に進めてきた。これからは民間の事業となるが、その反省として、やりたい企業が、うまくやれるように制度を見直すべきではないか、ただし、絶対に消費者を欺くことをしてはならない、とコンプライアンスを促した。

我々は事例をこなした中で、印刷PCRの見直し、あるいは、水なし印刷PCR位を作り、PGGを噛ませた、不正が起きにくい仕組みの下で、少しの訓練を受けたものが運用できる手立てを造り上げたいと願っている。また、カーボンオフセットを使うことは、社会的意義があり、今後とも進めたい思いでいる。
はからずしも、稲葉教授の締めくくりの言葉は、我々を激励するものとなってくれた。

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