日本WPA : Japan Waterless Printing Association

ホーム 日本WPAについて 水なし印刷について バタフライロゴについて お問い合わせ
ホーム > 日本WPAについて > 日本WPAの活動 - 会報 -

日本WPAの活動 - 会報 -

WATERLESS CURRENT 2010年7月号を送信

2010年7月 4日

2010年7月号はインキジェットプリンターにつき、身構える時が来たと、アーサー編集長は警鐘を鳴らしてくれている。以下はその該当部である。

水なし印刷人はインクジェットプリンタを知るべき
新世代の枚葉並びに、輪転インクジェット印刷機は、小ロットもの(50部から800部まで領域)がこなせ、可変データ機能も持つため、未来のデジタル印刷機と言われている。 現在でも、デジタルの印刷出荷量は米国では15%を占め、その成長はいたって早い。2050年までには、デジタル・インクジェット方式が、最も主要な印刷の領域を占め、オフセット方式を支配してしまうと予測される。
この増加は凸版印刷とオフセット印刷の代価分である。インクジェット市場の成長は、その適用範囲が商業印刷から新聞印刷へ、軽印刷から包装印刷へと展開されてゆく状況によって推進されて行く。アメリカの印刷の55%は、包装、広告プロモーション、およびダイレクトメール分野から成り立つ。

ダイレクトメールの役割
インクジェット印刷機の大きなはずみは、アドビPDFの存在と可変のデータ印刷(PDF/VT--VDP印刷生産とのPDF仕事交換)の力であろう。現在、我々の印刷業者会員が軽く手を染めておくのが、この発達して行く有益な分野である。そうだ! このVDPサービスは一般の印刷出荷高を越えている。
現下は、印刷に関するものは何でもすべて売っていようが、現在、印刷以外のことでクライアントとともに協業を目指す時である。なぜって? クリエイティブ、データベース、およびメールサービス部門では、もっと金を生む機会が存在する。
ダイレクトメールの詳細については次の記事を見ていただきたい。
VDPダイレクトメールは既存のマーケティング・ミックスを補足し、反応が計測できるだけでなく、どのようなクライアントの予算にでも合わせられる柔軟性があり、VDPダイレクトメールは新しいビジネスの門戸を開いてくれる。

インクジェットのパイオニア
世界の最も大きな商業印刷会社RR Donnelleyは現在のデジタル・インクジェット市場の状況よりずっと進んでいる。南北アメリカ、ヨーロッパ、中国、およびインドの工場では、1,000台を超える稼働中のデジタル印刷機があると報告している。Donnelleyは数年前インクジェットテクノロジーの可能性を認めていた。その段階では、彼らが必要とした種類の機械が全然、存在しなかった。
RR Donnelleyは、自身でインクジェット印刷機を開発することに決めた。2008年までに、会社はProteusJetと呼ばれる最初の30インチの幅(76 cm)インクジェット印刷機を発表した。それは、1,200x600 dpiの解像度で、4色ものを1分あたり400フィートで印刷が可能な機器である。2色機として使うと、800フィート/記録のスピードで運転できる。
同社のモジュール式のバージョンはオフセット輪転機の上にも、フレキソ印刷機の上にもインクジェット画像処理ユニットとしてインライン操作ができる。これらはモノクロ1,200x400dpiの解像度で最高1,200フィート/分までのインラインスピードで運転できる。

あなたが、知る必要があるもの
B2枚葉機では富士フィルム、大日本スクリーン、およびアグファM(これは輪転)、大ロット用の輪転機ではHP、富士フィルム、大日本スクリーン、アグファMが現在出ている。トナーに基づいた機械が今日では支配中だが、大判インクジェットは急速に成長している。
ジェットプレス720は、1分あたり約180枚のシート(A4サイズ換算)または1時間に2,700枚のB2シートを印刷してくれる。また、4つの可変のドットサイズによって1,200dpi x1,200dpiの解像度を達成する。その印刷面積は、720mm(28.34インチ)x520mm(20.72インチ)である。同機は、印刷に先がけて、あらかじめ紙にプレコートをしてくれる。
インクジェット印刷では製版工程はなく、前準備も事実上、除去される。インキはいわゆる、CMYKであり、メーカーによっては他社のトナーまたは光沢コーティングユニットを乗せることができる。HPのインディゴラインは最高3色までの特色を処理することができる。
大きなB2サイズとか、高速カットオフのメーカーは、特に高解像度をかなり主張している。この持ち味がこれらのマシンを相対的に小ロットでコスト競争性をもたらしてくれる。
インクジェットプレスのドラマチックな成長にもかかわらず、この方式へのいくつかの否定的側面がある。 第一に、ほとんどのインクは溶剤ベースである。私達がこの記事を書いている途中、エコ溶媒インキ、UVインキ(この傾向へ向かう)、または水性のラテックスインキなどのより環境にやさしいインク選択肢が発表されている。富士フィルムジェットプレス720の水性インキは脱墨性に優れ、循環再生に寄与している。
インクジェット紙は、追加費用消耗品を使う上記のジェットプレス720を除いて通常のオフセットまたはつや出し紙より30〜40パーセント高いかもしれない。ほんのわずかのインクジェットプリンタは、私達が普通紙と呼ぶものを使っている。
いくつかのインクジェットシステムは非塗工紙でうまく刷れ、他は塗工紙でより適性をもつ。今日現在、これらの印刷機で利用可能な紙には、非常に制約されたものである。多様な紙で使えるようになって、インクジェットはより速く成長してくれよう。
デスクトッププリンタ用のインクジェットカートリッジが、ロレックス時計と同じくらい高価であり、新しいマシンのための消耗カートリッジも、相当、高価であろうとしている。 画像処理ヘッドがこのプロセスの鍵であり、それらのメンテナンスまたは入れ替えは考慮しておく必要がある。
ジェットプレス720のようなインクジェットプリンタは2,000枚以下の小ロットものには、費用効率が高いものとなろう。あなたの顧客が独自でマシンを購入することさえ可能でとなろう。
あなたが現在可変のデータ印刷に没頭しているとか、非常に小ロットものに適応させるニーズを持っているなら、これらのインクジェットを導入することは考えられる。 過去の例から見て、ほとんどの印刷会社は適応するであろう。オフセット印刷が凸版印刷の方法を引き継いだ時を覚えている? 古いトナーベースのプリンタよりカラフルで、より鋭いイメージによってマーケティングできるとされ、インクジェットプリンタが到来したのはわずか数年前のことである。
すべての印刷方式はある程度まで残存するであろう。消費者が最終的な裁判官になるであろう。いつも、品質への要求と水なしの印刷の独自性が存在するであろう。インキジェットの市場が成長するであろうし、市場での水なしの印刷のニッチは存在するし、決して水なしの印刷を「取り除かない」であろう。印刷会社こそが、どの選択肢を自分の顧客を提供するかを決める役者になるのではないか。

ページのトップに戻る