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日精ピーアールが新世代の印刷商品(W2インキ+ハイビジョン・水なし印刷)を提唱

2008年1月27日

印刷界は古紙偽装表示のあおりを受け、とかく動きにひるみがちになる中で、日精ピーアル(東京都中央区・社長・中村直昭氏)は、前向きな姿勢で印刷新商品を打ち出している。一昨年、同社は足立区保木間の印刷工場をいぬきで買収をはかった。2階建ての新鋭5/5印刷機が設置されていたが、この機会を活用して、今の時代下で特色づけられる新製品・印刷物の開発を目指した。目標としたのが、環境対応、高精細印刷であり、商品を売り込もうとするクライアントは、やはり、ハイビジョン(高精細・高品質)にして、環境調和を図った印刷物を求めていることが分かってきた。2階建て印刷機は片咥えと言う長所があるものの、湿し水が上胴と下胴の両面から来るので、ファンアウトが起きやすい弱点を有していた。
中村社長はじめ、経営・営業幹部、工場幹部が議論を重ねた結果、思い切って、水なし印刷+スタッカートFMスクリーン+W2インキの構成の新製品を作り上げることにチャレンジした。水なし印刷に踏み切るにも、工場環境の整備、印刷機械の整備と言う問題が付きまとったし、スタッカートはそのFMの点切れの良さをいかに安定的に再現するかに、試行錯誤を繰り返した。結果、常用商品として安定的に出している、スタッカートFM・水なし商品は日本では初めてのものとなった。
工場環境整備にも、ある程度の改造予算をかけて実行し、さらに、細かい工夫をいろいろと凝らした。印刷室はパネルで仕切り、恒温恒湿を確保した。暖気が天井にこもりがちになるが、部屋の対流を起こすファンを設置した。機械の下銅にも、ミニファンをつけより恒温恒湿化をはかった。昨年12月から水なしに切り替えて印刷を敢行したが、大変、好結果を生みだしてくれた。以前の水ありだと、ハイアルファ紙の縦目を通すと、1mmほどのファンアウトが起きてしまい、やむなく、半栽の横目の紙を使って印刷したという。ところが水なし化を図った途端、全判・縦目でもファンアウトは起きなくなった。
水なしスタッカートは砂目がないため、20μ点が実にきれいに版上に形成してくれる。その刷り本は、光学的ドットゲインが起き、一段と艶が出る。見た目の発色もまさにハイビジョン効果が出てくれている。水なし・高精細・FMスクリーンのお陰で、デザインの自由度は高まってくれた。
この1ヶ月間、見本をもって新規売り込みを図ったが、クライアントは印刷プロセスでのグリーン化、VOC放散量を大幅に削減してくれ、しかも高精細ハイビジョンの印刷効果に異口同音にエールをいただくことができた。
今、同社はW2インキを使って、この新印刷商品を商品化すべく、取り組んでいる。確かに、材料費は高くつくものの、新商品にはVOC抑制の環境価値をつけていて、印刷バイヤーには受けている。
同社の印刷コモデティ化に立ち向かう意欲的な商品化と販促活動が目にとまり、近々、大手の新聞・雑誌社が取材に来られるようになったと言う。

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