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日本WPAの活動 - 会報 -

WATERLESS CURRENT2009年9月号

2009年9月 7日

今月号の巻頭記事は、(株)旺文社様のある催事のポスター・パンフレットをその催事の性格上、CO2の見える化を図り、作った印刷物のCO2排出量をカーボンオフセットされる、意欲的な環境配慮印刷物を世に出された。これを米国人、Arthurは米国でも見たことのない事例、世界初の見える化商業印刷物としてくれた。

新しい自動車販売店ショールームに入ってみる。すると、ショールームの全てのモデルが、走行した距離のマイル単位の二酸化炭素の量を評価するウィンドウ・ステッカーを張っているのに気づこう。自動車愛好家雑誌の何誌かでは、ロード・テストでの走行距離のマイル単位あたり発生したCO2のポンド数またはキログラム数を掲載している。
メーカー側と消費者側で、製品に対し、個人ごとに、家族ごとにCO2排出の削減に努めるにつれて、カーボンフットプリントの自覚は指数的に上がってきている。さて、日本全国および海外日本校の小・中・高校生を対象とした、内閣府・文部科学省・環境省後援、?旺文社様が主催の第53回全国学芸科学コンクールの作品募集の一環として温室効果ガスの主要部を占めるCO2排出量を見える化するチャレンジに取り組んでくれた。
前年度のコンクールでは日本からだけでなくタイとアメリカからも応募があり、73,820作品の応募があった。

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教育出版社・旺文社様(東京都新宿区・社長・赤尾文夫氏)はコンクールの応募告知にパンフレットとポスターを使っているが、グローバルな温室効果ガス主要部、CO2排出量の「見える化」に着目された。
コンクール主催者の旺文社様の協力により、この2つの印刷製品のCO2がどのように製造工程の中で発生するかを示してくれた。
印刷時のCO2排出量を計算する専用ソフトウェアPGGのお陰で、旺文社様は、5トンの温室効果ガスがポスターと応募要項のパンフレットの印刷生産で発生すると計算してくれた。 PGGで計算した、5トンCO2排出量は旺文社様のCOJのカーボンオフセット調達により、カーボンオフセットされた。
旺文社様がPGGを使って、COJのメンバーである清水印刷紙工様の手によりポスター・パンフレットをカーボンオフセットされたが、商業印刷物でこのような事例を作られたのは印刷界でも初めてのことであろう。旺文社様の環境姿勢はカーボンオフセットだけではなかった。水なし印刷を採用して、淡水の使用削減を図った。VOCフリーインクを使われた。PGG計算では、ポスターは1枚あたり82グラムのCO2負荷量、パンフレット1枚当たり36グラムの負荷量がかかったことを示している。
これらの一連の努力と動きからみて、日本水なし印刷協会(日本WPA)はカーボンオフセットの仕組みを作り上げているパイオニアと見なされる。日本水なし印刷協会(日本WPA)は、清水印刷紙工の清水宏和氏が開発されたCO2排出量計算モデルPGGの無償提供を受け、水なし印刷のライフサイクルアセスメント(LCA)算出と印刷物のカーボンオフセット化への努力を導いている。
PGGはGP推進事業のクリティカルレビューを通った、印刷物生産のすべての面(材料、印刷、加工、物流、破棄)をカバーしているExcel表計算テンプレート形式になっているが、最終的にはスタンドアロンのソフトウェアとして整えられていこう。
COJは、カーボンオフセットを個人と事業会社に売る非営利組織(一般社団法人)である。 国連によって承認された温室効果ガス排出削減プロジェクトから同社は保証された排出削減(CER)排出権の使用に基づいたオフセット枠を購入している。
京都議定書の下で合意されたように、個人または企業によって購入されたCER排出権は、産業活動で発生したCO2排出量からの削減に計上される。従って、日本が掲げる1990年の水準6パーセント減の、排出削減目標を達成する一助となる。
直接COJから手数料なしで日本WPAは会員にCERの1トン・5,000円で、CO2e排出権を仕入れて、販売している。
COJは日本WPAと包括契約をしているが、日本WPA会員とは契約関係にないので、日本WPA会員は、COJに会費を支払うこともない。しかし、CO2計算根拠は本来、第三者機関の認定のCO2計算がなされるものをこのPGG計算ソフトでの一元計算管理を会員が履行することを義務付けられている。
このPGG計算ロジックは現在、産業環境管理協会のクリティカルレビューを通った印刷業界の中で最も信頼性の高いCO2計算モデルと位置付けられている。
PGGはライフサイクルアセスメント(LCA)に則り、カーボンフットプリント、ライフサイクル考察、およびライフサイクル管理などの概念のもとにロジックが組み立っている。
ご存知のように、LCAはそのライフサイクルのすべてのステージにまたがる製品の環境影響の評価のためのツールである。
日本WPAは、北アメリカとヨーロッパでPGGを変換して使えるように、IWPAと協力しようとしている。しかし、これが実施される前に、IWPAは、カーボンオフセット目的のための基礎として使われるライフサイクルアセスメントを習得しなければならない。最後に、すべてのIWPA会員がPGGでの一元化のもと、近い将来、使われ始まるだろう。
先駆的な旺文社様、清水宏和様、日本WPA、このすべての情報をIWPAと共有することに寛大で、私達、IWPAの助けになり、とても感謝している。
LCA、カーボンオフセットで先導的な役割を、世界の印刷業界でも先駆けて行われたことに祝意を申し上げたい。(アーサー・ラフィーバー記)

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