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W2インキの放散速度量 2005年4月7日技術委員会発表内容

2005年4月30日

今まで所定の印刷テストサンプル「午後の紅茶 ポッポあやや」で冊子を作り、この印刷物の放散速度をJWPA技術委員会では調べていた。
印刷物という製品体だけではなく、インキ・洗浄液の素材単体から出るVOCを確認して判断することに今回は取り組んでみた。
<今回の分析方法>
 いままでは印刷物から出るVOC放散分析を行ってきたが、今回は印刷材料そのものを?小型チャンバー法によるVOC放散試験および、?GC-MSを用いたVOC関連の成分分析も行った。
?小型チャンバー法によるVOC放散試験
これはPETフィルムにインキを転写し、乾燥したサンプルを作成して、小型チャンバーでサンプル検体のVOC放散試験を行った。
検体にあるブランクとは基盤のPETフィルムそのものである。

5検体1日・3日・7日放散量明細pdf

5検体放散速度7日推移表pdf

?GM-MSを用いたVOC関連の成分分析
HS-GC-MSにより検体から揮散する成分について分析を行った。また、検体をアセトンに溶解させ抽出された成分についてGC-MSにより分析を行った。

GC-MS分析検出成分

今回の速報から読み取ると、以下のようなことが観察できる。
<W2インキについて>
 ・VOCが皆無ではないが、比較4サンプル内では群を抜いて低い。
  この表で見る限り、T-VOC値はW2インキでは208、水なしSOYでは620、水ありSOYでは979、水ありNON-VOCでは585と出ている。<5点放散試験表>
 ・含有VOC成分は数種類に限定されている。
 ・今回分析を実施した「W2インキ印刷物VOC放散分析」に検出されている脂肪族炭化水素・芳香族炭化水素・ハロゲン類・アルデヒド類は、インキ以外から放散、検出されていたと考えられる。
<W2用洗浄液>
 ・アセトン抽出分析を実施した結果、脂肪族炭化水素およびアルコールアミン・ハロゲン類が検出された。極微量ではあるが、有機溶剤が使用されている可能性はないか。このアルコールアミンはアルカリ性を示す成分につき、「インキ洗浄時の保護めがねの着用」をうたっているのかもしれない。 
 ・工業油由来の有機溶剤は極少量使用されているにすぎない。
<洗浄後廃液>
 ・洗浄液が検出された最たる成分は、W2インキおよび洗浄液に由来する成分であった。両者に由来する成分に該当しない検出成分は、印刷機に残存していた成分が洗浄時に抽出され、分析に検出されたものではないかと考えられる。 (発表・日本WPA-C委員)

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