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日本WPAの活動ーカーボンオフセット

カーボンオフセットPGG研修会第4回講座

2010年4月10日

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会場風景
日本WPA第1期カーボンオフセットPGG研修会の第4回講座は4月9日(金) 午後2時から、新浦安の東レ第2本社・7階テレビ会議室と大阪本社・テレビ会議室を結び、2元地点での最終の勉強会(講座)を開催した。冒頭、田畠久義会長は、日印産連も印刷PCRの手でカーボンフットプリントのより充実した活用、さらに、カーボンオフセットへの取り組みを検討しているが、日本WPAはいち早く、CO2eオフセット量を表示しつつ、カーボンオフセットにつなげる営業ベースで使える、実利的手法を編み出し、業界では唯一、先行した営業活動に結び付けていると、参加者を鼓舞しつつ、一層の社会貢献を目指した環境推進にまい進しようと呼びかけた。
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開会の挨拶・田畠久義会長
本講座の締めくくりの講演として、PGGの開発者で、本事業の推進役である、清水宏和氏(清水印刷紙工?・社長)から、「印刷サービスLCCO2による環境負荷低減−PGGの運用における算定のポイントについて−」の基調講演があった。
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清水宏和が熱の入った締めくくりの基調講演をしてくれる
印刷サービスにおけるLCCO2の目的
●印刷サービスの環境負荷を“見せる化”
– 印刷サービス使用者・利用者の方々に、CO2という尺度により環境負荷を定量評価してわかりやすいように提示
●“環境配慮デザイン(DfE)”への転換
– CO2削減のための仕様設計(版型・ページ数・紙厚・紙種・色数・WEBへの切り替え…)を根本から見直し・変更
●“カーボンオフセット”の活用・カーボンフットプリントの可能性
– 極限まで資材・工程を見直してもゼロにできないCO2をカーボンオフセットにより埋め合わせ・将来のカーボンフットプリントへの対応
PGG研修会2010年度に向けた課題
●算定手法の統一化
– 工程の対象・対象外の判断
– 外注依存の場合の二次データ収集
– 対象外工程についての伝達
– 図柄面積がわからない場合のインキ使用量
– (湿し水使用倍率)
– 電力使用量の平均化(分母となる時間の捉え方)
●オフ輪・特殊加工機等の一次データ整備
– 該当設備所有の御会社にデータ開示を依頼
●LCA統合化指標の模索
– 次のステップとして考えておくべき事項

次いで、表面加工のLCAの算定について、株式会社太陽社成晃堂・社長・宮本武紀氏の講演をいただく。
ついで、製本加工のLCAの算定について、株式会社国宝社・社長・林庸光氏から講演をいただく。我々は製本分野に知見が薄く、ここでは活発な質問が出てきた。PURは環境上優れた糊ではあるが、仕事の終了時にタンクに残った分は破棄しなければならず、年間の廃棄量だけで相当の金額になるなどの話が出た。
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自社の実機に電流計測器を取り付けその内容、結果の報告を(株)文星閣の奥継雄社長がしてくれた。
株式会社文星閣の奥社長から、この度、日本WPAが始めた、消費電力測定事業に参画され、その計測データを披露していただく。タケモトデンキ様の電流計測機、クランプを我々は購入し、これを会員企業に無償貸与して一定期間、電流計測をしていただく事業を実施しているが、その第1適用先として取り組んでいただいた。
印刷時のCO2算出の実測値を収集するため、この電流計測機を実稼働機に取り付け、5分ごとの消費電力を測定した。その対象は主電動のみならず、付属機器、コンプレッサー、UV装置などを包含して実施した、この結果、稼働機械の電流の実測値把握できたが、仕事内容、オペレーターの技量で単位枚数あたりの消費電力は異なってくることが判明した。また、あるUV搭載機械では、主電動147KW、UV39KW、送風機・ポンプ類が30KWの定格電流であるが、実測値は主電動、UV、送風機類がほぼ類似の値を示してくれた。送風機が意外に実質電力を消費している実態が判明した。また、古い機械は電力を食わない仕組みになっていることも判明した。これらの判明した事実をもとに、改善作業に取り組み出されている。
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営業の成功事例を説明する(株)アイカの渡辺功取締役
次いで、会員の具体的は営業成功事例を紹介してくれた。株式会社アイカの取締役・渡辺功氏はデザイナーと組んである学校筋のクライアントにデザインを絡めたカーボンオフセットの新規性と、環境貢献訴求で競合排除して仕事を獲得した事例を発表してくれた。そのクライアントは大変喜んでくれ、担当デザイナーに他の仕事も流してくれるようになった、とした。
アインズ株式会社の山崎敏課長は同社が温室効果ガス排出権付き水なし印刷「グリーンアイ」と言う商品を作り上げ、この商品が京都議定書の日本国のCO2削減目標達成に貢献する点を訴求している。具体的なネーミングとトーキングを確立し、はや、この半年で50トンのカーボンオフセットを既に消化してくれている。
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カーボンオフセット事業の発展状況と傾向の説明を中尾事業部長が説明
最後に、中尾事業部長がカーボンオフセットビジネスの実績と取り組み意欲のあるクライアントの傾向をまとめて話しをした。さらに、演算サンプル課題を参加者に出し、この場でPGGを使って答えを出す実習を行った。
最後に晴れて、4回の講座を無事こなした方々に、奥副会長から一人一人にPGGを使いこなせる有資格者たる終了証を手渡した。大変、有意義な研修会となったが、明日からは市場に出て如何に実践するかである。
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奥副会長から4回の講習を受けてくれた受講者に、お墨付きのPGG有資格者の証としての修了証が手渡された。

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